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恐怖の実話!悪夢と化した「夢の田舎暮らし」

2021-10-16 15:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です。

場所によってはこんなにヤバい「人間関係」
田舎暮らしに憧れ移住したが…
いま、田舎暮らしに憧れる人が、退職後にIターン、Uターンするシニアだけでなく、都会の若者にも増えています。しかし、都会暮らしの長い人にとって、田舎暮らしはいいことだらけではありません。旧態依然のムラの掟、想像以上にかかるおカネ、病気やケガをしても病院がない……。
実際、「移住すれども定住せず」が現実です。都会の人は、田舎暮らしをあきらめたほうがいいのでしょうか? 最近、『誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書』を出版した移住歴20年のベテラン・イジュラーに、田舎暮らしの現実と、都会の人が田舎暮らしを満喫する方法を、実例をもとに語ってもらいました。
天国だと思っていた憬れの地が…
子どもが産まれたら、人も土地も開放的なところで育てたい──。
『誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)
東京生まれの東京育ちだった石沢友美さん(仮名)は、子どもを身籠もったと同時に、東京・吉祥寺から山梨県峡北地域のある集落に移住を決めた。3年前、32歳のことだった。
マンション育ちだった友美さん夫婦は、「空き家バンク」で見つけた築60年の古民家に移り住むことになった。友美さん自身が幼少期から憧れていた待望の「田舎暮らし」だった。
「自分が小学生の頃、八ヶ岳の林間学校に来たことがあったんです。その頃から、いつかは白樺を眺めながら鳥の声を聴いて暮してみたいって、ずっと思っていました。子どもができたときに主人に相談したら、やっぱり東京の真ん中、中央区で育った主人も大賛成してくれたんです」
古民家とはいえ、直前まで家人が住んでいたために、手入れは行き届き、生活に不便はまったくなかった。
「夏場になると、カメムシとかカマドウマとか、都会じゃほとんど見たことのない虫がとにかくどこから湧いてくるのか、いっぱい出てくるんです。だけど、それも高気密じゃない古民家ならではのよさと考えて我慢できました」
なによりも、眺望がすばらしかった。
背には標高2900メートルの赤岳を擁する八ヶ岳連峰が一望でき、右手に南アルプスの山並み、左手には富士山が見える場所だ。
日本のワンツースリーの眺望に囲まれ、移住人気ナンバーワンとも言われる場所であることが実感できた。
「子どもが産まれてからまもなくは、授乳に疲れてもその眺望を観れば、すぐに気分転換もできて最高だったんです」
夫は月に何度か新宿の本社に顔を出せばいい。新宿まではわずか150キロほど。中央線の特急でも、高速道路でも楽にアプローチできる距離だった。
「気持ち的には東京の郊外に住んでいるのとまるで変わらない距離で、日本で最高の眺望と開放的な空気が手に入るなんて。こんな天国みたいなところが日本にあったなんて、と思ったんです」
古民家の家賃も、吉祥寺の賃貸マンションに較べれば3分の1。それで、古民家とはいえ戸建てが借りられ、間取りの何倍も広い庭までついているのだ。
有料のゴミ袋を購入したのに…
だが住み始めてほどなく、最初の“事件”に直面する。ゴミが出せないのだ。
移住に当たっては役所の窓口にも何度か足を運び、生活の仕方などをいろいろと聞いたつもりだった。だが、ゴミが出せない、というのはまさかの展開だった。
「高さは人の背丈ほどもあって、幅はそれこそプレハブ小屋並みの長さの立派なゴミ集積所があるのは知っていたんです。市の有料のゴミ袋を買ってそこに出せばいいものと、頭から考えてしまっていて……」
移住して間もなく、ゴミ出しに出向いたとき、目の合った人から「あんた、名前は?」と訊かれ、丁重にあいさつを返した。
するとほどなく、自宅に地元集落の役員だという初老の男性が現れたのだ。
「あれ(ゴミ集積所)は組(集落)のもんだから、組に入っておらんもんはあそこには出せん」
友美さんはこう応じた。
「では、ちゃんと会費をお支払いして組に参加させていただけませんか」
だが、組長(町内会長)と相談してきたという男性が再び自宅を訪れ、こう告げた。
