皆さんと一緒に考えましょう

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

独身男性が驚く「27歳が結婚ピーク」という現実

2020-12-09 16:26:23 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインから借用(コピー)です

筆者は人口動態データを扱っている関係から、国が公表している婚姻届の集計結果の分析も行っています。そんな筆者にとって非常に印象的な出来事がありました。結婚支援の講演会に来ていた、30代前半の独身息子と同居しているという女性が、講演の前後で表情を大きく変えていたのです。
初婚男性の結婚年齢を分析
「結婚するつもりだけど、今はいい人がいない」と語る息子について、心配していなかったという女性。夫から「いい加減、現実を見たほうがいい」と言われ参加したといいます。講演会の後、女性は悲しい顔をしていた一方、女性の夫は少しほっとした顔で会場から退出していました。
講演会の開催事務局によれば、同様の組み合わせが複数見られ、講演会後、興味本位で参加していたふうの母親とみられる女性はがっくり、難しい顔をしていた父親とみられる男性はにこやかに帰宅していったようです。
その講演会で私がお話ししたのは、婚姻届を基にした男女の結婚年齢の分析結果でした。がっくりした表情をしていたのは、息子を持つ女性が多かったようです。つまりは「息子を持つ家族(とくに母親)や、息子本人」には、とくに思いもよらない結果であった、ということになると思います。
そこで今回は、2018年の全婚姻届を集計した国の婚姻統計を用いて、初婚男性の結婚年齢の分析結果を、各年齢別に細かく「適齢期が見える形」でご紹介したいと思います。
「初婚男性の結婚」といっても、相手の女性が初婚女性の場合と再婚女性の場合の2パターンがあります。2018年は、夫が初婚である婚姻件数は37万1093件でした。そのうち妻も初婚である割合が91.6%、妻が再婚である割合は8.4%となっているため、初婚男性の結婚は「そのほとんどが初婚女性との結婚である」ということが言えます。
初婚男性の婚姻件数が最も多い年齢は、27歳の2万8789件です。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもので、この27歳を頂上に1年単位で急角度で婚姻件数が減少していく様子が明確に示されています。まさに男性の結婚のピーク(頂上)は27歳である、ということがいえます。
また、「結婚適齢期」を初婚男性の婚姻届が全体の5割以上に到達する年齢とするならば、全初婚男性の婚姻届を若い年齢順に積み上げカウントしてみると、28歳で46.1%、29歳で53.8%に達することがわかります。だいたい28.5歳あたりが「初婚男性の結婚適齢期」ということが統計的には示されています。
この初婚男性の「結婚のピークは27歳、結婚適齢期は28.5歳」という全件分析の結果に対して「それって、女性の話じゃないのか……」という驚きの声があがります。一般的に、これが女性の「結婚適齢期」の話となった途端に「そりゃそうだよね。驚かない」と、そちらのほうには納得する人が多いようです。
つまり、男性の結婚の一般イメージと統計的な真実の間には、ものすごく大きな乖離がある、それが日本における男性の「結婚適齢期観」(思い込みベース)なのです。29歳で初婚同士カップルの婚姻届の5割の件数に達しますが、わずか3歳上の32歳には7割、そのまた3歳上の35歳には8割に達します。
もし本気で初婚女性との結婚をイメージしているならば、35歳までに決着をつけないことには、成婚はかなり苦戦を強いられることになります。また39歳になると婚姻届の9割に達するため、40歳以降の成婚はまさに茨の道という状況がうかがえます。
実際、安価な公的の結婚支援センターでも、高額な結婚相談所でも、女性に比べて男性は大きく出遅れて結婚に向けた相手探しをスタートします。20代男性・30代男性の登録は女性に比べるとかなり少ない割合で、40代以上からどんどんとその割合を増し、男性余りを起こします。
現場からは「男性は結婚したくないというより、とにかくスタートが遅いんですが、出遅れたという認識が薄い」「20代男性が恋活ではなく婚活サービスに登録したら、『入れ食い』状態で若い女性から手があがり、すぐに決まります」との声がよく聞かれますが、グラフからは当然の状況といえます。このグラフを男性が知っているかいないかで、たった1年出遅れることへの意識が随分と違ってくると思います。
