Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

5/5 15日ぶりの東京

2024-05-05 23:57:47 | trip, event
ずっと思い描いていた世界一周をやっとできた。それがどんなに奇跡的かをふと考えてみた。100年前までは飛行機が商用化されるまでは誰もできなかったはずだ。

そして50年前までは機長と本当に限られた人しかできなかったのではないだろうか。それをテクノロジーの進化と商業化のおかげで、やってみたいという一歩を踏み出す勇気と2週間ほどで実現することができた。そんなことができる幸運な社会にいるということを改めて実感した。

今回の旅を通して色んな国の文化や歴史に触れて視野が広がり、人との交流を通して新しい考えを吸収し、そしてまた自分の原点に戻れた気がした。


5/4 世界一周旅行の最後のフライトで

2024-05-05 23:54:32 | trip, event
この2週間で南アフリカ、カタール、イギリス、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、そしてメキシコの7ヶ国を周り、そして全部で13回の飛行機に乗り、10年以上も前からの夢だった世界一周旅行が終わろうとしている。

今回の短い旅での僕の中でのこれからの生活に活かせそうな気付きは、1)目標を達成するために1番簡単な方法を試してみる 2)困難や失敗をポジティブに原動力に変える 3) 思い描いた夢は叶う 4) 1度しか来ないチャンスは掴みに行く 5) もっと自分の運命を信じながら毎日を送る

それぞれについて少し説明すると、

1) 最初は1年間をゆっくり取って世界一周をしたいと考えていた。ただ仕事したての最初の数年はお金がなくてできず、後半は仕事が忙しかったり、すぐに転職先が決まったりで時間を作ることができず、そして最後はCovidもあり世界一周の夢を諦めかけていた。ただ考え方を変えると、世界一周が夢なら1年も必要ないと気付き、考えを変えて休みがとれる2週間で行うことに変えた。それによって夢を叶えつつ、色んなリスクも抑えられると気付いた。そしてもしそれでも1年かけて世界一周をしたいと思ったらまた別の機会にすればよい。これからもまずは一番簡単に最短で夢や目標を実現する方法を考えてみたい。

2)今回、諦めかけていた世界一周ができたのも仕事で納得いかないことがあったのと、遠距離恋愛の大変さがあり、そのような困難を視点を変えてみてポジティブに捉えることでチャンスに変えたことがきっかけだった。これからも大変なことや、困難にあったら、それをモチベーションや機会と考えてそれ以上の夢の達成につなげたい。

3) もしその夢をいつも信じていて、実現の方法を考えて、それに対して地道に行動をしていたら、それを達成するためにどのくらい時間はかかるか分からないけど夢は叶うということを改めて実感した。これからも一見無理そうな夢が出てくるかも知れないが、まずは叶える方法を探して行動を通して達成していきたい。

4)旅をしていると1度しか来ないチャンスがあるのがはっきりとしている。それを逃すともう2度とその機会はこない。ちょっと小さな例だけど、僕の場合はブラジル行きの隣にいた格闘家から学ぶ機会を断られるのを怖がって逃したのと、メキシコのホステルでの無料のダンス教室に恥ずがって参加しなかったことだ。そしてそのことに対して後悔をしている。人生でも色んなチャンスが訪れるけど、それに対してもっと積極的にチャンスを掴めるようにしたい。

5)この旅に出る前までは毎日をあくせくと過ごしていて、目の前のことを心配しながらストレスをかかえていた。きっともとの生活に戻ったら同じ環境に戻るけど、もっとおおらかな態度で臨めそうな気がする。今回の旅で色んな人に会って、色んな国について学んで、ゆっくりとした時間を過ごし、そして運命の不思議さを感じると、もっと対局でものごとを捉えて、困難もエネルギーに変えて、いつもベストを尽くしていたら道は拓けるはずだ。





5/3 Casa Pepeでの対話

2024-05-05 23:53:08 | trip, event
この日は朝の4時半に目が覚めた。前の日は時差の影響もあって、夜9時からぐっすりと寝ていた。そしてシャワーを浴びてCasa Pepeというホステルの誰もいないロビーでメキシコの風を感じながら、せっかくだから1時間ほど何もしないでゆっくり人生や旅を振り返ってみようと考えていた。

5分すると一人の若い男性が来て軽く挨拶した。まさかそこからピラミッドツアーに参加する直前まで2時間も話すとは思わなかった。彼の名前はJacobでカナダ出身の22歳で、きりっとして聡明な顔をしていた。高校を卒業した後に銀行で働き始め債権の取立の仕事をしていたそうだ。2年ほどで仕事で充分にお金を貯めたあと2年間は旅をしているとのこと。もとは内向的な性格で自分に対してネガティブな考えを、旅を通して色んな経験を通してそれを克服しようとしている最中と言っていた。

自分よりひと回り以上若いのにも堂々として、しっかりと自分の考えを言って、僕も彼との会話を通して自分自身の生き方や考え方をもう一度振り返るいい機会になった。改めて一人で旅をすることで自分とは違う多くの人に会って、その人たちからの体験や考えを学ぶことができることが30代半ばでも楽しいと思えるようになった。そして仕事で忙しくしている中で忘れかけていた本当の自分にまた出会えた気がした。


5/2 メキシコ市への飛行機で

2024-05-05 23:51:48 | trip, event
ずっとやってみたかった世界一周があと数日で終わろうとしている。思い留まっていたり、計画している時は自分でもクレイジーな考えだと思った。ただ一度旅に出るとあんまりそのように感じず、毎日できるだけの経験をして、次のフライトに間に合うように調整することの繰り返しだった。

そしてずっと達成したかったことを達成できたから湧き上がった不思議な感覚は、充分にこの人生を生きたし、(痛みを伴わなかったら)いつこの世の中からいないなってもいいとも思えた。そう考えるとを残された人生は神さまか誰ががくれたボーナスと考えるようになった。その時間を自分ではない誰か、家族、友人、そして社会などのために、全力を尽くしたいとポジティブな感情が出てきた。

それと同時に学生を終えてから社会人として仕事をする期間の1つの章(チャプター)が終わって、2章目に入るような実感がしている。これまでの1章目は自分の成長を重視していたけど、これからはもっと自分以外のために意義のあることに重みを置きたいと考えている。

これからの仕事も生活も楽ではないかもしれないけど、どんなに状況が大変になっても一歩ずつ毎日を自分のベストな努力をして、家族、友人、そして社会に対して少しでも貢献できるようにしたい。そして今回の世界一周旅行で夢がかなったことを周りに還元していきたい。


5/1 アルゼンチンでの驚き

2024-05-05 23:48:44 | trip, event
今回の訪れた国の中で1番驚いて、そして自分のいる環境のありがたさを実感した国だ。

・空港とPlaza Constitutionを往復する51号線のバスが90分待っても来ない(しかも2度も!)
・電車のカードがどの駅でもチャージできる訳でない
・SIMカードを買ったのに1時間もせずに使えなくなる
・Uberでは現金しか使えない(そして現金への両替はドル、ユーロ、リアルとかしかできない)
・蚊に噛まれるとデング熱になる可能性がある(そして実際に何度か噛まれてしまった)
・ホテルの宿泊はクレジットカードで支払いができず、多額の現金を持ち歩く必要がある

アルゼンチン人がフレンドリーでいい人が多いだけに、ブエノスアイレスはよい街なだけに、こういうところが改善したらもっとよくなるとアルゼンチンはもっとよくなると思う。