佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

こうして、じっと待っていると、不安は膨らんでゆくばかりだ

2024-11-19 16:41:51 | 日記
「今いちばん行きたい

ところを言ってごらん」



行きたいところは   

   あなたのところ


YouTube
久石 譲 ピアノの現場は演奏します - あの夏へ (千と千尋の神隠し)

https://www.youtube.com/watch?v=r-WH1KgkX9k

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好きでいさせて ―Ⅱ―

2024-11-19 16:40:45 | 日記
駐車場の向こう側に広がって
いるのは、雑木林、いや、
深い森なのかもしれない。

その闇の中から聞こえてくる
のは、風の音と、辛うじて命
の灯を点(とも)している。
弱々しい虫の音。

心細さと不安で、胸がしめつけ
るようだった。それまで軽いと
思ってきた鞄が、ずしん重く
感じられる。

切符売場のそばに、公衆電話が
あるのに気づいた。意思とは
関係なく躰が動いて、わたし
は財布の中からコインを取り
出しながら、立ち上げってい
た。電話の前まで歩み寄り、
受話器を取り上げた。

その時ふいに、胸の奥から、
掴みどころのない感情の渦が
湧いてくるのを感じた。

わたしは本当に、あのひとの
近くまで、来ているのだろ
うか。

日本にいる時よりもっと遠い、
もっと長い、もっと暗い
「距離」を感じてしまうのは、
なぜなのか。わたしはあのひと
には、会えないのではないか。

言葉にすれば、そんな風になる。
無論その時にはまだ、言葉になっ
ていない。

漠としたその不安―――恐怖に近い
感情―――は、数回の呼び出し音の
あと、電話がつながった瞬間、確信
に変わった。

それは、限りなく悪い予感であると
同時に、なぜだか明るい直感でもあ
った。心を海にたとえるならば、わ
たしはまるで自分の両足が海底に
届いたかのように、そのことを感知
していた。

あのひとは、ここにはない。
「へロゥ?」
JFK国際空港で耳にした女の人の
声が、今度はわたしの耳もとに、
くっきりと届いた。彼女の息づ
かいまで、わかるほどに。

ジャネットではなかった。その
声は若く、細く、鋭利な刃物の
ように研ぎ澄まされていた。

ひと呼吸置いてから、わたしは
一語ずつ、はっきりと発音した。

「こんにちは。そちらに、カイセイ
さんいますか?」
「ええ、ここは確かにカイセイの
住んでいる家です。でも彼は今、
ここにいない。

あなたは、誰?」



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「愛の終焉」

2024-11-19 12:10:14 | 日記
出逢いがあるから、別れがある。

出逢い頭に別れの予感があるから、
愛はめくるめくるようにきらめき、
友情はせつないまでにつのる。

出逢いに別れが含まれていなかっ
たら、恋はあれほどの甘美さと、
物哀しい陰影につきまとわれし
ない。

にもかかわらず別れは、ほとんど
唐突に私たちを襲うように思われ
る。

唐突であるがゆえに絶望的な
までに決定的で、そしてなぜか
滑稽でさえあったりする。

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夜明け

2024-11-19 12:08:11 | 日記
・・・どうして、このひとは、
こんなにせつないのだろう。

私は? 彼にとって私は?
はぐれている同類?

