結局、馬鹿を見たのは年金を掛けていた企業、掛け金を支払った労働者となりそうです。本当にこんなことで「いいのでしょうか?」。まじめに働き、掛け金をこつこつと掛けてきた中小企業、労働者が食い物にされて「幕引き」とならないようにさせる必要があります。
年金を市場で運用するように仕向けたのは自民党政権、厚生労働省、金融機関です。彼らはどのような状態でも手数料収入を得ることとなっています。こんなことを続けていたらまじめの働く人は「労働意欲」を失うだけです。政府、厚生労働省、金融機関の誰一人として責任を取らず、損失も自己責任で「終了」となりかねません。今まで甘い汁を吸ってきた、金融機関が儲けから「1800億円を拠出して」救済すべきです。
<AIJ年金消失、88万人に影響の恐れ 84基金が委託>
厚生労働省は28日、AIJ投資顧問による年金資産消失問題で、2011年3月末時点で84基金が資金を委託していたと発表した。84基金の加入者は53万9000人、受給者は34万4000人。合計約88万人に今後、年金給付などの影響が出る可能性がある。84基金のうち、74基金は中小企業などがつくる厚生年金基金だった。厚労省は厚年基金の運用指針を見直し、リスク管理体制の強化を求める。