Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

2050AD

2012-12-14 23:15:37 | daily life
今から38年後の2050年にはどんな未来を想像するだろうか。
僕は中学の英語の教科書に21世紀の未来の都市というタイトルのイラストレーションで、
超未来級のグネグネした高層ビルが建っていたり、
その周りを空飛ぶ車が走っていたのを見た時には衝撃を隠せなかった。
もう21世紀になっているけどそういう都市像は実現されないままだ。
(アブダビなどではその一部、主に建築、が実現されている。)
でもそれから僕は無意識に未来について関心を抱くようになった。
22世紀はどうなのだろうかと。
でも22世紀を見る為にはあと88年も生き続ければいけないから、それは僕の子供や孫たちに任せるとして。
現実味があるのはやっぱり2050年なのかなと考えたりする。
特に都市計画を勉強しているということで、2050年にはどういう都市ができているのか興味がある。

そこでAmazon.comで目に留まった"The City in 2050:"という本を思わず注文してしまった。
そのサブタイトルでCreating Blueprints for Changeとあったが、
実際はアメリカの都市計画に関係することの最先端の状況を報告しているといったところだった。
まず出だしでいくつかの都市を形成する上でクリティカルな世界的な変化の要因があるということが書いてあった、

マーケットの変動(資本の集中、資本のための競争、バリューとリスクの変動)、
気候変動(気温上昇、極端な気候現象、海面上昇)、
インフラ(メンテナンス不足、コミュニケーションネットワーク-インターネット環境-、持続不能なパターン)、
水環境の(貴重な資源としての水、活用できる水の減少、汚染の排出)、
エネルギー(排気ガスの減少、石油の減少、セキュリティリスク)、
人口分布(人口増加、地域間の移動、人口分布の変化)という、
6つの要因が2050年の都市に関して重要なクライテリアになってくるという予測をしている。
それに対して、The City Wild、Water, Power, Light、Metro Metrics、Whole Buildings、
Getting Around(主に交通のこと)、Housing、Plan it(都市計画のこと)、
Click, Learn, Go, Get(インターネットコマースのこと)の分野でそれぞれ新しい取組みが説明がなされていた。

そして特に印象的だったのが最後の方に書いてあった、
"What can be produced in 42 years? Just look at 1966:
携帯電話もなく、ノートパソコンもなかった、そしてインターネットもなかった。
国内外の旅行も今よりかなり少なかった。多国籍企業も少なかった。
...
The changes from 1966 to 2008 have been dramatic."

2050年までにどんなdramaticな変化がおとずれるのだろうか。
そうワクワクせずにはいられない。




2012FallSemester

2012-12-12 23:39:22 | study abroad
さてようやく2012年の秋学期が終わった。
まだ卒論が60%しかできていないので、
冬休みも継続してやらなければいけないけど。
ただルームメートが最後のテストとレポートを終わらせて、
ほっとした表情で帰ってきたので、
それにつられて僕もつかの間の休憩を味わっているところ。
僕にとっては残りは2013年の春学期を残すところとなった。

この秋学期の15週間はまるで怒濤のように就職活動だの、
学内外の行事だの、学業だのに追われていたため、
なかなか振り返る時間が作れなかったけど、
これから一つずつ振り返って反省したい。
15週間っていうと4ヶ月足らず。
でも本当に色んなことがあったせいで、ま
るで一年のようにも感じられる密度の濃い時間だった。
その中に感動があったり、発見があったり、
葛藤があったり本当に刺激に耐えない毎日だった。

具体的なことはこれから振り返るとして、
みんな本当にこの15週間お疲れさまでした。



ワークショップの授業後にクラスメートと撮った写真。
やっとの最終プレゼンが終わってみんないい表情をしている。