せめて「愛している」のひとこ
とが欲しい、たとえ刹那でも・・
・・・

彼に、奥さんという人がいるら
しいことは、うすうすわかって
いた。でも、私たちの関係には、

それは、なぜか遥か彼方のよう
な気がした。
もしかしたら、小さな小さな駅
のある町に、すべてを置いてき
ているのかもしれないと思った。

夢をみる。深い夜に、レールの
向こうでたくさんの蛍が光る。

そのうちそれが、紫の羽を持っ
た無数の蝶に変り、なぜか白い
シーツをバックに舞っている。

それを小さな少年が、瞳をこら
して見ている。

横に、なぜかお下げ髪の少女に
なっている私がいて、怖くて
そばにへ行けない。「帰って
きて、帰ってきて」と叫ぶだ
けだ。

目覚めると、寝返りをうった
彼の寝息がかずかに聞こえる。
その体を、私はしがみつくよ
うに抱きしめた。

私たちの営みは肌合いも淡く、
少年のように起伏の少ない彼
の体は、時におそろしく不器
用に思えた。

それでも、私は彼に寄り添う
だけでせつなく、熱いものが
こみ上げた。

その一瞬だけでいいと、いつも
思った。その刹那だけが真実で、
あとはなにもいらない。

YouTube

ミルクティー/UA cover.(Vo.Kumi Sato Arr.Hiyoko Takai)

https://www.youtube.com/watch?v=6MjxerN6

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「花が枯れなかったらいいのに」

2024-11-19 12:06:37 | 日記
花が枯れなかったらいいのに。
せめて、雪みたいに溶けて消えて
しまうものだったらいいのに。

自分の手でゴミ箱に突っ込まな
いといけないものじゃなかった
ら良かった。

自分の手で終わりにしなきゃいけ
ないのは、すごくパワーがいるし、
すごく悲しくて辛い。

それは恋と一緒だ。

もしも花が枯れなかったら。
そしたらきっと、笑いながら
受け取れるのに。
可愛い女の子になれるのに。

でもそんなのは無理な話だから、
きっと私はこれからも、花束を
受け取るたびに、困った顔を
するのだろう。
ドライフラワーにはさせたくない。

私って可愛くないよな、なんて、
ちょっぴり自己嫌悪を感じたり
しながら。

花が枯れなかったら良かった。
この恋が・・・・・・。

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『自分が好き』 ー幸運ー

2024-11-19 12:05:21 | 日記
いい人間関係のコツは、
あなたが自分自身を、今
より好きになること。

 自分を好きになり、自分
に自信が持てれば、たと
え他の人からマイナス
評価を受けても気になり
ません。

 自分と人を比べて落ち込
むこともなくなります。

自分を好きになるには、自分
の「いいところさがし」をすれ
ばいい。

面倒かもしれませんが、それ
らをひとつひとつ紙に書いて
みてください。

「とりあえず、生きている」
「住むところがある」
「友達がいる」
「好きな人がいる」
「自由がある」
「本が読める」

小さなことでいいですから。

自分の
「いいところさがし」をする!

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ビルの谷間で

2024-11-19 12:00:23 | 日記
黄昏どきが人を淋しくさせる。

昼と夜が溶け合う微妙な時間。

夕焼け空がやがて蒼い闇に

覆われると、忘れていた思い出が

よみがえる。


かなえられなかったときの

絶望感。

 孤独は心を強くする。

自分の弱さを見つめ、

心を磨き、

本当の恋をつかんでいくのか。

淋しさを味わうことも恋の一部

かもしれない。

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ごはんで立ち直れるくらいの失恋でした

2024-11-19 10:41:56 | 日記
「泣きながらごはんを
食べたことがある人は、
生きていけます。」

プライド捨てたら「かわいい
女」になるけれど、
ある程度のプライドが
「かっこいい女」をつくる。

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花よりも美しいのは、花を贈る気持です

2024-11-19 10:39:30 | 日記
プレゼントを贈る気持、
受け取って喜ぶ気持、

どちらも相手にとって美しい
思い出になりますね。



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「自負心」と「自惚(うぬぼれ)」の境界線をしっかり見きわめよ

2024-11-19 10:35:53 | 日記
人間なら誰でも、自惚はある
ものです。
フランスの作家ラ・フォン
テーヌが、友人を訪問する
と、客間で二つのものを
くらべて、その差異を上手
に言いあうゲームの最中だ
ったそうです。