「悪いけんど、組長がうちの組にはよそから来たもんは入れんっちゅうとるから」
「じゃあ、ゴミを出せないの? そんなバカなことって……」
呆然とした友美さんが役所に駆け込むと、それまで移住の相談に乗っていた担当者もそっけなくこう繰り返すだけだった。
「ああ、あそこの組長さんはもう……何を言ってもダメですから……」
〈えっ、なに? じゃあ、うちはあそこに住んでいる限り、もう地元でゴミを出せないってこと?〉
聞けば、役所ではこうしたゴミ出しを拒否された移住者のために、役所の駐車場に特設のゴミ集積所を作っているという。
地域に住んでいる者が、有料のゴミ袋を購入しながら、ゴミ収集のサービスを受けられない。この状況に異議を唱えた友美さんに、役所の言い分はこうだった。
「集落のゴミ集積所は集落の私有地にある私有財産で、公共財ではないのでどうしようもできません。もし、移住の方が何世帯か集まって新たにゴミ集積所を作ってもらえれば、そこに回収には行きます。新たにゴミ集積所を作るに当たっては補助金も出しています」
「移住者こいこい、と謳う一方で地元でゴミひとつ出せない状況を変えられないのは役所の怠慢、不作為ではないのか。この時代に『あそこの組長は頑固だから……』で行政指導ひとつできない場所が、日本の移住人気ナンバーワンだなんてふざけたことを謳わないで欲しい」
友美さんはそう繰り返したが、担当者は「でも、あの組長はどうしようもない」と繰り返すばかりだったという。
後から知れば、その役所の担当者も、その頑固な組長を擁する集落の「若い衆」であったのだ。役所の人間である以前に、地元の若い衆であることが先に立つ。そうした土地では、まともな行政指導、行政サービスひとつ、地元の旧態依然とした因習の前には成立しないのだ。
そんな田舎特有の「暮しにくさ」や「ムラの因習」を、移住相談会や、役所の移住担当者らは、転入前には教えてくれなかった。地獄を見たのは、移住後、ということになる。
質問しただけでブラックリスト入り!
友美さんを愕然とさせる“第二の事件”が勃発したのは、昨年の春だった。
子どもは無事に新天地で2歳を迎え、地元保育園に通うようになっていた。都会の待機児童問題などどこ吹く風。地方の保育園は、希望者はほぼ「全入」。それもまた田舎暮らしならではの良さとも感じた矢先のことだった。
保護者会の役員を引き受けることになった友美さんにさっそく、仕事がまわってきた。春の親子遠足の運営である。バス4台に親子と先生が乗って、広い公園へ1日かけて遊びにいくのだ。そのバスの乗車割り当て表を眺めていた友美さんは、あれっと思う。
本来、1号車に乗るべき園児の親御さんがなぜか、4号車に集められている─―。保護者会の執行役員らが全員そろって1号車に集中している─―。
気づいたその晩、保護者会長に電話をしてその主旨を告げたが、それが保護者会長ら執行役員の逆鱗に触れたのだった。
友美さんの意見は汲まれることはなかったが、親子遠足が無事に終わってほどなく、友美さんに「物申す」などと称して、会長とその側用人らしき執行役員の保護者が友美さんに「呼び出し」をかけたのだった。
いずれも集落生まれの集落育ち。当然、旦那も地元集落の若い衆である。
彼らは呼び出す直前、友美さんの夫の職業をあちらこちらで訊ねて回っていた。地方では役所、農協、警察署が「三大産業」であり、さらに言えば「官軍」。その他は“賊軍”さながら。夫の職業が「官軍」であれば、その女房をとっちめることは、日頃の商売や生活にも差し障ってくるのだ。女房の格は亭主の商売で決まってくると言わんばかりである。
友美さんの夫はITエンジニア。横文字の商売であることを確認したうえで「この集落では差し障らねえな」とでも踏んだのだろう。周辺を巻き込んでの騒々しい“身辺調査”を終えた執行役員らは友美さんを呼び出した末、結果、次のような実態を暴露するに至った。
地元保護者会では代々、陰に陽に保護者の「ブラックリスト」なるものを引き継ぎ、そこでは「厄介者」と呼ばれる夫婦が申し送りされていたのだ。
その「厄介者」がどれほど厄介かと聞かされた友美さんは仰天した。
「厄介者とされている人たちは、決していわゆるモンスターペアレンツとかクレーマーとはまったく違う、ごくごく一般的で常識的な人たちなんです。保護者会なんかで、手をあげて質問したり発言したりすると、一律『厄介者』と認定していくんです。田舎の集落は極めて狭いですから、保育園の面々がそのまま、小学校、中学校、場合によっては高校までそのまんま行きます。ブラックリストだ、厄介者だなんていわれた家庭は、ずっとそうして敬して遠ざけられるんです。実態は村八分です」