「どうして急がなきゃいけないんだ!」と叫ぶ前に
この結果に「俺は出産もしないんだし、なぜ女性みたいに焦らないといけないんだ」と、思いたくなる気持ちも想像できなくはありません。
しかし、結婚は自分ばかりが選ぶ立場ではなく、男女ともに選びあっての成婚となります。女性に産期があり、若いほうが妊娠もお産も楽である、ということが理解できているのであれば、少なくとも子どもを持ちたい女性ほど、結婚に向けた初動は迅速で、加えて、共働き世帯比率(非農林業)がすでに68%にのぼる(労働政策研究・研修機構 2019年調査/共働き世帯1245万世帯:専業主婦世帯575万世帯)時代においては、女性もしっかり働くのであれば、家事育児に腰が軽そうな、気力体力に満ちあふれた若い男性がより選ばれやすい、ということに気が付いてほしいと思います。
ちなみに、初婚男女の年齢差の平均は1.7歳となっています。そして、男女どちらが上でも3歳差以内までに7割の婚姻届が集中しています。「若い女性をパートナーに持ちたいなら、自分も若いことが発生確率からみた大前提」である様子が、統計的には明確に映し出されているといえます。


「400万円は要らない」眞子さまと小室さんの結婚を阻むA氏の爆弾発言

2020-12-09 13:28:12 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です
「結婚は既定路線」週刊誌も白旗を掲げたが…
「結婚と婚約は違いますから」
この秋篠宮発言が波紋を呼んでいる。
秋篠宮眞子さんが11月13日に出した「私、圭さんと結婚します」宣言の1週間後、秋篠宮の誕生日会見が行われた。
55歳の誕生日を前に記者会見をされる秋篠宮さま=2020年11月20日、東京・元赤坂の赤坂東邸
この内容が公にされるのは秋篠宮の誕生日の11月30日だが、そこで秋篠宮が「(2人が=筆者注)結婚することを認める」という重大発言をしたことは、翌週発売の週刊新潮(12/3日号)「未公開『お誕生日会見』で激震! 『秋篠宮さま』ついに完敗で『眞子の結婚を認めます』」、週刊文春(12/3日号)「父の悔恨『婚約内定前に止めるべきだった』眞子さま小室圭さんオリンピック駆け落ち婚計画」でそれぞれ報じられた。
両誌とも、小室圭の母親・佳代と元婚約者との間の金銭トラブルを解決できないうちは、秋篠宮夫妻は結婚を許さない、国民も許してはならないと考えていると報じてきた。
だが、眞子さんが堂々と結婚を宣言し、続いて秋篠宮が2人の結婚を認めるという発言をしたことで、結婚は既定路線になり、週刊新潮は白旗を掲げ、週刊文春は「結婚はパラリンピックが終わる9月5日以降」という日程まで小見出しに掲げた。
万事塞翁が馬、2人に祝福あれと私は思っていたのだが、冒頭の秋篠宮のひと言が憶測を呼び、眞子さんの結婚にやや暗雲が立ち込めてきているようである。
「多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」
秋篠宮の会見を詳しく見ていこう。これはNHKの「NEWS WEB」(11月30日 2時04分)に掲載された全文を参照した。
結婚を認める発言の後、こういっている。
「これは憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています」
それに続けて、今後の予定や見通しなどは、これから追って考えるとしている。記者から、秋篠宮が以前いっていた「多くの人が納得し喜んでくれる状況」になったかと聞かれ、
「私が多くの人に納得し喜んでもらえるというお話をしたわけですけれども、実のところ多くの人というのを具体的に表すことはなかなか難しいと思います。長女の結婚について反対する人もいますし、賛成する人もいますし、全く関心の無い人もいるでしょう。
どれをもって多くというふうに客観的に言うことができるかというとなかなかそれは難しいわけですけれども、あくまで私の主観になりますけれども、感じとしては決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています。で、そのことは娘も恐らく同じ気持ちを持っていると考えております」
対応していることを見える形にするのが必要

回りくどいいい方だが、金銭トラブルが未解決なことについて私は納得しているわけではなく、娘にもそのことはいってあるということだろう。だが、納得する人が多くなくても、娘が結婚するという意志を私は尊重するという意であろう。
