「岡崎正義のかわら版」

スピリチュアルカウンセラー「岡崎正義」が、日々感じるこの世の事象を綴っていきます。

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時代小説『お幸と辰二郎』第1章・・・時空を超え再会した二つの魂

2017年03月24日 10時54分37秒 | 小説・物語

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 皆様こんにちは、スピンクルです。
めっきり春の香りも漂い始めましたね♪

 さて、前回の記事でも触れました、先日のプライベートセッションでの「奇跡」。

 それを「小説」にします! とご案内したのですが(笑)、最後まで完成してからこのブログに載せるつもりで書いていたのですが、それだと時間が掛かりますので(笑)、小出しに載せていきます♪

 まずは、今回は「第1章」という事で、中盤の山場まで皆様にお伝えします♪
私は小説家が本業ではないので(笑)、小説に関する批評はお手柔らかにお願いします(笑) 

 それでは、始まり始まり!!

 
 時代小説「お幸と辰二郎」第一章・・・時空を超えて再会した二つの魂 ・・「運命」

 時は今から数百年前。自然豊かなある地域で、一人の女の子が産まれました。

 6番目という事もあり、経済的には決して裕福でないその両親は、親戚や知人から、地域の慣習に従って「口減らし」をしろ!と勧められたのですが、せっかくこの世に産まれてきたその娘に手を掛ける事など露ほども思わず、幸せになって欲しいという願いを込め、「お幸」と名付け、愛情たっぷりに育てていったのです。

 そんな両親の愛情を受け、すくすくと育ったお幸でしたが、3歳のある日、経済的に困窮を極めこれ以上一緒にいると不幸になってしまうと考えた両親は、考えに考えた挙句、断腸の思いで知り合いの「大道芸人一座」の座長にお幸を預けたのです。

 若い女性におぶわれ、号泣し手を伸ばしながら両親を求めるお幸の姿を、一座が山あいの向こうに消え入るまで、両親はつい奪い返してしまう気持ちを必死に抑え、見送っておりました。

 それからしばらくは、両親を思い、毎日泣いていたお幸でしたが、年が近い同じ境遇で引き取られた子供達と次第に打ち解けあい、また「子守役」の若い女性座員の優しさもあって、半年も過ぎる頃には、すっかり笑顔を取り戻しておりました。

 季節が何度も巡り、北は東北、南は九州まで一座は興行を繰り返し、お幸も最初はコマ回しや子供踊りで観客を賑わせておりましたが、天性の素質があったのか、17・8歳に成長した頃には、一座の目玉である「綱渡り」の看板へとなっておりました。

 
 そんな一座に、ある街の有力興行主から「長期公演」の話が舞い込んできます。
ある神社の「落成」を記念して、祭りを開催するから、そこで一定期間公演して欲しいとの内容でした。