陰口で済むならば、まだましかもしれない。
友美さんが、この親子遠足で気づいた、本来1号車に乗るべき親御さんらがなぜか4号車に集められていた件。それは皆、執行役員らがいうところの「厄介者」であったから驚かされた。
そんな露骨な差別を……。開いた口がふさがらなかった。
洗濯物の内容まで、生活のすべてを見られている
集落は夏祭りの準備に消防団の集まりと、夏場にかけて参加強制の作業が目白押しだ。仮に組や区などの町内会に入れたとて、仕事を理由に毎月の定例会などに参加できないと、1回の欠席当たり数千円の「罰金」を払わされる。
友美さんの友人で、やはり東京から集落に移住してきた30代の和子さんなどは、夏祭りでは地元婦人らの、まるでパシリである。やれ飲み物を買ってこい、あれ運べ、これ運べの傍らで、地元婦人らは手ぶらで悠々の光景を嫌というほど見てきた。
「まるで、時代遅れのスケバングループ? ですか」と、友美さんはそう爆笑する。
「でもね、あたしもあのまま集落にいたら、今はこうして笑い話なんかにはできないですよ。だって、地域の掟に背いたら、それこそ村八分でしょう。それがリアルな場所では反抗なんかできないですよ、こわくて」
もちろん、都会のPTAにもイジメはあるし、気の合わない保護者同士の嫌がらせだってさんざんある。でも、田舎、こと集落は都会と違って逃げ場がない。上下関係、優越意識にそれこそ死ぬまで従わされかねない。それが怖いから、若い世代にも強力な同調圧力をもたらすのだ。
友美さんに笑顔が戻ったのにはワケがある。
集落で数々の恐怖体験をした末に、友美さんはやはり移住者夫婦の紹介で、わずかな距離にある、移住者が多い別荘地域に転住したのだ。そこには大阪や東京から来て子育て、田舎暮らしを満喫する多くの移住者が集まって住んでいる。
ゴミ出しはもちろん大丈夫だし、なにより「もの申す」などと称して人気の少ない神社の境内や公園に呼び出されることもなく、「厄介者」などという時代錯誤の暗い表現などとも無縁の新天地だ。
「ほんとに転住してよかった」と、友美さんはいう。
「古民家にいるときは、今日は洗濯物が干してあったな、今日は少なかったなとか、縁側に干してある洗濯物の内容から量まで、集落の皆が皆、そんなのを全部見てて、見てても黙ってればいいのに、それをまた全部、会うたびに言葉に出すんですよ。車があれば、なんで晴れてるのに家にいる、車がなければ、どこに行ってたって。誰かの親が遊びにくれば、菓子折を持って行くふりして、どんな親か様子を見てこい、ですからね。都会暮らしを経験した人が、そんな習慣のなかで生きるのは大変なストレスだと思いますよ」
そんな実態を、役所の移住担当者はおろか、田舎暮らしの本や、テレビの移住番組なんかでは教えてくれない。
「よかったですよ、集落を出て。だって子どもが大きくなると、組に入ってない家の子どもはお祭りにも参加できないんですから。お祭りは組のものだから。ゴミと一緒ですよ」
不都合な真実は決して教えない、移住礼賛、田舎暮らし礼賛とは、いかに罪深いものだろうか。
集落移住にはもう懲り懲り
友美さんは今、ようやく集落の目を気にせず、別荘地のなかで東京や大阪からの、さらに地元出身でありながら、やはり集落暮らしは耐えられないと別荘地域へと転住してきた同世代の友人夫婦らと、週末は楽しく、心豊かな日々を過ごしている。
そこには、因習悪弊とは無縁の、心から望んだ田舎暮らしの開放的な空気が満ちているという。
友美さんの転住先では、夕方にはフクロウが鳴き始める。そんな声を聞きながら、バルコニーで野菜を調理しご主人と缶ビールを開ける。夜は隣家を気にすることなく月明かりに浮かぶ、南アルプスから富士山へと連なる稜線を眼下にハンモックに揺られる。明日への気力が漲る瞬間だという。
これこそが、都会で夢描いていた田舎暮らし、であろう。今はただ、田舎暮らしを考えたかつての瞬間に、もっと早く「不都合な真実」を教えてもらえていれば、と思うだけだ。田舎暮らしが一大ビジネスになってしまっている今、それは誰も教えてくれない。自分自身でもがいた末に理想の田舎暮らしを得た友美さんは今、こう考えている。
「もう少ししたら、近くにもう一軒買って、都会の両親を呼び寄せてもいいかな」
もちろん、集落移住にはもう懲り懲りだ。
清泉 亮 : 移住アドバイザー


