さつまいも姉さんはせっかちな性格なので、ラーメン屋さんに行って5人並んでいたら迷わず帰ります。
4人?いや3人でもやっぱり帰ると思います。
この本を図書館で予約したのは7月。
すでにたくさんの人が予約していたので、いつ借りれるだろうとぼんやりとは考えていましたが、まさか5ケ月も待つとは思いませんでした。それだけ借りたいニーズの高い本なのです。
そんなに待ち焦がれていた本ですが、図書館から貸出の連絡があった時は「何を借りたんだっけ??」と一瞬考えました。
なので「待った」というよりも「待っていたことさえ忘れているくらい待った」という方が的確かもしれません。
この本は青木さやかさんの半生が描かれているのですが、本を読み進めていくうちに、彼女の真っ直ぐさがますます好きになっていきました。
ちょっとしんみりしたりもする場面もあるのですが、それも湿っぽいわけではなく、淡々と文章は進んでいきます。
軽快な文章も彼女らしくて好きですし、潔さも好きです。
5ケ月も待てない方は1400円+税で販売しています。
追伸:さつまいも姉さんは中央公論新社の回し者ではありません。しがないさつまいも農家の3姉妹の長女です。