その後、関連質問で記者から、結婚するには金銭トラブルを解決することが必要といったが、今はどう考えているのかと聞かれ、
「この間、娘ともいろいろと話す機会がありました。認めるというふうに申しましたのはそういうことの話合いも含めてのことです。また、多くの人が納得し喜んでくれる状況の前提として、今までもあった問題をクリア(するために)相応の対応をする必要があると申しました。
私自身、これは人の家のことですので詳しくは知りませんけれども、じゃ、対応を全くしていないかと言えばそんなことはないと思います。そうですね。ただ一つ言えるのはそれはいろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております」
「結婚は尊重する」。しかし…
以前は、娘・眞子さんとは話ができていないといっていたが、コロナ禍で家にいることが多くなり、話し合う機会は増えているようだ。
眞子さんが「お言葉」を発表する時も、当然ながら秋篠宮と母親・紀子さん、天皇皇后、上皇上皇后の了解をもらっている。その上で、
「実際に結婚するという段階になったら、もちろん、今までの経緯とかそういうことも含めてきちんと話すということは、私は大事なことだと思っています」
だが、冒頭の発言が出たのはその後である。
「私は、特に結婚と婚約は違いますから、結婚については本当にしっかりした確固たる意志があれば、それを尊重するべきだと私は思います。これはやはり両性の合意のみに基づくということがある以上、そうでないというふうには私はやはりできないです」
そういった直後に会見は打ち切られた。
穏やかではない本音が凝縮されている

これについて週刊新潮は、
「最後の部分は実に意味深でした。これまで納采の儀を迎えるために『それ相応の対応』という課題を小室さんに求めてこられた殿下からすれば、課題は依然クリアされていないというご認識。だからこそ、家同士の行事である納采の儀には進めないというお考えは、いまも強いのだと拝察いたします」(宮内庁関係者)
週刊文春は、ここに秋篠宮の本音が凝縮されていると見ている。
「敢えて秋篠宮さまが婚約に触れられたのは、『結婚は自由だが、皇族として、納采の儀は行えない』という“最後の抵抗”でしょう。秋篠宮さまは、小室さん側とは家と家とのお付き合いはできないと考えておられる。秋篠宮家として正式な婚約者とは認めない、どうしても結婚したいなら縁を切る、と“勘当”するようなお気持ちで、結婚容認を表明されたのです」(秋篠宮に近い人物)
穏やかではない。長い間耐え抜いてきた眞子さんが、決意の文書を書き、両親も承諾してくれたのに、父親が自分の会見で「ちゃぶ台返し」をするなんてことがあるのだろうか。
「結婚と婚約は違いますから」の真意とは
週刊文春によれば、眞子さんがお気持ちを発表した直後に、宮内庁には抗議の電話が殺到したという。
「結婚するなら、いますぐ皇籍離脱して、一時金も辞退すべきだ」
「皇室はもう終わりだ」
こうした心無い人間はごく一部だと思う。
私にも経験があるが、娘を他の男にとられる父親の心境は複雑なものである。ましてや、週刊誌やワイドショーで悪い噂を洪水のように流された相手となれば、秋篠宮が優柔不断になるのも分からないではない。
そうしたとき、世間の多くの父親は、娘とその結婚相手を呼びつけ、その人物がどういう人間なのか、娘を幸せにすることができる人物なのかを見極め、結婚するにあたっての相手の覚悟のほどを聞き出すはずである。
ましてや、秋篠宮は人間的にも非常に優れた方だと聞いている。週刊誌が書いているようなことを口にするはずがない。
最後の言葉は、「結婚は両性の合意のみに基づくのだから、2人が望んでいるこの結婚を、私は反対はしないし、できるわけはない」と読むのが正しいのではないのか。
両親も結婚内定まで3年以上かかった
秋篠宮も紀子さんとの結婚までに、いくつもの障害があった。
週刊ポスト(12/18日号)によれば、秋篠宮が紀子さんにプロポーズしたのは1986年6月、秋篠宮が20歳のときだったという。
しかし、婚約内定までに3年以上がかかった。89年1月に昭和天皇が崩御されたこともあったが、もっとも大きかったのは皇室で初めての“自由恋愛”だったことだったそうだ。
