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「部屋全体」を見通しての整理整頓が難しい
前回、発達障害の一種であるADHD(注意欠如・多動性障害)の患者宅がゴミ屋敷になりやすいと述べた。ADHDの患者は、一つのことに集中するのが難しいため、長時間におよぶ片付けや「部屋全体」を見通しての整理整頓が難しいのだ。
仮屋暢聡医師(まいんずたわーメンタルクリニック院長)が、13歳でADHDの男の子を例に挙げた。
「食後に服薬の必要があって、親御さんが『食べたら飲みなさい』と伝え、食事と一緒に目の前に薬を用意しても目に入らない。本人の関心があるところにしか視点がいかないんですね。息子さんにできることをさせてほしいと伝えているので、ご両親は本人の部屋に入らないのですが、そうなると当然自室は汚くなります。その子は大のゲームが好き。すると、ゲーム関係はきれいに揃えるのですが、それ以外の勉強道具などはごっちゃになっているんです」
男の子は有名進学校に通っているというから、一般的な知能レベルが低いわけではない。
一つのものにこだわると、10年でも20年でも使い続ける
私が片付けをした孤独死現場でも、家全体はゴミ屋敷なのに、一部分が異様なほどまでに整理されていたことがあった。居住者はすでに亡くなっているため、その人がADHDだったかどうかはわからないが、例えばこんな具合だ。
同じ商品の豆腐やヨーグルトの空カップがきれいに洗われ、種類別に何十個とそれが積み重ねられている。スーツを購入した際の空き箱に「ボタン」「ネクタイ」「端切れ」などのラベルが貼られ、その通りに分類され、押し入れに収まっている。しかもその空き箱に表示された“番号順”だ。
台所には豆腐パックがきれいに洗われて何十個と積み重ねてあった。
しょうゆ、油、ソースなどのパックはそのまま置かずに、牛乳パックの空き箱を半分に切って、それを下方の受け皿にする。牛乳パックのもう半分を、その上方にかぶせて、「しょうゆ」「油」などとラベルを貼る(思わず、「見ればしょうゆとわかる」と、つぶやいてしまった)。
「こだわりです」と、仮屋医師は言う。
【連載】「こんな家に住んでいると、人は死にます」はこちら
「一つのものにこだわったら、それを10年でも、20年でも食べるし、使い続けるというのはある。よくADHDの患者さんに説明するのは、自分がこういう障害だとわかったら、自分自身の特性を知りましょう、と。診察でいろいろなテストを行い、あなたの特性で良いところ、悪いところを話します」
ADHDでは20代でもアルコール依存症に陥りやすい
実はゴミ屋敷の現場では、しばしばお酒の空き瓶が落ちている。そのため、アルコール依存症とゴミ屋敷に関連があるのではないか、と私は感じていた。
取材した現場の一例。玄関までゴミが積み上げられていて、崩さなければ家の中に入れなかった。(撮影=笹井恵里子)
仮屋医師によると、アルコール依存症をはじめ、タバコやギャンブルなどの“依存症”のベースには発達障害が潜んでいることがあり、それに関連して本人の特性から「ゴミ部屋化しやすいのではないか」とのこと。
「ADHD(発達障害)の人はうまく頭が整理できない、物が片付けられないというのがある。アルコールが入るとそれが増幅される。またアルコール依存症は40~50代で陥りやすい精神疾患だが、ADHDの人は20代でも多く、さまざまな問題が長期化しやすい」
ADHDの治療には、過集中や衝動性を抑える薬物治療が有効だ。子供、大人の患者ともにアトモキセチン(商品名ストラテラ)、メチルフェニデート(商品名コンサータ)、グアンファシン(商品名インチュニブ)が使用される。
ADHD、うつ病、認知症、統合失調症などの「症状の一つ」
「本人の特性で悪いところを解決するために薬がある、と患者さんには説明します。服薬によって普通の思考ができるようになっていきますが、薬は自転車の“補助輪”のようなもの。病が治るというより、補助輪がなくても走れるようになれば薬はいりません。
ADHDは一つの例ですが、つまりゴミ屋敷は単純に物をためこむケースばかりでなく、むしろそれ以外のなんらかの問題を抱えている人のほうが多いのではないでしょうか」(仮屋医師)
ADHDの人の部屋の例。片付けられない様子がみてとれる。
本連載第3回で、一般に価値のない物でも捨てるのに著しい苦痛を感じる「ためこみ症」という病気を紹介した。ためこみ症は、これ自体が精神疾患の一つである。しかし他の精神疾患とも深く関連し、ADHDをはじめ、うつ病、認知症、統合失調症などの「症状の一つ」に“ためこみ行動”があるのだ。九州大学病院精神科の中尾智博教授に聞いた。
