今日は私の出身地の話題で恐縮です。
以前にもこのブログに書きましたが私の出身地は山形県の酒田市です。そこで毎年5月20日催される「酒田祭り」があるのですが、なんとこの祭り、慶長14年から一度も欠かすことなく毎年続けられてきて、来年の平成21年で400年だそうです。地元のことは案外と知らないことは多いと言われますが、私も実はつい最近知ったばかりで大変驚いております(笑)。
それにしても400年という時の流れは凄いですね。うちはそれほど持つかどうか(笑)。
話は思いっきり飛びますが、酒田というと終戦後マッカーサーによる土地改革まで日本一の大地主として栄えた本間家が有ります。店の身代を飛躍的に伸ばした三代目の本間光丘翁が特に有名ですが、翁について書かれた伝記や書物は残念ながらあまり多くありません。公共事業や庄内藩の藩政改革など数多くの功績を残し、はたまた上杉鷹山公の藩政改革、殖産振興にも光丘翁の果たした役割は大きかったようです。(ご興味ある方にはこちらの本がお薦めです→鈴木 旭 (著)「本間光丘」)
一方株や投資をされる方には光丘翁の叔父さんにあたり、“相場の神様”と呼ばれた本間宗久翁が広く知られているかと思います。江戸は蔵前の相場で大負けして酒田に帰ってきたときに、禅寺の和尚さんから「旗はなぜはためくか?」の禅問答をかけられます。風が吹くからか?いや、旗自体がはためくからか?と数日間心の中で問答をした結果、翁は答えを得ます。「見る人の心がはためいているからだ。」そのとき編み出された「三位の伝」は相場の世界ではあまりにも有名かと思います。その後翁は売ればあたり買えばあたるといった百戦百勝だったということです(笑)。
実は昨日たまたま、「あれっ、今日は祭りじゃん!」と地元の祭りのことを思い出した次第なのですが、記事にしたとたん話が思いっきり飛んでしまいました(笑)。いずれにしても、地元の先人達からもっと学んでいかねばと思っております(笑)。