Nonsection Radical

撮影と本の空間

8月16日 日曜 転換

2015年08月16日 | Weblog
つまらん世の中じゃなぁと思うけど、発想を転換してみれば、こういう日常が普通で、毎日がエキサイティングで、日々何かが変わっていくような世の中の方が異常なのだ。
日常なんて平凡でつまらないものであるから平和と言えるのではないのか。
そうした世の中に飽き足らなくなるのが若者で、大人に対して悪口雑言罵詈讒謗を浴びせて変えていこうするパワーが少しずつ世の中に変化を与えていくのだろう。
そして気がつけば随分と変わっていたりするものだ。
それについていけない年寄りが昔を懐かしがり、自らも若者の一人であったことを思い出したりもする。
そういうものだよなぁ世の中って。



糀谷商店街
東京都大田区南蒲田3丁目,萩中1,2丁目
撮影 2014年12月28日 日曜日 17時20分
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8月15日 土曜 安くなる電子書籍

2015年08月15日 | Weblog
以前のように電子書籍が話題になることもなくなり、もはや下げ止まり状態になっている感もあるが、サービス合戦は激化している。
期間限定で大幅割引セールをしたり、ポイントを割りまししたりと、買ってもらって、さらにリピートしてもらおうと実質値下げに走っている。
電子書籍サービスが開始された頃は、紙の書籍とほとんど値段が変わらず、ガッカリ感が大きかったのだが、それでは競争にならないと気づいたのだろう。
それでも電子書籍で”読まれて”いるのはコミック中心で、もともと文字を読む人など紙でも少なかったので、電子書籍になろうと文字を読む人など増えることもない。
これは日本だけのことではなくて、西欧でも文字離れが進んでいるとの話を知り、なんでかなぁと思うこの頃だ。
理由なんかわからないし、どうすることでもないのだけれど、まあ面白い話というのは多くの人が知っているよりも、少数の人だけがコッソリ楽しむ方が楽しいものなので、幅広くいろいろなジャンルの本が少しずつ発行されるという状況が悪いものとも言えない。
でも電子書籍販売サイトで本を探すというのが、なぜかひどく億劫になるのは、画面の作りが悪いからで、モニター画面を睨みながら本探しという行為自体に疲れを感じるのは他の人にも当てはまるのではないのか?
そうだとすると、そこで読者獲得のチャンスを逃しているはずだ。
中吊り広告やちょっとした短文で内容を知り、それにひかれて購入するという気楽さがモニターからは得られない気がする。
もう少し工夫をしてみることも必要ではないのか。



高屋町2丁目の街並み
岐阜県大垣市高屋町3,2丁目
撮影 2014年12月23日 火曜日 14時15分
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8月14日 金曜 ほんの少し前

2015年08月14日 | Weblog
古本屋で買った集英社文庫「シルクロード1」篠山紀信著を眺めている。
このシリーズはもともと大判写真集として1982年に発売され、当時バイトしていた東販の社員割引をつてで利用して1冊だけ買ったが、金銭難でその後は買えなかったもの。
当時の値段は5800円だった。
文庫本は1983年に発行されたが、第1巻は奈良から烏魯木斉(うるむち)までの旅となっている。
多分1980年代初めぐらいから撮影されたのであろうが、そこに写る街並み、人々の姿はすでに現在では消えてしまった。
赤ん坊をおんぶする少女が文庫本の表紙になっているが、いまどき子守をする子供など見たことない。
ほんの少し前の35年前ぐらいにはいたというのに。
そして当時10代前半だったこの少女たちは現在50代前後であるにもかかわらず。
街並みもきっと消えてしまっただろう。
この本を持って現地に行っても、写っている街並みに出会うことはないだろう。
それぐらいほんの少しの時間で人も街も姿を変えるのだ。
記憶さえも薄れていくだろう。

そういう状況の中で、戦後70年という”区切り”の話をしても、そこにどれだけ現実味を感じている人がいるというのだ。
自分が経験した時間でさえ、曖昧で真実味のない記憶しかないと自信がないので言えないのに。




銀座の街並み 1
静岡県静岡市清水区銀座
撮影 2014年12月27日 土曜日 15時25分
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8月13日 木曜 ノミ取り薬

2015年08月13日 | Weblog
家人が部屋にノミがいるとテープで貼り付けた”実物”を示したので、ニャンコに疑惑の目が向けられた。
特に痒そうなそぶりも見せないし、外にも時々脱走する以外はベランダで日向ぼっこするぐらいであまりノミが付く環境にはないのだけれど、証拠を見せられたからにはなんとかせねばならない。

といっても、動物病院にはご無沙汰しているし、先立つものがないので困ってしまった。
ノミ取り首輪でごまかそうかと思ったけれど、効果がないこともあり、動物病院でもらえる薬が手に入らないかとネットで検索。
実店舗で購入したいのだけど近場では見つからず、やむなくネット通販で。
連休中も営業しているところを探して購入。
買った薬は、以前動物病院で購入したものと同じもので、使用方法や注意点はわかっている。
送料はクルマで、あるいは電車で買いに行くことを考えれば高くもない。
ないかもしれないものを探し歩く手間を考えれば納得もいく。
便利な世の中になったと少し後ろ髪を引かれつつ思う。
近いうちにニャンコを病院に連れて行きたいとは思っている。



藤棚商店街
神奈川県横浜市西区藤棚町1丁目
撮影 2014年12月30日 火曜日 14時55分
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8月12日 水曜 少数派

2015年08月12日 | Weblog
意外と世の中は多種多様な少数派の集まりがいるんだから。
いわゆるマスの世界の方がが珍しいもので、テレビや新聞などは特殊と思った方がいいんじゃないのかね。
視聴者数や購読者数が数百万単位なんてのは変なんだよ。
例えばベストセラーで100万部売れた本でも人口比では1%以下だし、世帯数でも2%ぐらいじゃない。
ベストセラーでも1%ぐらいの人しか読んでいないんだよ。
普通は1万部も売れないんだから。
人気の映画やお菓子やゲームなんてことでも同様にメジャーでも少数派なんだと言えるだろう。
それぞれが多種多様な分野で少しずつ売れているのが実際の姿なんだろう。
だからこそ新規参入も新製品発売もチャンスをつかむ可能性があるわけだ。
それがテレビや新聞とかのマスメディアとなると独占企業と言ってもいいような状態で、多数を独占する少数なわけだ。
新規参入も難しければ大逆転というのも期待薄だ。
つまり少数派が生きる余地がないということで、多様性も求めるのも無理があると言える。
まあそこはうまく住み分けというか区分けができていて、多数の少数派から生まれるものからオイシイ部分だけをマスが吸い取って広く伝える”上前ハネ”作戦が広く行われている。
テレビや新聞などで知ったことが、マスの情報ではなく、マスに乗った情報であるわけだ。
けっしてテレビの世界である何千万人の世界の話ではないのだ。
ほとんどが人口比1%以下の世界。
少数派の世界が、実は世の中を豊かにして、マスコミにも取り上げられるほどの話題性を持つというのは結構愉快なことじゃないのかね。

連日、こんな口絵をアップしているというのも超マイナーだよなぁ・・・



駅前大通り 4
滋賀県近江八幡市桜宮町,中村町
撮影 2015年3月21日 土曜日 10時35分
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