Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

プロセス

2012-04-30 17:29:29 | daily life
残りの留学生活も一年を切った、
そう言うと何故か不思議な気分がする。
9月の下旬から始まったもののQuarterからSemesterに変わるために、
夏休みや冬休みが短くなって例年より一か月半ほど早い卒業となる。

アメリカに来てからもう7か月が過ぎたというとなかなか信じられない。
色々と積極的にやってきたつもりだったけど、
まだまだ何もやっていない気もしないでもない。
特に成果というところでは何も特別なものはないのだから。
英語に関してもうまくなったかと思った時もあったが、
それが間違いということをこの前のパーティで見せつけられた。
アメリカの友人はアルコールが入るとしゃべるのが早くなって、
まったく会話についていけなかったりした。
初心を忘れずにもっと英語を頑張らないといけないとつくづく感じる。
また最近少しずつ自分に対して甘くなってきたのではないかとも。
もっと高みを目指して頑張ろうというよりも、
まあこれでいいか、そう思うときも少なからず出てきた。
よく言えば慣れてきたのかもしれないけど、何に対しても油断はしたくない。
きっと将来それで足をすくわれるはずだから。
物事に対してもっと真摯に向かっていきたい。
ストップしたら退化していく一方だから。

残りの360日でどれだけのことが達成できるか、社会に対して、そして自分に対して。
何ができるのかも分からないし、この先の進路もまったく未知だ。
まったく分からないけど、厳しい状況になるけどその過程を楽しみたい。
ずっと小さい時から願っていた、社会のレールから少し外れたのだから。
このプログラムが終わった時に素敵な友達たちと一緒に、満足して卒業できたらいい。
安定は望まない、ただただ逆境を楽しんでいこう。

甘えるな!

2012-04-27 01:08:04 | daily life
杏林大学からの先生たちの訪問も終わった。
そして、また日常が戻ってきた。
宿題が山積みだというリアルが見えてきた。

それよりも最近、よく思うことがある。
自分は色んなことをながしているのではないかと。
自分の100%を出し切らずに、
こんなものでいいかと考えてしまっている。
勉強もそう、友達付き合いもそう、課外活動もそう。
本当に一体何をやっているのだろうか。
自分に甘えすぎている気がする、
多くを望まなければ多くのものは得られないって分かってるのに。

バスケを必死にやっていた中学、高校が懐かしい。
受験勉強を必死にやっていた高校が懐かしい。
建築を必死に勉強していた大学が懐かしい。
いまはただ毎日をやり過ごしてるだけ。
じゃあ将来からいまを見たら懐かしがれるだろうか。
きっと答えはノーだろう。

こんなのまったく面白くもなんともない。
もう今日という一瞬は戻らない。
もっと大人になった時に絶対後悔しないように。
明日という一瞬はもっとしっかりと生きたい。

学校視察2→飲み会

2012-04-25 11:24:29 | daily life
構内視察の縁から杏林大学の先生たちと、
設計会社の方々と一緒に飲みながら色々とお話を聞くことができた。
普段ではなかなかないようなチャンスに巡り会えて本当に幸せだった。

色々と書いてしまうと全くまとまりのない文章になってしまうので、
特に印象にのこった二つのことだけに絞ろうと思う。

まずは杏林大学の先生方の新キャンパスに向けての
熱意にとても感動してしまった。
というのは、学長がいうには彼は別段建築が好きという訳ではないらしい。
では何で新しいキャンパス、そして建築を建てる為にわざわざアメリカまで来たのか。
それは、もっと学生やスタッフにとって使いやすい建物が欲しいとのことだ。
建築はあくまで学生やスタッフが気持ちいい生活をするために、
もっと良いパフォーマンスをする為に補助するものとしか捉えていない。
そういった人が中心、そう強調していた杏林の先生方って素敵だと思う。
また本人たちは東大の理3からの出身で僕にとってはまだ雲の上の存在だけど、
とても学生が好きなようで公平に接していただいたことも嬉しかった。

またちょうど食事の席に設計会社の方々がいたので、
クライアントと設計者の関係をかいま見れたのは勉強になった。

その中の一人が僕が言ったように、なかなかこんなチャンスはないのだから、
しっかりと吸収していけばすごいことが待っているはずだ。
もっと一日、もっと一瞬を大切にしていきたい。

何かの縁もあり丸2日ご一緒することができた、
そしていまからは山積みになった宿題を片付けにいきます。

happy

2012-04-25 11:20:43 | daily life
「幸せ」ってなんだろう。

お金があれば幸せだろうか。
イメージが良ければ幸せだろうか。
地位があれば幸せだろうか。
そういう外部からの要因は実は幸せになるために、
全体の10%しかないらしい。

じゃあ何がもっと大きな幸せをもたらすのだろうか。
それは内部からの要因が大きな割合、40%を占める。
例えば、新しいことに挑戦していたり、
親しい人と一緒に過ごしたり、
意味のあることをしていたり、
周りの人を助けたりすることが
幸せという大部分を占めるようだ。

そして残りの50%はもとからある幸せらしいので、
これはもう誰にでも備わっていて変えることはできない。

ということは、より幸せになるためには、
お金でもなく、イメージでもなく、地位でもない。
でも世の中にはお金を求めよう、
もっといいイメージを求めよう、
良い地位を求めよう、
そういった流れが逆に幸せから僕たちを遠のけているのかも。

それはあなた自身の中にあるとのこと。
もっと自分の中の声に耳を澄ませてみてはどうだろうか。

もし興味がある人はこの映画(英語)を見てみて、
happy

日本は先進国で不幸せな国として取り上げられてます。






海外視察

2012-04-23 22:38:42 | daily life
アメリカの友人と、都市計画の先生のおかげで、
杏林大学から海外視察に来た学長や建築会社の方々と
ほぼ一日を過ごすことができた。
杏林大学の先生たちが来た理由というのはシンシナティ大学(UC)と学部間の協定をするためと、
新キャンパスの開発にあたって美しいキャンパスで有名のUCを見学に来たのが主な目的ようだ。

昨日のアメリカに着いたばかりで時差ぼけもかなりきついはずなのに、
到着直後からシンシナティのあちこちを回り、
今日は朝の8時から夜の8時まで目が回るようなスケジュールをこなしていた。
時差ぼけをしてない僕でさえ、色んな場所に行って色んな人たちに会って、
予定が終わった後は疲れたのにもかかわらず、
これを時差ぼけがある状態でこなした先生方には正直驚いた。
特に印象的だったのが60,70歳ぐらいの杏林大学の学長(UCの医学部の卒業生)が
とてもエネルギッシュで、外国人を相手に物怖じせず、
会話ではユーモアたっぷりの冗談を言っていた時は
”この人本当にすごい”、とそう感じずにはいられなかった。
朝からキャンパスをあちこち回り、
昼にはDAAP(デザイン・アート・アーキテクチュア・プランニング)の中を回り、
夕方からはダウンタウンにあるアメリカと中国を中心に活動している設計事務所で話を聞いた。

今日はキャンパスの整備と、海外視察がどういうものかを少し理解出来た気がする。