“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

高い防潮堤は作るべきではない

2013年06月23日 06時00分28秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

ミニトマト 品種名「アイコ」   と言ったってトマトかミニトマトか区別がつきません。ましてや品種によって花が違うようには見えません。トマトやミニトマトはなすの仲間です。他になすの仲間は、ピーマン、じゃがいもがあります。ふざけた学者が作った、ポマトなおというものもあります。これは遺伝子組み換えなどではなく仲間だから作ることができた掛け合せです。地上部はトマトで、地面の下がポテト=じゃがいもです。これが実用化できたらすごいことです。しかし、実はまずく、じゃがいもも美味しくないから実用化されていないようです。

宮城県の太平洋側をすべて10メートルもの防潮堤で覆い尽くすというのでしょうか。いたるところで防潮堤の計画が持ち上がっています。以前、女川原発の防潮堤のことを書きましたが、もしほとんどの所で防潮堤が作られたとして、大きな津波が来たらどうなるのでしょうか?河川に河口部には防潮堤は作ることができませんので、ここに津波は集中して入るのでしょうか。考えただけで恐ろしいことです。

津波のエネルギーを防潮堤で波の高さを抑えたとして、そのエネルギーはどこに向かうのでしょうか。もしかしたら、宮城など東北で抑えた津波のエネルギーは関東地方や北海道で牙をむけるかもしれません。

東日本大震災の津波は、宮城県内でも最大20メートルを超えているところがいくつもあります。

10メートルもの防潮堤を作れば、そこに住んでいる人は海が見えなくなります。大きな津波は、最初に信じられないくらいの引き波で海底が見えるようになると言います。海が見えなくなれば、この引き波が見えません。東日本大震災でも引き波を見て、危険を認知し逃げた方がたくさんいると聞いています。こんな防潮堤を作るという考え方が間違っていると思います。

津波を征服するなどというのは驕りです。災害に対して、害を少なくする「減災」という考え方で防潮堤を作るべきではないでしょうか。津波を人口密集地から、人が住んでいないところに逃がすのが良いのではないでしょうか。その間に、人々はとにかく逃げる、これしかないと思うのですが・・・

先日、ある方がこんなことを言っていました。大きな防潮堤ができると、いつもその防潮堤にぶつかる波はそこをえぐって、防潮堤の海側の砂が無くなってしまう、そして自然環境も全く違うものになってしまう。

高い防潮堤は、岩手県宮古市の田老の巨大防潮堤がすべてを語っていると思います。高い防潮堤があるからと安心した住民には逃げ遅れて亡くなった方がたくさんいらっしゃったことを教訓とすべきです。

 


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