「紀子さまのお父様は学習院大学の教授で、川嶋家は校内にある3LDKの教職員住宅が住まいでした。当時、宮内庁関係者の間で“普通のお嬢さんで釣り合いが取れるのか”という声があったのも事実。まだ兄の浩宮さま(現・天皇)がご結婚されていなかったこともあり、懸念を示す声も多かった」(宮内庁担当記者)秋篠宮が、結婚できないのなら皇籍を離脱するという主旨の発言をしたという情報も飛び交った。
自由恋愛、周囲の反対で結婚まで3年以上かかった、皇籍離脱も辞さない。歴史は繰り返す。
今、長女が自分と同じ苦しみを味わっている。そう秋篠宮が考えていると推測することは、私だけの“妄想”ではないはずだ。
秋篠宮発言がとやかく憶測されている中、週刊現代(12/5日号)で、金銭トラブルを週刊誌に売り込んだ張本人である、小室圭の母親・佳代の元婚約者が爆弾発言をしたのである。
なぜこの時期にという大きな疑問がつくが、内容を紹介してみたい。
「返金を求めることは一切いたしません」
「もう私は小室佳代さんから、400万円は返してもらわなくていいのです。先方と交渉を続けるつもりもありませんし、今後、小室家に対して返金を求めることは一切いたしません」
そう語るのは、これまで1年半以上も沈黙を続けてきたAで、現代の独占取材に応じたのである。
元々Aと小室家との関係は15年近くに及ぶという。当時、Aも小室家も横浜市内の同じマンションに住んでいて、管理組合の会合でAと圭の父親・敏勝が出会ったことがきっかけで意気投合したが、まもなく敏勝は亡くなってしまう。
その後、マンションのエントランスで母親と圭に会った際、「今後もよろしくお願いしますと」いわれ、その後、圭のパソコン修理をしてあげたこともあり、徐々に距離が縮まっていったそうである。
「恋愛感情というより、圭くんの父親代わりになれれば、という思いからでした。敏勝さんがいかに圭くんを大切に思っていたかを聞いていましたから。婚約したといっても、同居もせず、マンションのお互いの部屋を行き来するのも数えるほど。佳代さんとの間に肉体関係もありませんでした」
夜中に電話がかかってくることも
だが佳代からの金銭援助の依頼が始まったのは婚約直後からだったそうだ。最初は、2010年11月に圭の国際基督教大学の入学金45万3000円を求められ、その後も、生活費など、さまざまな形で要求が続いたという。
「夜中に電話がかかってくることもあり、毎月のように金銭を求められた。圭くんの留学費用として、200万円を振り込んだこともあります」
積み重なったカネは約400万円にもなった。佳代側に返済を求めると、「あれは借りたのではなく贈与だ」と返答してきた。その後、週刊誌にAがタレ込んだ金銭トラブルが原因で、2人の婚約は延期になってしまう。
19年1月に小室圭が文章を発表し、この件は「解決済み」だとした。
「一方的に『解決済み』と文章を出されたことにはまったく納得ができず、小室家との交渉に臨むことにしたのです」
19年7月から交渉が始まったが、向こう側の代理人と会ったのは2回だけで、交渉はまったく前に進まなかったそうだ。Aには、経済的な理由から400万円への未練があったことも事実だという。
「ジャガーは私の虎の子の退職金で購入したものです。その車も、横浜市内のマンションも、ローンが支払えなくなり、とうの昔に売り払っています。いまは家賃8万円の木造アパートで一人暮らしをしています。最寄り駅から徒歩30分近くかかるため、71歳の私にとっては毎日の往復は応えます」
「なんて真っ直ぐな思いなんだろう」
今回、告白を決意したのは、11月13日に眞子さんの「お気持ち」文書を読んだことだったという。
「眞子さまの発表された文章を読み、私は率直に驚いたのです。婚約延期から2年以上が経っても、これだけストレートに圭くんと結婚をしたいという気持ちを持ち続けていらっしゃる。
結婚することは二人にとって『生きていくために必要』で、お互いが『幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在』だと仰られていた。なんて真っ直ぐな思いなんだろうと感じたのです。
かつて私にとって圭くんは息子のような存在でした。こんな関係になってしまいましたが、幸せになってほしいという気持ちが消えることはありません。それは圭くんの大切な人である眞子さまに対しても同じです。眞子さまの文章を読み、はっきりと『自分が二人の結婚の障害になってはならない』と思ったのです。それで、もう返金を求めないということを公表しようと決めたのです」
2人の心の葛藤に思いを致すことはなかったのか
Aの代理人というのは週刊現代が契約しているフリーランスのベテラン記者だ。その代理人が自分の所属している週刊誌を通じて、この微妙な時期になぜ?