「認知症であれば認知機能そのものが落ちて、物を所有していることを忘れているため、単なる整理整頓とは違うアプローチが必要でしょう。統合失調症の人は、妄想や幻覚、例えば“処分すると大変なことになる”などという思い込みがためこみ行動につながっている可能性がある。そのため統合失調症の治療が優先されます。うつ病も、エネルギーや気力が低下したために物を捨てられなくなっている可能性が高いので、やはりうつ病の治療が必要です」
「ためこみ症」の3つの特徴
つまりは「なぜゴミ屋敷化しているのか」という客観的な判断、場合によっては医学的診断が必要になる。もちろん、物を集めるものの整理して保管し、生活障害を起こすことのない「収集家」は病気ではない。
九州大学病院精神科の中尾智博教授
「ためこみ症」の特徴は、①物を大量に集める、②整理整頓ができない(食べても置きっぱなし)、③物への執着が強くて捨てられない、という3つで、他の病気との大きな違いは「物を集めることで心が満たされること」(中尾教授)という。そのため、病気と自覚せず、自ら病院に行く可能性は非常に低い。
「ためこみ症の危険信号は、浴室やトイレ、家具など生活に必要な設備が物であふれ使えなくなること。“今の家に人を呼べるかどうか”も判断材料になるでしょう。
足の踏み場がないから恥ずかしくて呼べないという場合は、重症に差しかかっています。軽い症状だと、ソファやテーブルに服や紙類が山積みになって使えない状態が5~10年続く状態です。当たり前のことですが、あるべきところにあるべきものを置く。そのためのスペースを身近な人とつくっていけるといいですね」(中尾教授)
ヘルパーが入ることで部屋がきれいに保たれるケースも
その際、家族や身内との関係が良好であれば一緒に片付けを行ってもいいが、長年音信不通のような場合ではうまくいかないかもしれない。仮屋医師のもとに通うADHDで、ゴミ部屋化しやすい患者はヘルパーが入ることで部屋がきれいに保たれているという。
「潔癖症なのに家の中は散らかっているんですよね。特にコロナ禍になってから、診察に来る際も靴にビニールを巻き、手にもビニールをはめている。家では濡れティッシュやトイレットペーパーをたくさん使うので、それで部屋の中があふれてしまうようです」
「でも、ヘルパーさんがいるものといらない物を本人と一緒に選別し、『いらない物は捨てていきましょうね』とアドバイスして、部屋の通り道を確保するように導いてくれています。これが身内だと羞恥心が強くなり一緒に片付けることが難しい場合もあるでしょう」
「発達障害の人」は統計学的に離婚が多い
加えて、人とのコミュニケーションが下手な患者が少なくない。
「発達障害の人は統計学的に離婚が多いのです。一つのことが長続きしない。すぐ飽きてしまう。人間関係を永続的に結ぶことが困難で、刹那的な恋愛はできるけど長く続けられないので結婚しないケースもあります。結婚が続くケースは、配偶者が非常に忍耐強い人で、本人の長所を理解し、短所の部分を配偶者が補っていることが多い」(仮屋医師)
私が現場取材を続けてきた生前・遺品整理会社「あんしんネット」の事業部長で、孤独死現場の第一人者である石見良教さんも、「ゴミ屋敷の住人に陥らないためにやるべきこと」として「孤立しない」を第一に挙げる。
「人との付き合いを深める。友人・知人、家族や親族とのつながりを保っておくことです」
もしあなたが片付けが苦手なら、その短所、苦手な部分を補ってくれる人はいるだろうか。また反対に、もしゴミ部屋に住む人が身近にいるのなら、なぜ捨てられないのか、“本人なりの意味”を探り出してほしい。
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ここ最近、日本でも「生理の貧困」が取り上げられること増えてきた。生理の貧困とネットで検索してみると、2次検索で上位に表示されるのが<違和感><意味不明><嘘>という言葉だ。
「日本では生理の貧困などない」「どうせ海外だけ」という意見も多いが、生理の貧困には「親が生理用品を買ってくれない」や「パートナーが生理用品を使わせてくれない」といったネグレクトやDVの問題が潜んでいるケースもある。
北海道で雑貨屋を営みながら、生理用品無料配布プロジェクトに取り組み、生理用品マイスターという肩書きでTikTokやツイッターなどで生理と生理用品についての情報発信中の佐々木絵美さんに話を聞いた。