「母さんの相続で調整するから」の悲劇とは? 相続トラブルをぶっちゃけます。

2021-10-16 13:30:00 | 日記

下記の記事はダイアモンドオンラインからの借用(コピー)です

コロナ禍では、お金を増やすより、守る意識のほうが大切です。
相続税は、1人につき1回しか発生しない税金ですが、その額は極めて大きく、無視できません。家族間のトラブルも年々増えており、相続争いの8割近くが遺産5000万円以下の「普通の家庭」で起きています。
本連載は、相続にまつわる法律や税金の基礎知識から、相続争いの裁判例や税務調査の勘所を学ぶものです。著者は、日本一の相続専門YouTuBer税理士の橘慶太氏。チャンネル登録者数は4.8万人を超え、「相続」カテゴリーでは、日本一を誇ります。また、税理士法人の代表でもあり、相続の相談実績は5000人を超えます。初の単著『ぶっちゃけ相続 日本一の相続専門YouTuBer税理士がお金のソン・トクをとことん教えます!』も出版し(12月2日刊行)、遺言書、相続税、不動産、税務調査、各種手続きという観点から、相続のリアルをあますところなく伝えています。
(イラスト:伊藤ハムスター)
「母さんの相続で調整するから」の悲劇
 父と母、A男、B美の4人家族がいました。
 父が亡くなり相続が発生し、遺産の分け方の話し合いで、A男は、母とB美に対して、「これから母さんの介護は僕がするから、父さんの遺産はすべて僕に相続させてくれ。その代わり、母さんが亡くなったとき、母さんの遺産はすべてB美が相続していいから」と言いました。
 これに対してB美も「母さんの介護をしてくれて、将来、母さんの遺産は私が相続できるなら、その形でいいわ」と納得し、「父の遺産はすべてA男が相続する」という内容の遺産分割協議書に署名しました。
 しかし、A男は母の介護をすると約束したにもかかわらず、ほとんど実家に帰ってくることはありませんでした。
 B美は「約束と違う!」と憤慨しながらも、母の介護を一生懸命に行います。そして時は経ち、母が亡くなり相続が発生します。葬儀にやってきたA男は、B美に対して衝撃の一言を放ちます。
「母さんの遺産は、法定相続分通り2分の1ずつ相続するからな」
 なんと、A男は父の相続の際に、「母の遺産はすべてB美が相続していいから、父の遺産はすべて自分が相続する」と約束したにもかかわらず、「そんな約束はしていない。証拠はあるのか?」と約束を反故にしてしまいました!
 かなり極端なケースですが、こうしたトラブルはとても多いです。
法律的にはどうなのか?
 法律上、一次相続(父)の際に交わされた約束は、二次相続(母)の際に効力をまったく発揮しません。極悪非道なA男の振る舞いですが、法律的にはA男の意見が通ってしまうのです。
 仮に、父の遺産が1億円、母の遺産が1億円、夫婦合計2億円の遺産があったとします。
「父の遺産(1億円)をすべてA男が相続したなら、母の遺産(1億円)はすべてB美が相続するのが平等」
 法律上は、このように考えません。相続は、あくまで亡くなった人、ひとりひとりの遺産額を基準として考えます。夫婦の遺産を合計した金額をベースにするわけではないのです。
 このような事態を避けるためにも、一次相続の際は「次の相続でちゃんと調整するから」という約束を安易に交わすのはやめましょう。きちんと履行される保証はなく、「そんな約束していない」と言われてしまえばそれまでです。