世間はどう考えるだろう。金銭を貸したほうがいらないといっても、やはりそのままにしておくのはいかがなものかという声が、より大きくなるのではないか。
そうなれば、結婚は致し方ないといっている秋篠宮と母親・紀子さんが、再び態度を硬化させてしまうかもしれない。
何としてでもおカネは返しなさい、となるのではないか。それがAの狙いで、最後の賭けに出たと思うのは、私の僻目ひがめだろうか。
3年近くも理不尽な週刊誌や世間の目というバッシングに耐え、愛を育んできた若い2人の心の葛藤や、離れ離れになっていることへの不安に、この男性は思いを致すことはなかったのだろうか。
幸せな2人の前途に、金銭トラブルというスキャンダルを投げ入れ、長きにわたって「離別」の苦しさを味あわせたことを詫びる言葉は、ここにはない。
週刊新潮(12/10日号)で、文化功労者に選ばれたとき、眞子さんに会ったという脚本家の橋田壽賀子はこうコメントしていた。
「眞子さまはあの頃と変わらず凛として、毅然としていらっしゃるようにお見受けしますから、どんな困難も乗り越えられるでしょう。陰ながらお二人の幸せをお祈り申し上げます」
これが大人の対応である。
秋篠宮には、結婚を承諾した以上、2人が幸せになれるよう親としてできる限りのことをするという“覚悟”が求められていると思うのだが。(文中一部敬称略)

すぐに始めたい! 血管を強くする食事

2020-12-09 09:13:33 | 日記

下記の記事は日経グディからの借用(コピー)です  記事はテキストスタイルに変換していますから画像は出ません
 近年、血管の健康が注目されています。ご存じのように、人の生命力は血管によって維持されています。血液がスムーズに流れると、新陳代謝が促進されて体の健康、そして若さが維持されます。しかし、不適切な食生活や運動不足、さらにストレス過多な生活を続けると、血管が傷みやすくなり、血管は硬くなり、血液の質も悪化し、健康や若さは損なわれてしまいます。
 これから先の人生で、健康寿命をどれだけ延ばせるか、そして見た目の若さを維持できるかも、血管をいかに若く保てるかにかかっているわけです。そこで今回は日経Goodayのこれまでの記事から、血管の健康を保つために実践したい食事のポイントを紹介しましょう。
血管を強くするための食事法には3つの原則がある
食生活は血管の若さを保つための重要な要素です。血管は年齢ではなく、乱れた食生活でボロボロになっていきます。
 「血管は年齢ではなく、乱れた食生活でボロボロになっていくのです」と話すのは、ドイツのボッフム大学永代教授で、冠心会大崎病院東京ハートセンター顧問の南和友先生です。
 「血管を若返らせる食事」というと、タマネギ、納豆など“特定の食材”がフォーカスされることが多いと思います。もちろん、タマネギも納豆もいい効果があります。しかし、南先生は、はやりの食材を「部分的」に取り入れることは避けたほうがいいと話します。
 「血管や血液にいい食材というのは確かにあります。ただし、単体で取り入れて満足するのではなく、生活そのものを変えるために使ってください」(南先生)。例えば、納豆を取り入れても、高塩分のおかずを好んで食べ、炭水化物の重ね食べを続けていたら、血管を若返らせることはできません。つまり、基本となる食生活を変えずに、ただ流行の食材だけを取り入れるだけでは意味はないのです。
 では、基本となる食生活をどうすればいいのでしょうか――。血管を強くするための食事法には3つの原則があると南先生は話します。
 その3原則は極めてシンプルです。具体的には、(1)低塩分、(2)糖質を控えめに、(3)善玉のHDLコレステロールを増やす、の3つです。南先生は、この3原則を守り、血管を強くする食生活に切り替えると、約3週間後から徐々に効果が表れると話します。