■貧困という言葉だけで片付けられない問題
「『生理用品を必要とする人みんなが当たり前に無料で使える社会に』をコンセプトに、2021年3月から、生理用品の寄付を集めて誰でも無料で持って行ってもらえる場所を広げる活動【生理用品無料配布プロジェクト】を続けています。過去に親に生理用品を購入してもらえず、『今、同じ境遇にある人に渡してください』と寄付してくださる方がたくさんいます。現在、小学校から大学、DVシェルターや自立援助ホーム、海外からの技能実習生にもお届けしていますが、『今まで誰にも言えなかった』『自治体に言えないけど貴方になら言える』という声が連日届きます。
裕福な家庭環境なのに『生理が汚らわしい』と罵られて困っている人もいました。単純に貧困という言葉だけで片付けられない問題が潜んでいます。また父子家庭等で自分のお小遣いで生理用品を購入しているものの、お金が全く足りないとか、足りないことを話すことが出来ないという状況の子供もいます。皆様が想像している貧困と実態が全く違うことをわかって欲しい。ようやく今、声が出せる雰囲気になりつつあります。しかし、自治体が何度か無料の生理用品を配布したからといって、この問題は終わりません。それくらい根深い問題だと思っています」
生理用品はポケットティッシュではない
佐々木さんは活動を続ける中で直面している問題があるという。
「生理用品を配布する中で、一番多い意見が『ひとりの人が20~30個持って帰っている』というもの。しかし、生理週間で必要なナプキンの数は人それぞれ違います。ポケットティッシュの様に『1個、2個で我慢しなさい』と見えない圧をかけている方々がいますが、根本的に数の問題ではないことを理解していただきたいと思います。ただ、中にはラッキーと本当に困ってない方が無料の生理用品を持ち帰っていることがあるのも事実なので、それを今後の課題としています」
生理の貧困問題に対し、「安い生理用品を使えばいい」という意見もよく目にする。しかし、先ほどの佐々木さんの指摘にもあったように、人によって生理時の経血量も期間も全く違う。筆者はとても量が多く、本当は安い羽根なしナプキンを買いたいが、羽つきじゃないと漏れてしまうという実情や、ついさきほどナプキンを変えたばかりなのに、すぐ変えなければならない時は軽く絶望的な気持ちになったことが何度もある。
中にはアレルギーでかぶれてしまうので、特定のブランドしか使えない人もいるのだ。
■生理をめぐる環境や状況は人それぞれ
たった1000円に満たない生理用品が買えないなんて嘘に決まっているという発想が出ることこそ、生理をめぐる環境や状況は人によって違うということに理解が乏しい証拠だと感じる。
「私も活動をするまで知らないことがたくさんあり、連日届いている当事者や支援者の声を聞いて、少しでも必要な方々にお届けしたいと思っています。どんな事情があろうと生理の来る人に生理用品が手に入らず、汚れたナプキンを替えられないとかティッシュやラップなど別のもので代用しなければならないなんて絶対におかしい。生理用品はトイレットペーパーのように誰もが必要な時に無料で使えるべきだと考えています。そして、生理に対して『恥ずかしい』『隠すべき』みたいなネガティブなイメージを持ち、普段から気軽に生理の話をすることができないことも根強い原因だと感じているので、そこをなくし、正しい生理用品の使い方等を発信していきたいです」(佐々木さん)
社会に表出している問題には、根深い原因が隠れている。単純に貧困の問題だけでない、生理の貧困。よりよい社会のための、相互理解を促す一端を担う問題といえるかもしれない。
(取材・文=SALLiA/ライター)
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「小室圭さんはもともと2週間の自主隔離期間を帝国ホテルで過ごす予定だったそうです。しかし帰国後は横浜市内にある実家マンションに戻り、3週間を母・佳代さんと過ごしました。3年ぶりの母子再会となりましたが、留学生活の積もる話を語りつくしたのではないでしょうか」(皇室担当記者)
遺族年金の不正受給、傷病手当の不正受給について、告発状が東京地検に提出されたことも話題となった小室佳代さん。告発状は具体的な証拠に基づく犯罪事実が記載されていないとして返戻されたが、彼女の動向も注目を集め続けている。
