僕が、首都高速に二度と乗らない理由・・・

あの一瞬、僕の目に映ったのは、高層ビルの頭の上の空だけでした。東関東道を茨城方面から走り、料金所を経て首都高速に入り、初めての首都高速９号線をナビに従い順調に銀座を経由して池袋方面に向う予定でした。直線の坂を上る途中に眼前に高層ビルが高く聳え立って見えました。坂の上でカーブする頃には、僕は、高層ビルの上を走っていたのです。目に映る景色は、青い空だけでした。子供達は、「ジェットコースターみたいだ！」と、はしゃいでいましたが、僕は、既に足が震えていました。体も竦み出しました。そうなんです、僕は、ジェットコースターに乗れないのです。物凄い恐怖感に襲われるのです。これが、僕が、二度と乗らない理由です。ジェットコースターなら、自分で運転していないので、まだ、いいのですが、
恐怖症持ちの自分が、自ら運転するジェットコースターなど、拷問以外の何物でもないのです。直ぐに、限界を感じ、顔を引き攣らせながらも、笑顔を作り、首都高速を降りました。「こっちの方が、早そうだな！」と、嘘を付いて。
これ以上は、無理と判断したので・・・。
カーレーサーが、事故の後に、スピードを出せなくなるように、僕は、あの時の一瞬をトラウマとしてしまうでしょう。
進路変更等は、ナビのお陰で問題無くクリアー出来ましたが、
これは、僕自身の性質ですので、仕方ない事です。
僕は、高所恐怖症なのか閉所恐怖症なのか両方持ちなのか分かりませんが、情けない男でした・・。

こんなんで、飛行機、大丈夫かな？沖縄、北海道、行けるのかな？最悪、トワイライトゾーンのおっさん状態だべっ。
普通の高速道路は、大丈夫なんだけど・・・。


江北駅徒歩５分桜肉専門・人会（ひとえ）馬スター