 血液は、新たに作られては壊れるという、新陳代謝を繰り返して常に新鮮な状態をキープしています。「成分によっても異なりますが、おおむね血液は、約21日、3週間程度で徐々に入れ替わっていきます。まずは21日間、食事や運動に気をつけることで血液の質が徐々に変わっていき、少しずつ血管力が高まっていきます」(南先生)
 血管を強くする食事3原則とり過ぎの1つは「塩分」です。塩分が血圧に悪影響を及ぼすことは、周知の通り。塩分の過剰摂取は高血圧と密接に関連し、血管の老化を推し進めるファクターです。
日本人は塩分をとり過ぎている。
 「食事で塩分を控えることは非常に大切です。しかし、日本人は塩分をとり過ぎています」と南先生は強調する。日本人が1日に摂取する塩分量は、男性11.0g、女性9.2g(厚生労働省「平成27年国民健康・栄養調査結果の概要」より)。これに対し、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の目標量は、男性が1日8.0g未満、女性が1日7.0g未満です。南先生は、「(病院に来る)患者には1日6gまでと言っています」と話します。
糖質を抑え、善玉コレステロールを増やす食事を!
 次に取り組むべきなのが「糖質を控えめに」することだ。ごはんや麺類をしっかり食べる日本人は、炭水化物の過剰摂取に陥りやすい傾向があります。
 血液中の糖の濃度が高い「高血糖」の状態になると、血管が傷み、詰まりやすくなっていきます。そして、糖尿病の予備群になると、心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高まることもわかっています。さらに、糖尿病になると、腎臓や目の網膜など体の各所で合併症を引き起こすようになります。また、糖質の過剰摂取は中性脂肪も増やすことも知られています。
白米のごはん1膳(150g)に含まれる糖質は55g程度。50歳を過ぎたら、毎食ごはんをしっかりとるのではなく、減らしていこう。
 南先生は、「若いころと食事量が変わらないと糖質過多になってしまいます。50歳を過ぎたら、1日3食しっかり炭水化物を摂取するのは控えたほうがいいでしょう。まずは、ごはんやパンを半量にするなど、少しずつ減らしてみてください」と話します。
 このほか、血糖値の上昇スピードを穏やかにするには、「低GI食品」(GI:Glycemic Index)を選ぶ、野菜や肉・魚を、ごはんなどの炭水化物の前に食べるなど「食べる順番」を変えることも心がけるといいでしょう。
 3つ目が、「善玉であるHDLコレステロールを増やす」です。動脈硬化に深く関わる「コレステロール」には悪玉のLDLコレステロールと善玉のHDLコレステロールがあることが知られています。LDLコレステロールは肝臓で合成されたコレステロールを全身の組織に運ぶ「運搬役」、HDLコレステロールは余ったコレステロールを回収して、肝臓に運ぶ「回収役」です。
 LDLコレステロールが過剰になると、行き場をなくして動脈の壁に入り込んでプラークを作ったり、動脈硬化の原因となります。なので悪玉と呼ばれるわけです。しかし、悪玉のLDLコレステロールが増えても、善玉のHDLコレステロールが増えてきちんと回収作業をしてくれれば問題ありません。そこで、重要となるのが、運搬役のLDLコレステロールと回収役のHDLコレステロールのバランスを適正に保つことです。
 具体的には、LDLコレステロールをHDLコレステロールで割った「LH比」が2.0以上になると動脈硬化が疑われます。つまり、2.0を超えないことが健康の指標となるわけです。1.5以下なら、血管内はきれいで健康的な状態といえます。
 ではどんな食材を選ぶと、HDLコレステロールを増やせるのでしょうか。南先生は、「例えば、納豆、ねぎ、お茶、きのこ類、トマトなどを意図的にとるようにすると、HDLコレステロールを増やす効果を期待できます。『お・さ・か・な・す・き・や・ね(お魚好きやね)』を参考に、毎日取り入れるようにしましょう」とアドバイスします。
南先生が推奨する食材「お・さ・か・な・す・き・や・ね」
