Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

ACSP Annual Conference

2012-10-31 23:05:33 | study abroad
明日からの4日間、全米のPlanningを専門としている学者が一同にシンシナティでのAnnual Conferenceに参加する。
このイベントは毎年の都市計画学者の会が色々な地域で開催しているのが、
たまたまシンシナティで開催するという何とも幸運な話である。
会場はダウンタウンにあるシンシナティ随一のホテルともいうべきヒルトンホテルで行う。
ちなみにこのホテルを設計したのはNYのエンパイアステートビルディングの設計者で、
このホテルにはイギリスの首相だったチャーチルや、エルヴィス・プレスリーも泊まったという。

そこで明日からのコンファレンスに向けて、
シンシナティ大学の都市計画学科では学生も総動員して朝からボランティアをしていた。
ボランティアと言っても形だけで、8時間ポランティアしたら学生の参加費の約200ドルが無料になるという特典つき。
今日の最後の方には学者らしき人が全米から次々にホテルにチェックインし、そして夕食を楽しんでいた。
いつかは自分もこの中の一員になるのかなぁと、訪れた人たちを見ながら勝手に想像していました。
まぁ、それはともかくとして。
明日からの4日で、100以上のコンファレンスが行われるというとても濃密な時間で、
どれだけ自分がその中から知識を吸収して自分の目標につなげていけるかはまだ未知数だけど、
しっかりとテーマを絞ってしっかりと積極的に参加していきたい。







ハーバード(の友達)からの贈り物

2012-10-26 23:56:11 | daily life
ボストンキャリアフォーラムで日本での就活につまづいてから、
少しだけ今までの自分のやってきたことについて反省した。
それと同時にこれからの自分のやるべきことというか、
今まで漠然と抱いていたoptimistic(楽観的な)考え方に疑問を持ち始めていた。
もう24歳、これから25歳になるのに今まで何をやってきたのだろうと。

そこでずっと頭の片隅に眠っていた、避け続けていた考えが目を覚ました。
それと言うのはこうだ、
1、自分の一生で社会に対してどれだけいい影響を与えられるのだろうか。
2、今は人生に対して大きな目標を持っているけど、歳を取ってからもこれを持ち続けられるか。

ほとんど1日半で自分の中でBCFでも終わり、
何をすることもなくボストンという街を歩きながらあることに思いついた。
この質問を友達にぶつけてみよう、と。
ちょうど僕の一つ上のシンシナティ大学からハーバードのAdvanced Masterに入学した友達が
ボストンにいるのを思い出し、早速連絡を取ってみたら快く時間を空けてくれるとのこと。
そして彼に会いにBCFの会場近くからハーバードまで行った。

そしてインド人jの彼に会うや否や、彼は近況についてマシンガントークをし始めた。
そのエネルギーに最初は圧倒されながらも、これがハーバードの学生のエネルギーかと納得した。
そのまま建築などをはじめとするGSDの学生のいるGund Hallに向かい、友達を紹介してもらった。

そしてついに落ち着き、真剣な話ができる状況になってから前の2つの質問をぶつけてみた。
その友達から返ってきた答えにすっかり納得してしまった。
まずはどれだけ影響を与えられるかについては、Googleのラリー・ページのように
世界のネット環境を根本的に変えることも可能だとのこと。
でも、一般的な僕たちのレベルではどうかと、聞いてみた。それも可能との答え。
というのは、僕たちは石のような存在で大きいのもあれば、小さいのもある。
大きい石は水面に落とした時大きな波紋ができるけど、小さいはただ見えづらいだけ。
だから社会に与える影響の大きさの大小はあるけど、だれでも社会に対して影響を与えているんだと。

そして二つ目の質問も聞いてみた。
よく本で書かれているのは人生というのは若いうちは無知だけどエネルギーがあり、
年老いてからはエネルギーはないけど賢いと。
その賢いというのは結局人生について半分諦めている状態なのではないかという恐れ。
それに対する答えはその年相応の影響の与え方があるからそんなに気にするなということ。
若いうちは行動で影響をあたえるけど、歳をとってからは思想で影響を与えられる。

最後に話を聞いてから疑問に思ったのが、どうすれば与えられる影響を最大限にできるかと。
彼が言うにはまずはしっかり自分を知ること、そして自分の中に希望を持つこと。
2時間にわたる会話から僕は本当に計り知れないものを手に入れた気がした。









ボストンキャリアフォーラム_BCF

2012-10-25 22:02:06 | daily life
アメリカに留学している学生は必ず耳にするであろう、
ボストンキャリアフォーラム(BCF)に行ってきた。
今年は去年より一ヶ月ほど早い10月19日から21日に開催され、
計190社の世界や日本でもトップクラスの会社が集まった。
その時期になると会場近くのホテルが一ヶ月ほど前から満室になり、
飛行機も(僕はシンシナティ空港からだったから良かったけど)、
早めに予約しておいた方が良いと感じた。

