Nonsection Radical

撮影と本の空間

2月16日 重い腰

2022年02月16日 | Weblog
東京近郊の地方都市に住んでいると、撮影に出掛けるのも一苦労である。
特に都心部へ向かう場合、朝は通勤通学と重なる混雑時間は避けなければならないが、そうなると出る時間が遅くなる。
早ければ早いで撮影対象との時間が合わなかったりする。
で、なんとなく行く気がなくなってしまう。
それではマズイと思い、前日に泊まってゆっくり朝から撮影するプランを立てた。
幸いなことにコロナの影響か都内のビジネスホテルはどこも格安で予約も取りやすい。
15日の夜勤明けで一旦帰宅し、撮影機材を持って都心へ昼間移動。
夕方前にはホテル到着でそのまま街へ。
平日なのに17時過ぎともなれば勤め帰りや遊び帰りの人で街は賑やかに。
歌舞伎座の前を通ればちょうど公演が終わってはき出された着飾った人達の集団。
歌舞伎は好きだからわからないでもないが、コロナで騒がれている現在でもこうやって・・・と複雑な気持ち。
まあそれ以上に街ゆく人の群れは、比較すれば減少しているのだろうがずいぶんな多さ。
そういう群れに混じっているのは夕食にと某有名(らしい)洋食店に行くため。
17時30分からと時間に合わせて行くとなんと夜の営業はしていないと。
これもコロナの影響かと呆然としつつ当てどなく彷徨う。
そして労働者の味方「日高屋」で予想外の晩飯。
店員のたぶんタイ人らしいおねいさんの鼻にかかった高いトーンのさえずりのような良声に気持ち良し。
寝ずに移動したので一本だけ動画を撮影してホテルに帰って即就寝。

翌本日はチェックアウトして予定通り撮影ポイントへ。
だいたい撮影する場合、まず動画撮影、コンデジ撮影、デジカメ撮影、4x5撮影か8x10撮影と順にしていくことが多い。
そうやって絞られていくのだが、今回はその最終段階の8x10。
撮影場所は2箇所。
プラスできればと思っていた映画館は周囲に駐車が多く断念、予定外の建物を追加して、本命の東京海上日動ビル本館へ。
取り壊し予定なので記録撮影。
事前調査では13時ごろが最適なのだが待ちきれずに12時ぐらいから撮影。
影がちょっとなんだけど気にしないのが大判撮影の心得。
特に街なかで撮影する場合は余計なこだわりはトラブルの元だから。
予定通り期限切れ10年モノクロで4枚、やはり10年超過のポラで2枚撮影して二日がかりの撮影終了。

都内の交通機関は健常者だけしか考えられていないので、大きな荷物を持って移動するのも一苦労だし、地下鉄に乗るにもエレベーターなどほとんどなくて階段だけという出入り口が大部分。
ようやく乗り込んで地方都市へ帰るのにも、なぜか下り方面へ行く何をしているのかわからない様子の人々が昼間から多くて座れない。
みんな撮影に行った帰りなんだろうか?
大判カメラを持って撮影に行くのはかなりキツくなってきた。
行くたびに腰が痛くなるのは考えものだし、どうしようかなぁと思う気持ちが。
そういうわけだから次回はいつになるのやら。
コメント
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