お月見
2019-12-18 | 版画
「月とクローバー」 ドライポイント
知り合いの方も投稿されていましたが
先週の月は素晴らしくきれいな満月でしたね・・。
夕方二階のカーテンを閉めに行ったら
巨大な月がぽん、とまだ下のほうに浮かんでいました。
見事な正円で、しばらく見入ってしまいました。
玄関前に出て見ると
さらに巨大な真ん丸の月が・・。
正円ってほんとうにきれいな形・線なんだなぁ・・と。
その後、空の上にのぼってしまうと
月はあっという間に小さくなりました。
ある角度でしか見れなかった黄昏時の大きな月に出会えて
一期一会の幸せを感じました。
その夜はカーテン越しに外が明るいのでカーテンをめくると
こおこおと月の明かりで外が明るい。
最近黄昏時の陽が沈むすこし前
淡い群青色の空がとてもきれいです。
暮れてゆく夜の墨の色と徐々に混ざりながら
しばらく冬の西の空を見入るのが楽しみです。
少しずつ墨が混ざっていく淡い群青色は
浮世絵版画のあの淡い青と同じ色。
時代は変わっても
空の色は季節ごとにめぐり続けて
同じ空に想いを古人と重ねられるのはとても幸せで
一瞬出会えたその風景に
いつもその場を去るのが名残惜しいです。
にほんブログ村