 「お・さ・か・な・す・き・や・ね」は、抗酸化作用が高く、血液サラサラにも効果がある食材を含んでいます。ねぎを野菜から独立させているのは、ねぎにアリシンという血液をサラサラにする成分が含まれているためです。
 この食事3原則のほかに、南先生が気をつけてほしいと話すのが、「たんぱく質を十分にとる食事を心がける」こと。たんぱく質は血管の材料になるためです。「たんぱく質は、血管内膜の結合を強くします。動脈壁そのものも強くするので、脳出血などを防ぐ効果が期待できます。特に動物性たんぱく質を意識してとりましょう」(南先生)。
血管の老化の原因の1つ「糖化」を抑える食事とは?

 近年、老化の元凶の1つとして、「糖化」が注目されています。糖化とは、体内の過剰な糖とたんぱく質が結びつき、たんぱく質が劣化する現象です。体内の血管、そして内臓、骨、関節などの機能も低下させ、さまざまな病気の原因になります。血管の若さを維持するためにも、糖化対策も怠らないようにしましょう。
糖化コントロールの3本柱
AGEsは、過剰な糖とたんぱく質が結びつき、複雑なプロセスを経て生成される糖化最終生成物のこと。
 糖化のプロフェッショナル・同志社大学 生命医科学部 糖化ストレス研究センター チェア・プロフェッサー教授の八木雅之先生は、糖化対策には大きく3つの柱があると話します。具体的には、「食後高血糖を抑える」「糖化反応を抑える」「できてしまった糖化最終生成物(AGEs)を分解する」の3つです
 このうち第1の対策「食後高血糖を抑える」は、前で紹介した「野菜や肉などを先に食べる(食べ順を変更)」、「糖質の摂取量を抑える」「低GI食品を取り入れる」といった対策が有効です。
お茶やハーブ、スパイスで「糖化」に歯止めをかける!
 対策2は、余分な糖が体内でたんぱく質と結びついて糖化反応を起こすプロセスをブロックしようというものです。八木さんは、私たちの身近にある食材にこれらの働きがあることが分かってきたと話します。
 八木先生は、「糖化反応の抑制作用(抗糖化作用)は、多くの植物素材で報告されています。しかも、茶、健康茶、ハーブティー、スパイス、各種野菜、ハーブ類、フルーツ、発酵食品など身近な食品にその作用がありますから、普段の食事メニューに取り入れることは難しくありません」と話します。
 具体的に、糖化反応の抑制作用が期待できる主な食材例を以下の図にまとめました。八木先生によると、主に植物に含まれる「ポリフェノール」に糖化抑制効果があるのだと話します。
 この図にあるように糖化を抑制する食材は多岐にわたりますが、八木先生はまず、緑茶、玄米茶、甜茶、ドクダミ茶などの「お茶・健康茶」を上手にとるところから始めるといいとアドバイスします。
 対策3は、“体内にできてしまったAGEs”の分解を促そうというものです。八木さんは、近年の研究から体内で生成されたAGEsを分解する作用を持つ複数の成分が見いだされていると話します。
 「たんぱく質中に生成したAGEsを分解する化学物質としては、PTB(Phenacyl Thiazolium Bromide)が報告されています。この物質と同様の作用は、ヨモギ、レンゲソウ、ザクロ果実、ゆず果皮、ハーブなどでも確認されています。ショウガ科の植物にもこの作用があります」(八木先生)。
 また、八木先生は、「私たちの体には、酸化されたたんぱく質を分解するOPHという酵素(酸化たんぱく質分解酵素)が備わっています。この酵素には『酸化』という名前がついていますが、弱いながらも体内で生成されたAGEsを分解、排出する機能が備わっているのです」と話します。
 「ハーブなどの植物中にOPHの活性を増強させる成分が存在します。例えば、ハイビスカス、フェネル、フェヌグリークなどのハーブにOPH活性の増強作用が確認されています。さらにこれらのハーブはAGEsを分解する作用も兼ね備えています」(八木先生)
細血管の老化を抑えるために実践したい食事とは?