 ではどうするべきか。この形を実現させたいのであれば、一次相続の際に「①母の遺言書の作成と②A男の遺留分の放棄」までを約束させる必要があります。
 母が「私の財産はすべてB美に相続させる」という内容の遺言書を作成すれば、B美が母の遺産をすべて相続する権利を持つことになります。
A男には「遺留分」がある
 しかし、A男には最低限の金額は必ず相続できる権利、遺留分(4分の1)があるため、A男が「やっぱり遺留分は欲しい」と言えば、B美はA男にその金額を渡さなければいけません。
 ただ、この遺留分という権利は、A男が納得すれば、母の生前中に放棄させることができるのです。遺留分の放棄は、放棄をする人自らが家庭裁判所で手続きをし、家庭裁判所からの許可を受けて成立するので、A男自らが手続きすることが前提となります。
「一次相続で父の遺産をすべてA男が相続することの交換条件として、母の遺留分を今すぐ放棄すること」
 この約束を実際に守らせれば、A男は母の相続時には何も主張できなくなります。ただ遺留分の放棄は、日本全国でも年間に1000件程度しか行われておらず、ポピュラーな制度とは言えません。
 家庭裁判所の判断によっては許可されないケースもあるので、弁護士等の専門家を交えて進めたほうがいいかもしれません。
 ちなみに、遺留分放棄の手続きは、弁護士以外の専門家でも相談に乗ってくれます。いずれにしても、「次の相続でちゃんと調整しよう」という約束をきちんと守らせるためには、かなりの時間と労力が必要なのです。
相続争いの大半は「普通の家庭」で起きている
「相続争いは金持ちだけの話」ではありません。
 実は「普通の家庭」が一番危ないのです。
 2018年に起こった相続争いの調停・審判は1万5706件。そのうち、遺産額1000万円以下が33%、5000万円以下が43.3%。つまり、相続争いの8割近くが遺産5000万円以下の「普通の家庭」 で起きています。
 さらに、2000年から2020年にかけての20年間で、調停に発展した件数は1.5倍以上に増えており、今後もさらに増えていくことが予想されます。
 相続トラブルはなぜ起こるのか? なぜ、普通の家庭で相続争いが起こるのでしょうか?
「財産がたくさんある家庭」が揉めると思われがちですが、それは間違いです。

 揉めるのは 「バランスが取れるだけの金銭がない家庭」 です。
 例えば、同じ5000万円の財産でも、「不動産が2500万円、預金が2500万円」という家庭であれば、一方が不動産を、もう一方は預金を相続すれば問題ありません。
 しかし、「不動産が4500万円、預金が500万円」ならどうでしょうか? 不動産をどちらか一方が相続すれば、大きな不平等が生じます。こういった家庭に相続争いが起こりやすいのです。
 多くの方が「私たちの家庭事情は特殊だから」と考えがちです。しかし、相続にまつわるトラブルには明確なパターンが存在します。パターンが存在するということは、それを未然に防ぐ処方箋も存在します。
日本一の相続専門YouTuber税理士がお金のソン・トクをとことん教えます!
 はじめまして。円満相続税理士法人の橘慶太(たちばな・けいた)と申します。
 この度『ぶっちゃけ相続 日本一の相続専門YouTuber税理士がお金のソン・トクをとことん教えます!』を出版しました。