またちょっと気をつけておきたいことは、
アメリカの航空便はたまにやらかしてしまうということだ。
一緒のホステルに泊まっていたカナダから来た友達はスーツの入った荷物を
別の空港に飛ばされてしまい、面接当日は間に合うかどうかかなりきわどかった。
また飛行機が遅れて空港で数時間待たされた友達もいるので注意が必要だ。
たまたま僕はこの時は運が良く何も起らなかったけど。

あと日本からボストンに来て、このフォーラムに参加する人たちは、
かなり時差にやられていた。というのはホステルに7時頃に帰ってきてから
ずっと机に伏せたまま寝ている人もかなり多かったのを覚えている。
なので万全の体調で臨もうとするなら数日早くボストンに来るのもありだろう。

また面接の様子はというととてつもなく大きな会場に会社ごとに青い説明用のブースが
設けられている。そこでは企業の説明会をやっていたり、一次面接の会場となっている。
大抵の企業は会場の隅の方にある白いブースで面接するのが主流だけど。
アメリカということもあり、みんなさばさばしていてとてもすぐに友達に慣れる所はいい。

さて、僕の面接は都市計画に関係のあるということで3社に絞り、
面接を受けたのだけど、どれも1次、2次で落とされてしまいました。
敗因としては十分に面接の準備をしていなかったこと、
そして企業について詳しく調べきれていないことが大きかったです。
(あとは企業の面接官と性格が合わなかったことぐらい)
何よりも危機感と必死さがなかったのが、一番の失敗でした。

そのため日本で就職する可能性は一気になくなってしまい、
アメリカでの就職に集中しなければなりません。
でも今、改めて思うとこのBCFに参加してもう一度自分が何がやりたいのか、
そしてどんな企業に入りたいのか考え直すいい機会になりました。
あとはアメリカで就職を探すのみです!

ちなみにBCFの面接の様子については下のブログがよく紹介しているので、
僕の方では割愛します。

hrk623の5パラブログ





記事の執筆

2012-10-24 22:18:03 | study abroad
さっきJapan times発行のUniversity Timesへの留学記事の執筆を終えて投稿した。
そして僕の留学に関する記事が11月号である、Vol.25に掲載される予定だ。

色々な質問に答える形式で記事を書いていると、今までの留学した経緯や、
なぜこの大学を選んだかなど、留学をする前に必死に悩んでいたことをふと思い出す。
一回、アメリカに来て留学してみるとまったく普通のように感じるけど、
2年前、そして大学入学前はあんなに必死に自分の進路で悩み、もがいてきたんだなぁと
改めて記事を執筆しながら実感した。

本当にもがいていた時、悩んでいた時は大変だった。
まったく先の見えない、将来という問いに、何とか自分なりの答えを出そうとしていた。
どのぐらいその問いを解決しようとして、莫大な時間を費やしただろう。
でもその瞬間が本当に生きているっていうことなのかもしれない。
段々歳をとると、そういうもがく瞬間が少なくなる気がする。
自分を受け入れてしまい、このままでいいと感じてしまう。

そういう風に自分はなりたくない、
常に何かと戦っていたい、
常に希望をもって生きていたい。

それはともかく、もし記事が気になる方はぜひ下のHPをチャックして下さい。
あと大学院留学をしたい、大学院留学をしているという人にもとてもよい情報誌なので、
ぜひ目を通してみて下さい。絶対にいいアイデア、モチベーションは得られると思うので。

The Japan Time Online







x

2012-10-23 22:48:57 | daily life
僕は甘かった。
いつの間にか油断していた。
アメリカに来たことで、
何かを達成したような気になっていた。
でも思ったより前に進んでいなかった。

今回のBCFでは僕より全然すごい人を見た。
学部生でもすごい努力をして内定をもらっている人たち。
改めて自分が傲慢になっていたことに気がついた。
また何も前の一年で何も成果を出していないことも。

いつも理想ばかり口にしている。
それなのに現実的な行動が伴っていない。
ルームメートに指摘された、本当に当たっている。
この歳になっても誰かに言ってもらえる、それが嬉しい。
もっと行動で示さないと、もっと成果を出さないと。
それで周りの人たちに感謝を伝えよう。

今回のBCFでは悔しいと同時に、すごい人が多くて嬉しかった。
またハーバードの友達からは「HOPE」を持てと言われた。
本当に嬉しいことばかりだ。
まだ成長しないといけない。
まだ成長できる余地がある。

友達にTEDxCincinnati用にデザインしてもらったのに、
僕はMacの壁紙を変えた。
xはマルコムXのように未知や、無限という意味を含む。
これに将来の無限の可能性があることを期待していたい。