 血管の健康というと、動脈などの太い血管に目が行きがちですが、忘れてはならないのが「毛細血管」です。
 毛細血管が減って血流が途絶え、体の各所で機能が損なわれると、糖尿病や認知症などのさまざまな病気を引き起こすことが近年の研究から明らかになってきました。毛細血管が衰え、体中の臓器に栄養や酸素がうまく届かなくなる状態は「ゴースト血管」と呼ばれ、最近はテレビなどでもよく取り上げられています。
 老年医学や抗加齢医学の視点からゴースト血管の影響を研究する、愛媛大学医学部附属病院抗加齢・予防医療センター長の伊賀瀬道也先生は、ゴースト血管は特殊な病気ではなく、誰もが経験する加齢現象の1つで、早ければ40代から始まると話します。60~70代では若い頃に比べて4割もの毛細血管が減ってしまうという驚きの報告もあります。
 では毛細血管の衰えをどう防げばいいのでしょうか。毛細血管の衰えを進める要因に、先ほど触れた「糖化」、そして「酸化」があります。糖化を抑えるには、前で紹介したように、糖質の過剰摂取を控え、食べる順番を変えるといった取り組みを実践しましょう。
 酸化を抑えるために、抗酸化作用のある食材を積極的に摂取するのがお勧めです。抗酸化作用が高い食材には、色のついたカラフルな野菜(緑黄色野菜)やポリフェノールを多く含む、コーヒーや緑茶、ワインなどがあります。
毛細血管の「モレ」を減らすスパイスがあった!
 さらに、伊賀瀬先生は、いつもの食事にプラスαで取り入れることのできるスパイスやお茶の中に、血管の内皮細胞にある「タイツー(Tie2)(*1)」受容体を活性化させ、ゴースト血管に効くものがあると話します。
ヒハツ(左)とシナモン(右)の商品例。
 「タイツーを活性化する効果が期待できるのが、ヒハツ、シナモン、ルイボスの3つです。これらはゴースト化した血管を復活させる作用があることが分かり、最近注目されています」(伊賀瀬先生)
 ヒハツという名前になじみの薄い人もいるかもしれませんが、沖縄料理が好きな人ならピンとくるでしょう。ヒバーチ、島コショウ、英語ではロングペッパーと呼ばれる、独特の香りが特徴のスパイスです。
ルイボスティーの商品例。
 ヒハツと同じ効果は、シナモンやルイボスでも得られます。シナモンはお菓子やコーヒーに風味をつけるスパイス、ルイボスはルイボスティーの名で知られる南アフリカ原産のお茶で、いずれもスーパーで手軽に入手できます。
 「効果には個人差がありますが、私が診た患者さんで、ルイボスティーやシナモンの効果が見られた人がいます。その人は、上腕にアザや傷がたくさんあり、皮膚の血流が悪い状態でした。ところが、ルイボスティーやシナモンを取り入れる生活を始めると、約3カ月で傷の治りが早くなり、アザもできにくくなりました。目で見て、明らかに皮膚の状態が改善したのです。毛細血管の血流が増えた効果だと思われます」(伊賀瀬先生)
 ただし、血管に効くからといって、摂取し過ぎには注意しましょう。例えば、シナモンにはクマリンという成分が含まれ、多量に摂取すると肝機能に障害を起こす恐れがあります。何事もやり過ぎは禁物、1日0.6g(小さじ半分程度)までにとどめておきましょう。また、妊娠中の女性はシナモン、ヒハツの摂取を避けるようにしてください。