“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

残された海岸と生業(なりわい)

2013年03月15日 06時00分44秒 | 蜂助の呟き
こんにちは、蜂助です。



ここは松島に近い陸前大塚駅です。JR仙石線が不通のためバスが代行運転しています。仙石線は仙台と石巻を結ぶ大切な鉄道ですが、松島海岸駅と東松島市の矢本駅の間が不通となっておりバス代行をしています。



ここ陸前大塚駅は無人の駅舎もホームも線路もきれいに残っています。上の写真の上部には海が見え、海はすぐ目の前です。

松島湾にあるこの駅は島々に守られて大きな被害とはならなかったようです。太平洋に面していた所では十メートルを超える津波が押し寄せましたがここでは被害は小さかったようです。駅のすぐわきにこんなものがたくさん積まれていました。



ほたての貝殻を加工したもので、これを海面に吊るして「カキ」の稚貝(ちがい)を着生させるためのものです。宮城県ではこうして着生させた稚貝をロープのよじれの間に挟んでカキの養殖をするのです。松島湾は全国でも最大のカキの稚貝の生産地区で、九州や広島、北陸などにも稚貝を送っているそうです。少しづつ復活している生業も目に付くようになりました。

人気ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