Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

あとんす。

2011-05-28 23:58:34 | daily life
もう上海に来てから一ヶ月以上が経った。

今日は痛い、そして嬉しい出来事があった。

午後2時、曇り空の下、僕はバスケコートに向かった。

家から歩いて5分ぐらいの所に僕たちのたまり場がある。

コートに近づくにつれて、ボールを着く音が次第に大きくなる。

僕の存在に気づいた一人が挨拶した。

僕も挨拶をしかえした。

そこには既に10人ほどの青年が集まっていた。

ほとんどみんなこの場所で知り合った人ばかり。

僕もチームに混じった、4on 4。

この日は絶不調、まったくシュートが決まらない。

でもそんなことは関係なしにプレーが終わる度に笑い声が聞こえた。

いつの間にか太陽がさしてきて少し暑い。

そんな中さっきの一人が飲料水をくれた、何も言ってないのに。

あとんす。

もう一人がタバコをくれた。

あとんす。

また他のメンバーが僕のことを興味深そうに聞いてきた。

それをつたない中国語でどうにか返す。

そんなこんなで試合をしているうちに、さらに何人も加わってきた。

また自分の番が回ってきた。

その時、それはおこった。

ボールをもらった瞬間にカットインして、レイアップ!

着地の時に他のメンバーの足に乗っかった、グキキ?!

僕は捻挫し、足は腫れ上がった。

そこのコートにいたほとんどの人が心配してくれた。

ある人は、僕をコートサイドに連れて行ってくれ、水で冷やしてくれてた。

ある人は、家まで氷を取ってこようか、言ってくれた。

ある人は、家まで車で送っていくよ、と言ってくれた。

しかもそのほとんどは今日初めて会った人ばかりだった。

本当に、あとんす。


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Just 3 Stories

2011-05-23 21:50:41 | daily life
Story1.




ここは田子坊、最近ホットな観光地

新天地と同じで上海の伝統住宅である石庫門をイノベーションしてできた場所

人々の暮らしがあふれ出しているところが新天地と違ってすごくいい!



建物の一階部分は観光客向けのお土産屋やカフェなのが多く立ち並んでいる

でも2階以上にはまだ住民が住んでいるところも

そして歩き回っていると下着が堂々と吊るされている所に出くわすかも(笑)



ここは観光地として開発される前は廉価な住宅街だった

きっかけは一人のアーティストがこの場所にアトリエを開いたこと

もし上海に訪れたら素朴で粋な田子坊に来てみては?


Story2.




とうとうやってきた、中国パビリオンに!

万博が終わってからもう半年以上

でも、休日になると中国館に入るのに3時間ほど並ぶ必要が...



内部はというとを一言でいうなら、小さなアミューズメントパーク!

映画館があり、緑色に光る木が生えていたり、子供たちの絵が飾られていたりなど

ちなみにとなりの方とは何も関係ありません(注)



さらには遊園地にあるようなジェットコースターのゆっくりとしたものも

実はここは5月31日をもって一時的に改装の為に閉まってしまう

残念ながら、いつもう一度開くかはまだ決まっていないそうだ


Story3.



堂々と構えるこの建物は上海博物館

中国でもトップクラスの博物館であるのにもかかわらず、入場料は無料

ただその対価としてこの周りでは詐欺師も多いので注意!



内部に入るとそこはまるでアメリカにでもいるよう錯覚に

というのは、その日はアメリカ人と思われる観光客が大半を占めていた

もしかしたら上海でこんなにも多くの海外の人に出会えるところはないかも?



展示品は昔の中国の家具から絵画、そして仏像まで本当に様々

ちなみに上の表情のやわらかな仏像はこの展示の中で一番好きな作品

もし上海で中国の文化を知りたかったらこの場所はすごくおすすめ!


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いろはにほへと、ちりぢりに。

2011-05-18 22:25:19 | daily life
今回は上海で実際にあった怖いお話。


海外からの観光客が集まる南京東路でそれは起りました。
ある女性が日本人だと思われる観光客に道を訪ねました。
しかしその訪ねられた男性も上海に来たばかりで分かりません。
その女性は予定がなく暇らしく、その男性と南京東路を歩き出しました。
途中でその女性は突然おなかがすいたと言うことを男性に告げました。
そしてケンタッキーやどこか軽く食べられる場所に入りたいといいました。
それに男性も同意し、ケンタッキーのあるビルに入っていきました。
ケンタッキーは地下にあるのにもかかわらず、女性は上の階に上がってしまいました。
その後を男性が着いていくと、そこには広いレストランがありました。
そこで男性は一杯のコーヒーを注文し、女性は食べ物を1、2品注文しました。
その店はサービスが良いらしく、注文したもの以外にもお茶やおつまみも出てきました。
男性が途中でトイレから戻ると、そこにはグラスにロックのウイスキーが2つ注文されていました。
それを飲み干して、会計を済ませようとする男性はその請求された金額に目を疑いました。

           1250RMB(1RMB=約13円)*

*上海の学食では10RMB以下で一般的なランチが食べられます。


上海では日本に比べると温かみがあり、オープンな感じがする。
日本よりも電車でお年寄りに席を譲る光景をよく目にする。
また知らない人同士でも集まればバスケの試合が始まる。

その一方で良心につけ込み、お金をだまし取ろうとする心ない人がいることも事実だ。
特に日本人の観光客は人がよいため、詐欺の格好の餌食にされる傾向があるような気がする。

もし上海に来ることがあったら、ぜひ気をつけてほしい。


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Come in and out...

2011-05-12 18:43:22 | daily life
上海で英語のクラスに通い始めて3週間。


そのクラスの構成は男性が3人、女性が10人ほどで、
年齢は18歳から40歳ぐらいまでで学生もいるし、一児の母親もいる。

そして中国の人の多くは英語の名前を持っている。
アン、ジェシカ、リンダ、ジャッキー、ノーマンなどなど。

僕はひょんなことから「フランク」に決定!
理由はいたって簡単で建築を勉強していたということで、
フランク・ライド・ライドにちなんで付けられた。


ちょっと話が脱線したが、今日は嬉しい(そしてちょっと寂しい)出来事があった。

英語のクラスで仲の良かった友達の一人の就職が決まった!イエス!!
でもすぐに仕事をしなければならないため、今日が最後の日となった。
そこで先生も呼んでクラスで送別会としてみんなで昼ご飯を食べた。

改めて思うと、みんな年齢もばらばら、出身地もばらばら、境遇もばらばら、
そんな人たちが上海の一つの大学の英語の小さな教室で一緒に勉強している。

        これってすごい偶然だよね?!

この英語のクラスは7月の上旬に終わって、みんなまたそれぞれの道を歩き出す。
もとの職場に戻る人、新しい職場で働く人、海外の大学や大学院に行く人。
きっともう2度とこのみんなと会うことはないかも知れない。

あと5週間でみんなばらばらになるから、毎日後悔しないように思いっきり楽しみたい!


最後に映画「Stand by me」の抜粋。

Friends come in and out of your life like busboys in a restaurant.
                
                (4人が旅から帰って来たとき台詞)


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