「眞子さま・小室さん」会見の質問事項を完全予測 ベテラン記者は「400万円トラブルについては聞けない」

2021-10-16 11:00:00 | 日記

下記の記事はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です。


 宮内庁は10月1日、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚を正式に発表した。
 ***
 小室さんは9月27日、約3年ぶりに帰国。新型コロナウイルス対策として、横浜市の実家で隔離生活をしているという。
 宮内庁は、入籍と会見を10月26日に行うと発表。結婚に反対する世論は依然として根強いが、いわゆる「ルビコン川を渡る」ことが決まったわけだ。担当記者が言う。
「実は眞子さまも小室さんも会見には消極的で、宮内庁側が必死に説き伏せたという裏事情があります。とにもかくにも、全国民が注目する会見になるでしょう」
「会見は、こう開くべき」というルールがあるはずもない。小室さんが自分で会場を確保し、マスコミを呼ぶことも可能だ。
「しかし、実現性は極めて低いでしょう。結局のところ、皇室や宮内庁の取材を担当する記者クラブ『宮内記者会』が仕切る会見になると思われます」(同・記者)
 皇室ジャーナリストの神田秀一氏は、1961年にNET(現・テレビ朝日)に入局。78年から長い間、宮内庁担当記者を務めた。クラブOBである神田氏は「宮内記者会は今も昔も最も閉鎖的な記者クラブと言っていいでしょう」と指摘する。
 何しろ常駐加盟は15社に過ぎない。全国紙と通信社、あとはNHKと民放キー局だけなのだ。
皇族会見の独自ルール
「近年は首相会見など、クラブ加盟社以外にも門戸が開かれるケースも目立っています。しかし、宮内記者会が仕切る会見に、加盟社以外のメディアやフリーランスの記者が参加することは皆無と言っていいでしょう。皇族が海外を訪問される予定があった際、海外メディアが特別に参加するぐらいだと記憶しています」(神田氏)
 一般的な会見の進め方には、ある種の慣例がある。まずはクラブ加盟社が持ち回りで担当する「幹事社」が、代表でいくつかの質問をする。それが終わると他社の記者が挙手をし、司会進行の担当者に指名されると、所属と名前を明かして質問を行う。
「出席が認められていれば、クラブに加盟していない海外メディア、雑誌の編集部、フリーランスの記者が指名されることもあります。『会見に時間の制限は設けず、質問がある限りいつまでも答えます』というケースもありますが、やはり稀でしょう。特に首相や芸能人の会見では、規定の時間が来ると打ち切られることが珍しくありません」(前出の記者)
 ところが皇族の記者会見となると、質疑応答が行われないことも日常的だ。神田氏が説明する。
「回答拒否」の数々
「加盟する15社が協議し、事前に宮内庁へ質問を提出します。初めから『全部で3問』などと、質問数に制限がある場合もあります。そういう時は15問くらいの質問を3問にまとめてしてしまいます。私たち記者でも『無理やり3問にしたから分かりにくい文章になったな』と苦笑するくらいでした。案の定、宮内庁から『もっと簡潔にしてください』と戻されてしまいました(笑)」
 クラブと宮内庁のやり取りで、いわゆる“NG”と認定された質問は少なくない。政治的な問題を質問すると、「象徴天皇制という観点から相応しくない」、意外な素顔を探ろうとすると、「プライバシーに抵触する」という具合だ。
「チェックが終わって質問が確定しても、担当記者は安堵できません。本番の会見で、お答えにならないことがあるからです。もちろん質問内容はご本人に伝わっているわけですから、『回答拒否』ということになります。決して珍しいことではありません」(同・神田氏)
 回答が得られなかった場合、政治家の会見なら記者が食い下がることもある。だが、相手が皇族の方々ともなると、そういうわけにもいかない。
宮内庁とのせめぎ合い
「宮内記者会が担当する会見は、事前に打ち合わせた質問項目に従って、テレビカメラの前で回答を述べられるというスタイルです。記者がお答えに疑問を感じても、『その点、詳しい説明をお願いします』とか、『先ほどのご回答に分からない点があるのですが』などと質問することはできない慣習です」(同・神田氏)
 眞子さまと小室さんが臨む今回の会見は、国民の関心が非常に高い。それこそ「マスコミに質問してほしいことが山のようにある」状態だろう。
 一方、宮内庁としては、単なる慶事の会見としたいはずだ。金銭トラブルを巡る質問が小室さんに集中し、一種の火ダルマ状態になる──こんな事態は絶対に避けたいに違いない。
「クラブ側も聞きたいし、宮内庁もOKだろうという質問があります。例えば、『結婚が決まった今のお気持ちを』とか、『改めてお互いのことをどう思っておられますか』、『日米で会えない日々は寂しかったですか』というものです。これらは会見で実際に質問される可能性があると思います」(同・神田氏)
