Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

Happy Birthday for You!

2011-11-24 23:24:29 | daily life
11月21日で生まれてから24回目の誕生日を迎えた。

次の日に大きな課題の締め切りがあったので、
ゆっくりと過ごすことは出来なかったがとても嬉しいことがあった。
しかも予期もしない形で。

それは統計学の授業中に。
授業は統計学について先生がいくつか例をつかって解説していた。
そしていつも通り一人の生徒が指名されて、壇上で問題を解こうとしている所だった。
そのときその友達がこちらに向き直り「Are you ready?」とみんなに聞いていた。
僕は正直何のことだか分からなかった。
そしてみんなが、50人のクラスメートがバースディソングを歌ってくれたのだ。
あまりに突然だったので、最初はあまり現実味がなかったけど、
だんだん実感が沸くにつれてすごく嬉しくなってきた。
そのあと友達から各国の言葉で書かれた寄せ書きももらった。

そして日本、中国、アメリカの友達からたくさんのお祝いの言葉を頂いた。
この場をかりてお礼をしたい。本当にありがとう。
僕にとってはどんな効果なプレゼントよりもうれしかった。


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one_day

2011-11-19 11:31:01 | daily life
僕は前から長時間勉強すればきっといい成果が得られるということを信じていた。
そして大学では一日中勉強していることも珍しくはなかった。
でももしかしたら"その考え"は間違っているのかもしれない、
少なくとも充実した毎日ではないということを、つい最近になって気づいた。

当たり前だけど勉強時間を意識して短くすることで、他のことに費やせる時間が増える。
例えば家族や友達と過ごす時間を増やしたり、もっと睡眠を取ったり、食事をもっとゆっくりできたり、
運動したり、そして自分の好きな本を読む時間もできる。
そうやって色んなことをしている方が学校の課題をだらだらとやっているより
毎日が充実するはずだし、結果も自然についてくるはずだ。
あとはどこまで自分の課題や仕事に対する意識を高められるか、ということもとても大事だと思う。
意識の違いで成果は目に見てて違ってくる。

学生だから勉強していい成績を取るのは当然だけど、
それだけではなくて家族や友達との関係、食事や睡眠、発言や行動、
その全てに対して意識を張り巡らして一日、一日を大切に過ごしたい。



昨日の夜2時頃につくったマインドマップ。(全然掘りさげれてないけど。)


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ドミニカ&WorkShop&可能性

2011-11-19 11:10:39 | daily life
おとといの夜にドミニカからのIcoと食事をした。
その時に彼とこの大学院のうちに何をしたいか、卒業後に何をしたいか、
そういうことを話していた。
ふと彼は「ドミニカの自分の母校の学生とWorkShopがしたい」と言った。
僕もその意見は面白そうなので色々と話しているうちに、
最終的に彼は「次の春休みの10日間でWorkShopをやろう」と言っていた。
すごい面白そうな企画だ、ドミニカの学生と一緒に建築や都市計画について学べるなんて。
でもその時は実現する可能性はすごく低いはずだった。

昨日、担当の教授にそのことを話したらとても乗り気だった。
Workshopが成功したら、今度は学部間留学を提案しよう、
そして学部間留学が成功したら学校間で留学生を交換しよう。
「学校側に申請するのは先生も手伝うから」
「このWorkShopが正式に認められたら、もしかしたら奨学金もでるかもしれない。」
先生はそう言っていた。
もちろん僕もすごい興奮していた。
まさか前日の夜に話したことが次の日にはもう一歩前進しているとは夢にも思わなかった。

アメリカにはすごい自由な空気が流れている。
何もしなかったら何も出来ないけど、自分から動けば目に見えて何かが変わっていく。
そして素敵な先生と、友達が本当に大切だと改めて実感した一日だった。


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Sustainability Student Summit

2011-11-13 23:00:32 | study abroad


11月11日から13日までの3日間、
キャンパスを環境に優しくするためのインスピレーションと得て、素敵な友達に出会うことができた。

この学生会議に出席をすることになったのは大学のビラの1枚に偶然に出会ったのがきっかけだ。
将来は都市計画に携わるだろう人間としてSustainabilityはとても重要なテーマの一つだ。
でも具体的に何ができるのかということを深く考えたこともなかったし、正直分からなかった。
絶対にしっかりした考えを得る為にこのSummitに応募し、運よくメンバーに選ばれた。

最初の日はSustainabilityは何かということから始まった。
SustainabilityとはEnvironmentだけでなく、SocietyとEconomyも考える必要があるs。
確かにその通りだ。最初は「いつもの授業みたいだ」と感じた。

でもここからが予想と全然違った。
ここからはキャンパスのSustainabilityを向上するために学生の一人一人に何ができるのか、
そして目標を達成するために一人一人がどんなリーダーシップをとるべきかということを
生徒を中心にみんなでアイデアを出し合いながら議論を進めていった。

その結果として出たアイデアは"リサイクルの徹底"、"自転車利用の推進"、"植林"、
"オーガニックフードの推進"といった一見ごく当たり前のことばかりだった。
でもしっかりと議論した結果得られた答えだから、以前より一つ一つの言葉に親近感が沸いた。
そしていい意味で、一人一人に出来ることはすごく限られているということにも気づいた。
別に一人が全てやらなくてもいいんだ。
ポール・シニャックの「ブイ」という作品みたいに一人一人という点が集まって、
最後には美しい一枚の絵になれば。

この2年間はあっという間だ。
その短い間にどんな良いインパクトを社会に与えられるだろうか、僕にも分からない。
だから今という一瞬を生きる。Carpe Diem




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自由な国・アメリカ

2011-11-07 16:41:33 | daily life
さっき学校から徒歩で20分の所にある携帯屋から出た直後に一人の黒人に声をかけられた。

彼は「10セント(大体10円)でもいいから、金を恵んでくれ」ということ言っていた。

その人は片方の目が既に見えなくなっていて、見るからに失業者のようだ。

僕はその申し出を断った。

一つにはお金をあげたら余計多くのお金をせがまれるということと。

もう一つはたとえ100ドルあげたとしても、彼の生活を支えるには十分じゃないからだ。

おなかのすいてる人に魚をあげるよりは、魚のつり方を教えた方がいいという諺がある。

これもまさにその通りだと思った。

かたくなに断るのは危険も伴う。

その人がいつ殴りにかかってきてもおかしくないし、下手したらナイフで刺される危険もある。

最後の別れ際にその人は「今度会ったらShoot(撃ち殺す)するからな」と言っていた。

それより何より自由の国のアメリカはなんで貧困者に十分な対策をしないのだろうか。

ふと歩きながら上海でブランドに買いあさる一般の人たちが思い浮かんだ。

それに対して地球の反対側では毎日の生活をするのにもお金が足りなくて困っている人がいる。

何で世の中はこんなにも不平等なんだろう。

それに対して僕は一体どんなことが出来るのだろうか。


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