ラ・フォンテーヌが仲間に
入ると、その女主人は、「
わたくしと時計の違いはな
んでございましょうか」と、
にこやかに笑いながら問題
を出しました。

すると彼は、こう答えたの
です。「時計は時間を思い出
させますが、あなたは時間を
忘れさせます」

この女主人は、他愛のない
ゲームではありますが、自惚
をおおいに満ちたしえたと言
うべきでしょう。こうした他愛
ない自惚なら、別に実害はない
と思いますが、実害が出てくる
ようになると、注意しなければ
なりません。

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好きでいさせて ―1―

2024-11-19 10:33:35 | 日記

飛行機の小窓に額をくつけて、
眼下に広がり景色を見つめた。
なんて広大な森。

アメリカに来るのは、初めて
だった。海外旅行は高校生の
時、母とふたりでツアーに参加
したパリとウィーン、大学時代
に友だちと出かけた香港、その
二回きり。

今回も、パケージツアーに申し
込んだ。「ニューヨークシティ
五日間のバカンス」。飛行機
とホテルと、空港・ホテル間の
送迎バスだけがついてくる。

残っていた有給を、まとめて
取った。退職が受理されて、
冬のボーナスをもらったあ
とで、会社を辞めることに
していた。

どうか会えますように。
神さま、あのひとに、会わせて
下さい。

ツアーに申し込む前に、あのひと
の借りている家の一階に住んでいる、
大家さんに電話をかけてみた。
その電話でやっと、わたしはあの
ひとが家を留守にしていること
を知った。

「カイセイは、この町から車で三時間
ほど北へ走ったところにある、
ナチュラル・アグリカルチャー・
プログラムに参加しているのです。
おそらくあと二週間ほどしたら、
戻ってくるでしょう」

「彼の滞在先の電話番号は、わか
りませんか?」

「残念ながら、それは聞いており
ません。もしかしたら、電話も
電気も水道も、ないところかも
しれませよ。あのあたりは山奥
ですから。かまびすしい現代

文明から開放された、聖域みた
いなところなんです」
そう言ってジャネットは笑った。

わたしは彼女に、渡米の予定
――――それもちょうど二週間
のちだった――――を伝え、

「もしもそれまでに彼が戻って
きたら、わたしに直接、電話を
かけてもらえるよう、伝えてく
ださい」と頼んだ。
「わかりました。伝えます。
問題ありません」
と、彼女は約束してくれた。

マンハッタンを出て三十分ほど
過ぎると、電車の窓から見える
景色は一変した。

電車の揺れに身をまかせ、夕闇
を溶かし込むように暮れていく
河を眺めているうちに、緊張と
昂揚のあまり張り詰めていた
気持ちが、ゆるゆると解けて
くるのがわかた。
きっと会える。

必ず会える。
絶対に会える。

胸の中で念じ続けていたそれ
らの言葉が、静かにその輪郭を
失ったあと、澄みきった心の
表に浮かんできたのは、たった
ひとつの想いだった。
あのひとが、好き。

父が逝った夏、八番目の曜日に、
あのひとは言った。
泣いていいよ。泣きたければ、
いつまでだって、好きなだけ
泣いて。俺はずっとそばにいる
から。

あのひとの言葉を、ひとつ残らず
覚えている。

優しい言葉も、熱の籠った言葉も、
さり気なく置かれたひとことも、
ただの相槌でさえも。いいえ、それ
は覚えているのではなくて、突き刺
さっているのだ。

ガラスの破片のように、柔らかい
薔薇の棘のように。だからわたし
の胸は、こんなにも、痛い。

北へ、北へと、あのひとの住む
町に向かって、まるで河面を滑る
ように走る電車の中で、泣き出し
てしまいそうになるくらい、叫び
出してしまいそうになるくらい
・・・・
あなたが、好き。

アイシテイル
トオクハナレテイテモ
ワタシタチハ
ツナガッテイル
 

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