小室家問題を取材し続けてきた前出の皇室担当記者はこう語る。
「もともとアメリカ行きを切望していたのは佳代さんだったようです。けっして経済的には余裕があったわけではないのに、圭さんをインターナショナルスクールに進学させたことや、元婚約者男性にフランスでの挙式を提案していたことからも、その海外志向の強さが伝わってきます。
ただ佳代さん自身が語学に堪能という証言はなく、今後NYで生活するとなると、圭さんや眞子さまと“同居”ということになるかと思います」
佳代さんには海外移住だけではなく“自分の洋菓子店を持つ”という夢があるという。
「いま恩人社長とトラブルになっている老舗洋菓子店には10年以上勤務していました。またある知人には『ドイツに留学して料理やお菓子作りを勉強したい』と、語っていたそうです」(前出・皇室担当記者)
だがNYに長年生活している日本人ジャーナリストは次のように語る。
「私が日系の不動産関係者から聞いている話では、小室圭さんは眞子さまと生活する部屋をニューヨーク市のマンハッタンで探しているそうです。
間取りは日本でいうところの2DKで、2世帯同居は難しいと思われます。また同じ不動産関係者によれば“母親はニューヨークの郊外に住むことになるようだ”とも言っていました」
なんと佳代さんは愛息とその未来の妻に、同居を拒否されていたというのだ。小室親子を知る人物によれば、
「将来的にはともかく、小室さんも新婚早々から眞子さまに姑との同居を強いることはできなかったのでしょう。NY市内と近郊とはいえ、佳代さんにとっては米国生活のスタートは心細いものとなりそうです」
洋菓子店開店への道のりは甘くはないということか。
下記の記事は週間女性プライからの借用(コピー)です。
10月15日、神奈川県横浜市にある小室圭さんの自宅に、一風変わった小包が届いていた。
「中身は、サザンオールスターズが'85年9月にリリースした『鎌倉物語』が奏でられるオルゴールでした。これは『江ノ電オルゴール』という江ノ島電鉄の駅などで売られているお土産用のグッズのひとつで、インターネットでも購入することができます。ドーム型のフォルムの中に、鎌倉の街並みを模したジオラマがあるのが特徴です」(皇室担当記者)
記者会見は事前質問にご回答
「小室さんは『湘南江の島 海の王子』に選ばれた経験がありますし、母の佳代さんは神奈川県藤沢市の出身です。このタイミングで親子の“ゆかりの地”をイメージした品物をネットで購入したのは、秋篠宮ご夫妻へのお土産だったのかもしれません。秋篠宮ご夫妻が“サザン世代”ということも関係ありそうですよね」(同・前)
多大なご迷惑をかけた秋篠宮ご夫妻に、小室さんはどんな言葉を伝えたのだろうか。ご夫妻へ挨拶をした後、眞子さまと小室さんは“最後の大仕事”に臨まれる。
「眞子さまは、10月23日に30歳のバースデーを迎えられます。そして、3日後の26日、おふたりはついにご結婚。同日の午後には、都内のホテルで行われる記者会見に臨まれます」(皇室ジャーナリスト)
結婚に関する一連の儀式はいっさい行われず、皇籍離脱に伴う約1億4000万円の一時金も支給されないという異例の結婚。そのうえ、佳代さんが抱えている金銭トラブルも解決していない。
国民が尋ねたいことは山ほどあるだろう。
「おふたりは、事前に提出された5つの質問に回答されます。質問の内訳は、テレビ局や新聞社が所属する『宮内記者会』から3問、出版社が所属する『日本雑誌協会』から1問、外国報道機関が所属する『日本外国特派員協会』から1問です」(同・前)
物足りないように思えるが、ある宮内庁関係者は、こう否定する。
「ふだんの皇室関連の会見で、質問できるのは宮内記者会のみで、ほかの団体から質問を受け付けることは、基本的にはありません。
今回は、出版社が所属する日本雑誌協会からの質問もあるので、佳代さんの金銭トラブルのみでなく、過去に報じられた夫の遺族年金を不正に受給していた疑惑、勤務先での傷病手当金の不正請求疑惑、さらには小室さんの経歴詐称疑惑に関する質問もされることが考えられます」
「今のうちに眞子さまグッズを」
最後にして最難関の記者会見。それを乗り越えたおふたりは、どのような生活を手に入れるのだろうか。
「小室さんは、勤務先であるNYの法律事務所から“早く戻ってくるように”と急かされているため、会見から日をあけずにアメリカへ飛び立つそうです。
眞子さまは、都内の一般住宅やホテルなどに一定期間滞在され、渡米の準備をされます。ただ、パスポートやビザの取得に想定以上の時間がかかってしまう可能性もあり、年内の渡米は難しいのではないかという声も出ています」(同・前)