 通常は一週間単位で興行を繰り返し、次の興行地へ移動していた一座でしたが、安定した収入を見込めるならと座長は決断し、その話を引き受ける事に致しました。


 祭り会場の境内で公演が始まると、連日札止め大入り満員。 中には毎日通う「つわもの」もいたようです。

 そんな「常連」の中に、地元で大工を生業とする男「辰二郎」がおりました。

 口は悪いが心は正直者。大工の腕も天下一品の、母親と二人で暮らす根っからの職人でありました。

 そんな辰二郎の目的は、他の常連客同様、公演最後の目玉である「綱渡り」に出演する「お幸」であったようです。

 境内の一角に張り巡らせた綱の上を、命綱なしで右手に扇子、左手に傘を持ちながら軽快に渡るお幸を、辰二郎は興奮しながら見入っておりました。


 そんな大人気の一座も、週に一度は休息日。 座員は思い思いに街へ繰り出し、おいしい食べ物に髪飾りにと、休日を楽しんでいたようです。

 その中の一人に、一座の看板「お幸」の姿もありました。

 幸が街を散策していると、一人の若者が近付いてきました。 あの辰二郎でした。


 「お♪ これは一座の花形お幸さん! 街巡りですかい!」

 「えぇ。お店がたくさんあって、どこが良いのか・・笑」

 「おっと!それならあっしに任せてくだせぇ! この辰二郎がうまい饅頭やら名物やら食わしてやりますよ!!」

 
 張り切った辰二郎は、お幸を伴い賑わいを見せる「商店街」を歩き出しました。


 「こっちのソバ屋は食えたもんじゃねぇ、犬に食わせろってんだ!」

 「なにを~!! やい!辰! 商売の邪魔をしやがったら、承知しねえぞ!!」

 「うるせぃ!! なら、美味いそばを出してみろってんだ!!」


 「ここの饅頭の味は街道一なんですがね! あのオヤジの顔がいけねえや! あれじゃせっかくの饅頭がまずくなる!」
 
 「こ~の野郎!! 誰の顔でまずくなるだと~!!」

 「うるせいやぃ!! このひょっとこオヤジが!! とっとと裏で饅頭こねてろ!! なんなら頭の湯気でふかしてみろってんだ!!」


 そんな辰二郎と店主のやり取りを見ながら、お幸は辰二郎お薦めのお店で、食事や買い物を楽しんでおりました。

 休日のたびにひょっこりと現れる辰二郎に伴われての「散策」は、お幸にとって恒例行事になり、丁々発止のやり取りもすっかり慣れ、逆に楽しみにもなっていたようです。


 
 そんなお幸でしたが、いよいよ公演も千秋楽が近付いた頃、この街での最後の「散策」で、例のごとく同行していた辰二郎にこう話しました。

 「もう少しで千秋楽ね・・・。こうして辰さんとここを歩くのも今日が最後ね・・・。」

 「よせやい!笑 話が湿っぽくなるじゃねぇか! なにもこれが今生の別れであるめぇし、千秋楽まで毎日見に行ってやるから心配するない!」

 「うん♪そうね笑 千秋楽は絶対!見に来てね♪ 千秋楽だけの大技に挑戦するから♪」

 「ほぉ!そうかい♪ じゃあ楽しみにしてねえとな!♪」

 
 そんな会話の数日後、公演は千秋楽を迎えました。

 会場は立ち見も出るほどの大入り満員。 ほとんどの住民が集まったかの如く賑わった公演は、いよいよ目玉の綱渡りへと移りました。

 その時、観客から一斉にどよめきが上がりました。

 昨日までとは打って変わり、渡された綱の長さは何倍にも伸び、高さも街全体が一望できるのではないかと思うほど高くなっておりました。


 「こりゃすげぇ!! あの高さはとびのお前でもぜってぇ無理だな!!」

 「うるせぇ!! 大工のお前に言われる筋合いはねえやい!!」

 「ほら!お前さんたち! 始まるよ!!」

 「おっ、おう・・・。頑張れ!お幸ちゃん!!」


 会場の松明に照らされたお幸が、ゆっくりと静かに一歩目を踏み出しました。

 固唾を飲み、しーんと静まり返りながら見守る観客。

 二歩、三歩と軽快に渡り始めたお幸。途中で傘を開き、扇子をクルクル回しながら、また一歩また一歩と順調に進んでいきました。

 あと数歩で到着と思われた次の瞬間、境内を駆け抜けるすさまじい突風!!

 すると、綱を結んでいた大木が大きく揺れ、綱の上で必死に耐えていたお幸を無情にも、遥か下の地面へと叩き落したのです。


 「お幸ちゃん!! お幸ちゃーん!!!」

 悲鳴と怒号が飛び交う境内の中を、野次馬をかき分けながら近付く辰二郎。

 
 「お幸ちゃん!!しっかりしろい!! おい!このでくのぼう! 突っ立ってないで戸板持って来い!!」

 慌てて戸板を運んでくる男性陣。

 
 そのまま意識を取り戻さないまま、近くの診療所に運び込まれたお幸なのでした。


 次回へ続く。 

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『プライベートスピリチュアルセッション』実施報告・・・感動と奇跡。

2017年03月24日 10時20分51秒 | あいさつ

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 皆さんこんにちは、1週間のご無沙汰でした。
スピリチュアル占師スピンクルです。

  主催者からのご依頼を受け、3/17~21まで岐阜県にて「プライベートスピリチュアルセッション」を開催してきました。

 今回で2回目となる、このプライベートセッションですが、毎回多くの皆様とご縁が出来、またセッション終了後は、ざっくばらんに「スピリチュアル」についてお話する機会もあって、私としては様々な方の「過去世」やお話を通じて、今後の自身の在り方・行動について学ぶことの多い「プライベートセッション」です♪

 その中でも、前回もそうでしたが(笑)、「奇跡」が起きるのですよ!(笑)

 それはそれは素敵な「奇跡」です♪

 ある方のご紹介で今回のセッションに参加したお2人がいらっしゃるのですが・・(笑)
そのお2人が、なんと!! 「同じ過去世」を共有していたのですよ!!

 お一人が女性、もうお一人が男性として(笑)
私は物凄い興奮と若干のパニックで!!(笑)主催者にセッション終了直後に駆け寄ったくらいですから!(笑)

 私の「視点」から表現すれば、まるで「1カメラ」と「2カメラ」が存在するかのような、同じ過去世。

 今のお2人の状況をお聞きしてみると、つい最近同じ地域でお仕事をされるようになったとの事。

 これは、偶然なのか、はたまたこのセッションを通じて「魂が巡り合う」のを予感しての事なのか、魂の世界には「奇跡」が実際に起こりうるんだなぁ‥♪と、実感した出来事でした(笑)

 そんな奇跡を見つつ、充実したセッションでしたが、そんな素敵な場を設定して頂きました主催者並びにスタッフの皆様へ、この場をお借りして改めて心より感謝申し上げます。

 またこのような奇跡が起きるのを楽しみにしつつ、次回の「プライベートセッション」を楽しみにしておきます♪

 あと(笑)、この「奇跡のドラマ」を題材に、今「時代小説」を書いております(笑)
出来上がりましたら、当ブログ上で掲載致しますので、このブログをご覧になっている皆様、良かったら目を通してみてくださいね♪

 それでは、またの機会に。


  

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