うちへコンタクトして来てくれたLさんは現在ある人材会社で働いている「コンサルタント」です。転職するのは何も他の業界や職種に限ったことではありません。我々の業界、人材会社の中で働くコンサルタント達も転職するのです(笑)。
Lさんのレジュメ、流石は本職(?)だけあってしっかりとポイントをついています。とても興味がそそられました。しかし、それ以上に感心したのはLさんがこれまで対応したお客さんからの「推薦状」を携えていたことです。
以前この「推薦状」、いわゆるこちらで「テスティモニアル(Testimonial)」と呼ばれているものについては記事に書きました。しかしそれらは一般的に「離職の際に現職場から書いてもらうもの」です。日本的には「在職証明」に近いと思います。でも今回Lさんが持って来てくれたのは「在職中に自分が担当したお客様からの推薦状」で、内容を見ますと、「わが社がこの度人材を採用した際Lさんにお願いしました。Lさんは人材コンサルタントとして極めて優秀で、お陰で希望の期間内に適材を採用することが出来ました。私たちは人材コンサルタントのLさんを自信を持って推薦します。」とこんな感じです。それがそれぞれの会社のレターヘッドで計5社分ありましたから、Lさん大したものだなあと関心した次第です(笑)。
でもちょっと待てよと、私はそれぞれのレターを見比べて思いました。どれも似ているというか、同じような文面なのです。その瞬間にピンと来ました。それはこういうことです。ひとつの紹介案件が終わったときに、Lさんから企業へお願いしてLさんが作成した文章を企業に読んでもらい、そしてその内容に問題なければ企業のレターヘッドでプリントしてサインをもらうのだということです。
Lさんは大した営業マンですね(笑)。企業のレターヘッドを使うと「オフィシャル度」はグンと上がりますからね(笑)。
すべての職種でこのようなことは出来ないと思いますが、サービスの最前線でお客さんと日々接している営業マンの方々にとって、この「お客さんから推薦状を書いてもらう」というのは、ひとつのアイディアになるかと思います。
思えば、ホームページやチラシなどによく載っている「お客様の声」がこれにあたりますね。これは物を販売したりサービスを提供したりする際「売れる仕組み作り」の一環としてやられている方が多いかと思いますが、転職の際にもこれは大きな威力を発揮すると思います。ご興味のある方は是非試して見て下さい(笑)。
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このLさんのアイデアは半端ではありませんね・・。
プロセスを文章で表せば簡単そうですが、「企業のレターヘッドでプリントしてサインをもらう」。これをスムーズにやり取りできることが、すでに実力のうちかと感じました。
とても参考になりました。これからも楽しみにしております。
27歳男。