天皇・皇后両陛下と上皇ご夫妻へのご挨拶、皇居の宮中三殿に私的に参拝、婚姻届の提出、記者会見、渡米準備……。詳細が次々と明らかになると、結婚が目前であることを実感する人も多いのではないだろうか。
眞子さまが皇室を離れられる影響は、思わぬところにも。
女性皇族方の『お印』を刺繍したハンドタオルを販売している静岡県の『沼津御用邸記念公園』のスタッフは、次のように話す。
沼津御用邸記念公園で眞子さまのお印が刺繍されたタオルが販売されるのは、10月26日まで
「当園でご用意している眞子さまのお印をモチーフとしたタオルは、皇室を離れられたら販売できなくなります。そのため、お客様の中には“今のうちに眞子さまグッズを買っておきたい”という方もいらっしゃいます」
お印とは、皇室の方々が身の回りの品などに用いるシンボルマークのことで、眞子さまのお印は『木香茨』。販売終了まであと少しなら、さぞ注文殺到かと思いきや、スタッフは言葉を詰まらせる。
「'17年のご婚約内定時の反響はすさまじく、多くのお客様にお越しいただきました。ですが、今は新型コロナの影響で、お客様が少ないですし、ご結婚もこういった形ですから、特段お問い合わせはいただいておりません」
歯切れの悪いコメントになってしまうのも無理はない。この4年間で“祝福ムード”は一転してしまった。
「眞子さまとは小学生時代から定期的にお会いしていますが、昔から明るい人柄でありながらも落ち着いていらっしゃる印象を持っています」
秋篠宮家と20年以上の交流があるという『国立科学博物館』前館長の林良博さんは4年前、週刊女性の取材にそう語った。今年9月に再び取材を申し込んでみると、
《ご依頼のありましたことにつきましてはコメントする立場にないので取材をお受けすることは差し控えさせていただきます》
と、打って変わった対応だった。
「なぜ、この結婚を進めたのか」
小室さんが3歳から小学5年生まで通っていたバイオリン教室の先生も、4年前は週刊女性の取材に快く応じてくれたが、今年8月に再訪すると、
「あのときは“おめでとうございます”という気持ちで、子どものころのエピソードをお伝えしましたが、これほど複雑になってしまうと、何も話せません。ごめんなさい」
その一方で、婚約内定時から疑念を抱き続けてきた人もいる。
「4年前から、眞子さまと小室さんは育った環境が異なりすぎていると懸念していました。今さら何を言っても意味がないことですが、私はいまだにおふたりの結婚には賛成できません。宮家の方々と長年のご縁があるからこそ、非常に残念です」
そう懊悩を吐露するのは、眞子さまが『学習院初等科』に通われていた際に、初等科長を務めていた齊藤進さん(83)。
齊藤さんは長年、学習院初等科で天皇陛下や秋篠宮さまをはじめとした皇室の方々の指導に取り組まれてきた。
'98年4月、『学習院初等科』の入学式に手をつないで臨まれた秋篠宮ご夫妻と眞子さま
「基本的には、お子さんに合った教育が大切だと考えてきました。過度に大人が干渉すべきではなく、静かに見守るのがいちばんだ、と。ですが、今回の結婚問題においては“なぜ、この結婚を進めてしまわれたのか”と思わずにはいられません。どこかでストップをかけることは、できなかったのでしょうか……」(齊藤さん、以下同)
初等科時代の眞子さまは、ほかの皇族方と変わりなく過ごされていたという。
「眞子さまが、ご両親と手をつないで登校されるお姿も見てまいりました。大学からは『国際基督教大学』へ進まれましたが、それは仕方のないことです。
ただ、眞子さまが信頼を置いて相談できる人がいなかったのかと思うと、私自身も悔しくて。誰が見ても素晴らしい両家だと思える人とお幸せになっていただきたかった」
国民からの祝福が得られていない現状にも、やりきれない思いを隠せない。
「宮家は一般の家庭ではありません。言葉が古いかもしれませんが、結婚されるうえでお相手の家柄を考慮するのは当然だと思います。おふたりは、育ってきた環境があまりにも異なりすぎているのではないでしょうか」
親族がいる東京近辺で過ごすならまだしも、1万km以上離れた異国の地で暮らすことに対しては「考えられません……」と本音を漏らす。
「これからNYで生活されたら、眞子さまをサポートできる人はいなくなってしまいます。おひとりで買い物されたことも、お金のやりくりのご経験もないであろう眞子さまが、NYでどのように暮らされるのか……。思うようにはいかないでしょう」
