「ところで、この祓や禊は日常生活における入浴と似ている。現在の一般的な入浴方法は、入浴する前に衣服をはじめ、身につけているものをことごとく取り去る。そして裸になって湯船(浴槽)につかる。この場合、衣服を投げ捨てるところが祓、ついで湯につかることは禊に相当する。そして湯上がり後には、清潔な衣服に着替えるのである。」
三橋健 著、「神道の常識がわかる小事典」P47より
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今年初めての「言葉」を何にしようかと考えておりましたら、「祓(はらい)」「禊(みそぎ」という神道の言葉が頭に浮かびました。
神道において「祓」と「禊」は重要です。それは「単に罪・穢れを除去する行法であるのみならず、それは新しい生命の再生を意味している(P51)」からだと思われます。
「日本人が生活を営む中で自然と身につけた、いわば生活の道であった(P25)」神道は、今回の言葉として冒頭に掲げた一節のように、実に私たちの日常生活の中に自然と溶け込んでいるように思えます。
入浴の際着ている衣服を脱ぎ去るのが「祓い」。そして裸になって湯船につかるのが「禊ぎ」。また「湯をたたえている器」である「湯船」は、「この世(現世)とあの世(来世)を行き来する聖なる乗り物」であると言います。
私たちは一日の仕事を終え、帰宅後、お風呂に入りますが、その行為が、穢れを祓い、禊ぎ、そして「生命の再生」を意味していると考えると、大変興味深いものがあります。
今年もいよいよ始まりますが、仕事やプライベートでたとえ嫌なことがあっても、一日の終わりに「お風呂に入る」ことで「再生する」訳ですから、どんなことがあってもくよくよすることなく、寝て起きたら文字通り「生まれ変わった」つもりで、またその日を一所懸命過ごせば良いのだと思います(笑)。
シンガポールは明日から仕事始めです(笑)。
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神道は、生活の中に根付いていて無意識的に禊祓をしていると思います。