 とはいえ、毒にも薬にもならない質問ばかりでは、記者クラブが国民の知る権利に応えているとは言いがたい。
納采の儀への疑問
 特に加盟社にとっては、自分たちに国民の怒りが向けられるのは避けたいだろう。
「眞子さまと小室さんのご結婚は、何もかもが異例です。世論調査では少なくとも国民の半分が反対しています。小室さんは母親の金銭トラブルなど、解決が求められる問題を抱えたままです。更に週刊誌を中心に、数々の“疑惑”が報じられています。本来なら説明責任を果たす必要があるはずでしょう」(同・神田氏)
 宮内記者会としても、少しでも真相を明らかにする会見にしたい。国民の疑問に応える質問をしたい──そう考え、今も宮内庁と協議しているはずだと神田氏は言う。
 攻めた内容でありながら、宮内庁も簡単には反対できない質問を、神田氏に考えてもらった。
「まずは『なぜ今、結婚されるのですか』という質問です。特に小室さんが渡米してからは、眞子さまとメールなどでどんなやり取りを続けてこられたか、全く明らかになっていません。結婚に関してどのように話し合われ、今年10月に結婚すると決断されたのか、その経緯をご説明いただくことは大変に重要だと思います」
 2つ目は、納采の儀を行わないという問題だ。皇族女性が民間に嫁ぐ際、儀式を行わないのは眞子さまが初めてのケースとなる。
小室文書への質問は?
「一般の方の結婚でも、結納を行うケースはあるでしょう。しかし、皇室の結婚でありながら、結納にあたる納采の儀を行わないというのは前代未聞です。どのようなお考えから納采の儀を行わないと決断され、秋篠宮さまや宮内庁とどのような話し合いをしてこられたのか、お話をお伺いする必要があると思います」(同・神田氏)
 一方で、宮内庁が拒否する可能性が高い質問もある。例えば、小室さんの母親である佳代さんが抱えている金銭トラブルを巡るものだ。
 2021年4月、小室さんはこの金銭トラブルの経緯や自身の考えなどを文書で明らかにした。あまりの長文が話題を集めたが、「解決金を支払う方向」と明記されたにもかかわらず未だに実現していないなど、疑問点も少なくない。
 また、文書として発表されただけで、記者が小室さんに質問する機会はなかった。会見が開かれることを好機とし、文書について改めて質問したいと記者が考えるのは当然だろう。
「金銭トラブルが依然として国民の関心事になっているのは紛れもない事実です。記者としては質問したいのは山々でしょうが、これまでの宮内庁の前例を考えると、『それは終わったことです』という方針になると思います。」(同・神田氏)
那須での“爆弾質問”
「小室さんが文書を発表した以上、もうその問題は解決したというのが宮内庁のスタンスになるのではないでしょうか」(同・神田氏)
 興味深いことに、宮内庁がそうした意向をストレートに伝えない可能性もあるという。「金銭トラブルは過去のものですから質問には応じません」と正面切っては答えないというわけだ。
「『その問題に触れると、大切な他の質問にお答えする時間がなくなってしまいます』と婉曲的に拒否されることはよくあります。皇族の皆さまが出席される会見は、基本的に何十分という単位です。1時間や2時間ということはありません。制限時間をオーバーしてしまうと言われると、記者クラブとしても反論しにくい。そうした心理を宮内庁もよく分かっているわけです」(同・神田氏)
 過去に遡れば、“蛮勇”を振るった記者がいなかったわけではない。ただ、それでも質問に答えてもらえたわけではなかった。
「昭和天皇(1901~1989)が那須の御用邸へ避暑に行かれた時のことです。リラックスした雰囲気で記者と質疑応答しようと、特別の機会が設けられました。陛下は生物学者としても大変な方です。最初は那須の自然など穏やかなものばかりでした」(同・神田氏)
宮内庁vs.記者クラブ
 ところが、ある記者が関連質問で“暴走”してしまった。
「夏ですから終戦の日に関連させて、第2次世界大戦について質問したのです。すると当時の入江相政侍従長(1905~1985)が怒って退出。昭和天皇も後を追われたということがありました。入江侍従長は幹事社に、厳重に抗議したと聞いています」(同・神田氏)
 そうは言っても、今回のケースは少し異なるという。神田氏は「宮内庁も、それほど強気の態度で記者からの質問を拒否するわけにはいかないかもしれません」とも指摘する。
「少なくとも国民の半分が反対しているという事実は軽くありません。皇室は国民と共に歩むことで、国民の支持を得てきました。眞子さまと小室さんには、国民に対する説明責任があるのは言うまでもありません。こうした世論を宮内記者会は突破口にしようと考えているのは間違いないでしょう。宮内庁も国民の声を考えれば無下にはできません。水面下での記者と宮内庁の交渉は、相当なものになるのではないでしょうか」
デイリー新潮取材班