新生活へ憂慮の念を抱くのは、齊藤さんだけではない。帰国から3週間、いっさい姿を見せなかった小室さんに対し、地元では疑問の声も上がっている。
小室圭さんに届いた茶封筒の中身
「小室さん宅に届く郵便物や宅配便を受け取るのは、佳代さんか祖父の國光さん。日々のゴミ出しや買い物を担当しているのも、80代の國光さんなんです。
圭くんが人目を避けたい気持ちもわかりますが、コロナ隔離期間が過ぎても1度たりとも姿を見かけなかったのは、かえって違和感がありましたね」(近所の女性)
“おこもり生活”を続けていた小室さんは、自宅でどのように過ごしていたのか。10月中旬の早朝、國光さんを直撃して尋ねたが、何も答えず、険しい眼差しで踵を返した。
そんな3週間に及ぶ籠城生活でも、小室さんは自宅にいながら着々と結婚の準備を進めていた─。
「10月12日、小室さんあてに一通の書簡が届いていました。薄い書類が入っていそうなA4サイズの茶封筒で、差出人は秋篠宮家にお仕えする現役の皇嗣職だったのです」(前出・皇室担当記者)
皇嗣職から届く書類とは、いったい─。
宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんに聞いてみると、
「皇嗣職の事務的な書類や、眞子内親王殿下の個人的な書類を送ることはあるでしょう。眞子内親王殿下が“小室さんに送っておいてください”と側近に頼まれた場合は、差出人が皇嗣職になることもありえます」
10月中旬、孫の様子を問われるも何も語らない國光さん(右)と、昨年11月の直撃に無言を貫いた佳代さん(左)
FAXやメールなどでも文書のやりとりができる時代に、郵便という手段が用いられた理由については、こう推測する。
「直筆や印鑑を必要とする婚姻届や住居の契約書などは、メールではなく“原本”を郵送する必要があるでしょうね」(山下さん)
小室さんの署名や印鑑が必要だとしても、おふたりが面会するタイミングで記入すればよい気もするが……。
「面会を待たずに、緊急で自宅まで郵送したということは、そのほかの理由があったのだと思います。婚姻届の『証人』として、佳代さんや國光さんの署名や印鑑が必要だったのではないでしょうか。そうだとすれば、事前に小室家に書類が届いたことも納得できます」(前出・皇室ジャーナリスト)
母校の恩師も嘆く中、眞子さまは着々とバージンロードに向かわれている─。
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本格的な冬の訪れで気をつけたいのが、「ヒートショック」だ。ヒートショックは、急激な寒暖差で血圧が乱高下することによって、さまざまな健康被害を引き起こすもの。血圧の変動は心臓に負担をかけるので、心筋梗塞や脳卒中につながりかねない。
ヒートショックでとくにリスクが高いのは、冬の入浴時だ。暖房をしていない脱衣所や浴室は室温が低く、そこで衣服を脱いで全身を露出すると、急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、血圧が急激に上がる。温かい湯船につかると今度は血管が拡張して、急上昇した血圧が一気に下がり、失神を起こして浴槽で溺れて亡くなるということが多く発生する。
東京都健康長寿医療センター研究所では、「2011年の1年間で約1万7000人がヒートショックに関連した入浴中の急死と推計され、その死亡者数は交通事故による死亡者数(4611人)をはるかに上回る」と報告している。
あなたはヒートショック予備軍?
さて、リンナイが「ヒートショック危険度 簡易チェックシート」(入浴科学者・早坂信哉氏監修)を提供しているので、挑戦してほしい。
■ヒートショック危険度 簡易チェックシート
□メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓・肺や気管が悪いなどと言われたことがある
□自宅の浴室に暖房設備がない
□自宅の脱衣室に暖房設備がない
□1番風呂に入ることが多いほうだ
□42度以上の熱い風呂が大好きだ
□飲酒後に入浴することがある
□浴槽に入る前のかけ湯をしない、または簡単にすませる
□シャワーやかけ湯は肩や体の中心からかける
□入浴前に水やお茶など水分をとらない
□一人暮らしである、または家族に何も言わずにお風呂に入る
チェック数が5個以上あると「ヒートショック予備軍」だという。あなたは、どうだっただろうか?
