孫の世話はお嫁さんの実家と半々ぐらいになるように分担してありますが
そうは言ってもやはり、お嫁さんの実家にお世話になることの方が多いです。
土曜日は、息子が孫をお嫁さんの実家に連れて行った午後から、夫と歌舞伎座で二月大歌舞伎の第二部を鑑賞してきました。
【第二部】
一、女車引
二、新歌舞伎十八番の内 船弁慶
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*『女車引』で登場する三人の女性は「菅原伝授手習鑑」の主人公三兄弟の妻たち。
千代(松王丸の妻):中村魁春
春(梅王丸の妻):中村雀右衛門
八重(桜丸の妻):中村七之助
それぞれ着物は「千代の松」「梅の春」「八重の桜」の柄になっています。
そんな晴れやかな着物を見ているだけでもはんなりとした舞台。
年齢差のある妻たちの醸し出す落ち着きや優しさや初々しさもたおやかで見惚れます。
*『船弁慶』は、五世中村富十郎さんの当たり役でした。
今回、十三回忌追善狂言として息子である中村鷹之資さん(23歳)が、静御前と平智盛の亡霊の二役を演じるのを楽しみにしていました。
能楽を原作とする松羽目物として静御前の名残の舞から一転、後半、花道から現れる隈取りに黒毛の長い髪の鬘もおどろおどろしい平知盛の亡霊!!舞台に引き込まれていきます!!!
舟長の尾上松緑さんの演技もさすがでした。
舞台では義経(中村扇雀)・弁慶(中村又五郎)との立ち回り。
なぜか、波の上でぐるぐる薙刀を振り回す亡霊の方を応援してしまう ・・
今回の席は、花道のすぐ横の席でした☆
ここを↓ 凄まじい形相と迫力ある知盛亡霊の引込み・・となり、興奮と深い余韻が残りました。
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寒かったので、大島紬で仕立てた対丈のコートですっぽり身を包んで出かけました。
コート裏には満開の「梅」をつけてあります。↓
着物も大島紬、帯はインドの古いシルクサリーから仕立て直した名古屋帯。↓
帯留はアンティークの彫金「梅」。
着物は、何枚も体に巻き付けるようにして着るので暖かいです。(^.^)
さあ!今週も孫の世話をがんばらなきゃ。(^^)/
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