大助・花子 歩くことすらままならなくても舞台に立ち続ける芸人根性に感服

2021-10-16 08:30:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です。

2019年6月から症候性多発性骨髄腫で休養をされている宮川花子さんと愛妻をかいがいしく看病されている宮川大助さん。

 最初は「腰が痛いねん、あかんわ年やな~」「蹴つまずいてコケましてん、ぶさいくでしょ」と笑いながらボヤかれていたのが、だんだんと楽屋で横になる時間が増え、それでも元気に話をされるので、それほどの難病に侵されてらっしゃったとは夢にも思っていませんでした。休養される直前のNGKの楽屋をお訪ねした時は舞台へもお弟子さんに支えられ苦渋の表情を浮かべながら袖まで歩き、舞台へ出ると別人のように元気な姿でしっかり笑いを取る。ところが客席から見えなくなると、倒れこむようにまたお弟子さんに支えられて楽屋へ戻って行かれました。ほどなくして休養が発表されましたが、病名は伏せられたままでした。

 YouTubeでも見られますが、休養から半年後、本社で車いすに乗った状態でご夫婦と医師同席の記者会見で初めて「症候性多発性骨髄腫」を公表。腰の痛みで足がしびれると思っていたものは腫瘍が神経を圧迫して麻痺していたことや、麻痺で痛みがわからず何カ所も骨折していたことなど、もう少し治療が遅れていたら命に関わっていたことなどを、時々笑いを取りながら説明をされています。会見の映像を見ながら、そんな状態でも「代演」で他の芸人さんに迷惑はかけられないと舞台に立ち続けておられた執念、芸人根性にあらためて感服し涙しました。以前、オール巨人さんがC型肝炎の治療中に、薬の副作用で倒れそうな状態でも舞台に上がり続けられていたことを思い出しました。

■トークショーに向けリハビリ中

 現在は懸命のリハビリを続けておられます。あの気丈な花子さんが「眠るのが怖い」、朝目覚めると「今日も生きていた」と感慨にふける。どんなにつらくても泣かない。泣くのはNGKのセンターマイクの前に立った時と決めてらっしゃる花子さん。NGKの舞台に立たれる時が一日も早く訪れることを願わずにはいられません。

 また、花子さんが回復されて元気になられることが「症候性多発性骨髄腫」で苦しんでおられる患者さんやご家族のみなさんに大きな夢と希望を与えると思います。くれぐれも無理のないよう、復帰される日を心待ちにしています。

本多正識漫才作家
1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。