では、入浴中のヒートショックを防ぐために、どのような点に注意したらよいのだろうか。全国健康保険協会では、「入浴方法の注意点」を紹介している。
(1)入浴前に脱衣場と浴室を暖かくしておく
(2)湯船につかる前に、シャワーやかけ湯で体を徐々に温める
(3)湯船の温度はぬるめ(41度以下)とし、長湯を避ける(目安は10分以内)
(4)入浴前後には、コップ1杯の水分補給を
(5)入浴前のアルコール・食後すぐの入浴は控える
(6)血圧が高いときには、入浴を控える
(7)家庭内で「見守り体制」をつくる(とくに高齢者や持病のある人)
根本的な解決策は断熱リフォーム
リンナイの「ヒートショック危険度 チェックシート」調査によると、自宅の脱衣所や浴室に暖房設備がない人は半数程度いたという。入浴方法に注意を払うことはもちろんだが、住宅の室内環境を改善することがヒートショックの基本的な予防策だろう。
ヒートショックの危険性は入浴時だけに限らない。暖房の効いていない寝室の場合、起きてすぐに布団から出ると体が冷気にさらされるため、血圧が一気に上昇してしまう。北側に設置することが多いトイレはほかの部屋に比べて室温が低いので、暖房器具のあるリビングダイニングからトイレに移動して衣類の上げ下ろしをする場合も、冷気を肌に感じてヒートショックを引き起こす可能性が高くなる。
国土交通省では、ヒートショックを防ぐための住宅環境として、次のような温度条件を挙げている。
□部屋の温度:15度以上、28度以下に保たれている
□部屋の上下温度差:冬季で3度以内
□洗面所、浴室、トイレの温度:冬季で20度以上
この住宅環境を維持するためには、住宅の断熱リフォームが最も効果的だ。ただし、住宅全体の断熱リフォームは、かなり大掛かりな工事になるので、費用も高額になる。
小規模でも一定の効果があるものから、大掛かりなものまで、どういった予防策が考えられ、それぞれの費用(工事費用等を含む)はいくら程度になるかについて、一級建築士でオールアバウトの「リフォームにかかるお金」ガイドでもある大野光政さんに話をうかがった。
ヒートショック予防策:お手軽パターン(1)暖房設備機器の設置
まず、入浴時のヒートショックを防ぐために、浴室と脱衣室(洗面室)に暖房設備を設置する工事が考えられる。浴室には「浴室暖房乾燥機」を、脱衣室には「脱衣所暖房機」を設置するという方法だ。
浴室暖房乾燥機は、既存の換気扇と取り換えることができることが多い。暖房だけでなく梅雨・長雨のときの衣類乾燥、夏には涼風、湿気を取り除く換気の機能があり、ヒートショック以外の効果も期待できる。
脱衣所暖房機は、壁掛けタイプで、暖房と涼風の機能がある冬と夏に活用できるものがオススメだ。狭い脱衣室で着脱を行うと、床置きの暖房器具の場合は、つまづいたり倒したりする危険性があるが、壁掛けタイプなら省スペースになる。
また、機器を選んで電気工事をして取り付けるのでお手軽だし、いずれの費用も10万円前後~(浴室暖房乾燥機は電気式の場合)が目安というので、費用もお手軽といえそうだ。
窓のリフォームをする策
ヒートショック予防策:お手軽パターン(2)窓のリフォーム
部屋の温度を一定に保つには、外の冷気を中に取り込まず、室内の暖気を外に逃がさないことがポイントになる。それには、住宅の中で最も熱の出入りが大きい「窓」の断熱リフォームが効果的だ。
窓のリフォームには、サッシごと断熱性の高いものに変える「窓の交換」とサッシはそのままでガラスを断熱性の高いものに変える「ガラスの交換」、既存の窓の内側にもう1つ断熱性の窓を設置する「内窓の設置」の3つの方法がある。
大野さんのおススメは、「内窓の設置」だ。既存の窓の状態を問わず、管理規約で窓のリフォームが禁止されているマンションであっても設置が可能で、費用も抑えられるという理由だ。とくに、サッシの断熱性が低いとサッシ部分に結露が生じるなどの問題もあるので、サッシもガラスも断熱性の高い内窓を付けるのがよいという。
既存の窓サイズに合わせた内窓を室内側から取り付ける。比較的容易に設置でき、1カ所当たり1時間程度で作業は完了(写真:大野光政氏提供)
住宅のすべての窓をリフォームするのが理想的だが、費用が限られるなら、リビングダイニングや寝室など、居住している時間が長い部屋の窓を優先するのがいいという。
