“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

ふるさとみやぎの復興を考える

2013年03月18日 06時00分00秒 | 蜂助の呟き
こんにちは、蜂助です。

3月16日に「あらためて今みるさとみやぎの復興を考える」という集まりがあり約八百名が集まりました。



地元の地方を地盤とする新聞社と民族研究家の方からの報告の後、会場からの発言がありました。会場からの発言からいくつかを紹介します。

仙台市宮城野区の海岸付近で被災した方から「見世物パンダのような感じで被災地に来て欲しくない」と言う発言に対して、気仙沼から来た方が次のような発言をしました。
大学生のボランティアが来たが誰も写真を撮らない。どうしてなのか聞いてみたら、写真を撮らないと皆で決めて来た。写真を撮るのは観光みたいだし、被災地の方に申し訳ないということだった。それは違うと思い、こう言った。写真もたくさん撮って戻ったらみんなに見せてほしい、自分の言葉で気仙沼の事を伝えてほしい。そして多くの方が気仙沼に来てほしい。

このふたつの考え方は、被災者の複雑さを表しています。被災地の傷付いた建物を残す解体する、陸に揚がった船を残す撤去するなどでも考え方が分かれます。ただ気仙沼の方が言われた発言の方が前向きだと思いますが、宮城野区の方の話しも真実だと思います。

マスコミは3月11日の数日前からたくさんの震災と復興の記事を載せました。しかし、その後は一気に記事が減りました。これでは「記念日」の特集ではないでしょうか。記念日にだけ思い出すのではなく、長い長い復興の道のりを伝えてほしいものです。

悲しいかなインターネット版の3月17日の朝日新聞のデジタルニュースや読売新聞の読売オンライン、毎日新聞の毎日jpでは被災地関連ニュースは皆無(ゼロ)でした。


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