Nonsection Radical

撮影と本の空間

20250217

2025年02月17日 | Weblog
資金繰りのためレンズを売りに仕事帰り。
新宿OM SYSTEM GALLERYにて佐伯剛 写真展 「かんながらの道」。
山道を歩いていると、こんなところにと思うような場所に神社仏閣、ほこら、しめ縄や結界があって驚いたものだ。
しかしよく観察すると位置的にも光の具合も、また構成もこれだと思う作りになっていて納得と驚異をおぼえた。
不思議なもので人間はある構成を前にすると神々しく感じたり、自然の力に触れたと思うようなのだ。
そういう思いで歩いていると、なかなか人間の感知力も大したものだと大いに思い、そういう空間にレンズを向けたりしたのだ。
そんな記憶を呼び戻すようなピンホール写真が並び、だよねと独り言。

ニコンプラザ東京 THE GALLERY
写真専攻 大学・専門学校選抜作品展 「New Generation Photography 2025」
素人だけど言わせてもらえば、若い人たちには固定された大人の決まり事で仕込むのではなく、無邪気に好きなように振る舞える助けをするべきではないのかと展示を見て思った。
なにかきちんとしたものを言葉として持っていて写真を撮らなければならないみたいな、まるでギャラリーで素人相手に写真を売りつける営業トークを身につけなさい教育をしてるんじゃないのかと勘繰るお行儀の良さを居心地悪く感じた。

そんな若者とは対照的な野良犬の視点かもと思わせる写真が
品川のキヤノンギャラリー Sでの
中藤 毅彦 写真展「DOWN ON THE STREET TOKYO 1995-2025」
写真展を見に行っても30枚とか50枚程度の展示だと、どうもものたりないなと最近感じていたのだが、30年撮りためた200枚あまりの写真が壁を覆うのに堪能。
自分がこういう写真を撮るかというとNOなのだが、誰かが撮ったものは見る。そもそも写真は見ることから始めたから。
会場は盛況な様子でそっとおいとまする。
写真集は後日ギャラリーにでも行って買おう。

春一番かと思うような風が夜半。
今年の春は早そうだ。
明日は大学病院へ定期検査。
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