内窓の工事は1つ当たり1時間程度で終わり、窓のそばの荷物を片付ける程度で済むので、工事自体はお手軽だ。費用は窓の大きさによって変わってくるが、リビングの掃き出し窓のような大きなもので1カ所当たり10万円前後だという。
ヒートショック予防策:住宅の断熱リフォーム
断熱リフォームの基本は、住宅全体の「壁・床・天井」の断熱性を上げることだ。窓の断熱性を上げたり、暖房設備を設置したりしても、壁や床、天井(小屋裏)から暖気が逃げてしまえば、効果は薄くなる。住宅全体をしっかり断熱材で覆うことが重要だ。
(左)断熱リフォームの様子。天井に新しい断熱材を充填している。壁の既存の断熱材には劣化が見られるので交換が必要(右)壁に断熱材を充填している途中。隙間なくしっかりと施工する必要がある(写真:大野光政氏提供)
ただし、大掛かりな工事になるため、工期や費用もそれなりにかかる。大野さんによると、延床面積100㎡、2階建ての都市部で標準的な一戸建てを断熱リフォームした場合、水回り(浴室、洗面室、トイレなど)の交換と合わせて、工期は3週間~1カ月、費用は700万~900万円が目安(住みながらリフォームした場合)だという。
ほかのリフォームも併せて行う
そのため、断熱リフォームだけでなく、耐震リフォームやバリアフリーリフォームと同時に行うのが効率的だという。
そこまで費用はかけられないという場合、水回りや居室の一部を諦めて、リビングダイニングだけは壁・床・天井の断熱リフォームをするという選択肢も考えられる。それであれば費用はかなり抑えられ、12畳の広さなら60万~100万円程度でも一定の断熱リフォームが可能ということだ。
断熱リフォームを実際に検討する場合、まずは「今、寒さをどこで強く感じているか」を洗い出すことが大切だ。窓際が寒いのか、浴室や脱衣室が寒いのか、寝室で起床時に感じるのか、部屋を移動するたびに感じるのか。それを防ぐにはどこを断熱したらよいのかで、断熱リフォームの内容を決める必要がある。
大野さんによれば、それぞれのリフォーム事業者で得意とする工事があるので、自分の得意な工事を提案しがちだという。どこの断熱性を上げたいのかは、しっかり要望すべきだ。
また、事業者を選ぶ際にも注意点がある。断熱材を入れる工事では、きちんと施工しないと効果が出ないうえ、建物の寿命を短くする場合もあるので、断熱工事のノウハウを持った実績のある事業者を選ぶことが大切だという。
信頼できる事業者は、きちんと現地調査をして、見積もりを出す際にも工事内容を具体的に記載するので、そうした事業者を選ぶようにしたい。
減税や補助金の制度も要チェック!
さて、断熱リフォーム=省エネリフォームには、減税や補助金の優遇制度が利用できる場合がある。少しでも費用を取り戻せる可能性があるので、あらかじめ利用条件を確認して、タイミングを失して利用できなかったということのないようにしたい。
まず、窓の改修を行った省エネリフォームの場合、ローンを使った場合でも自己資金で支払った場合でも、それぞれに減税制度が設けられている。ローンを利用した場合5年間で最大62.5万円、自己資金の場合は単年で最大25万円が所得税から控除される。
また、消費税10%の優遇制度として創設された「次世代住宅ポイント」の対象にもなる。工事内容に応じて定められたポイントがあり、工事箇所ごとに加算していく仕組みで、上限は30万ポイント。
ほかに、一定の水準の省エネ性能に達するリフォームであれば、国土交通省や経済産業省などの補助金制度が利用できるのだが、2019年度分については募集が終わっている。さらに、住んでいる自治体でも独自の補助金制度を設けている。例えば東京都であれば、「既存住宅における高断熱窓導入促進事業」があり、高断熱の窓にリフォームした場合に最大50万円補助金が出る制度などもある。
こうした制度は、それぞれに条件や期限があったりするうえ、予算に達した時点で募集を終了する制度もあるので、情報を幅広く収集した人が有利になる。「住宅リフォーム推進協議会」のサイトのリフォームの減税制度や補助金制度、地方公共団体における住宅リフォーム支援検索サイトなどを活用するとよいだろう。
ヒートショックは、このように、住まいの工夫で危険度を下げることができる。命に関わることなので、効果的なヒートショック予防策をぜひ検討してほしい。
山本 久美子 : 住宅ジャーナリスト