山茶花談

さざんかだん

2021-06-27 | ペン画



暗い闇の空間を、ふんわりと浮かびながら
海の中を潜るように
下に、下に、ゆっくり下降していく。
するとやがて到達点の
青い美しい海王星が現れる。

1993年に見た、夢です。


ユング心理学と、天文学・占星術を関連付けた本が
いくつか出版されているようなのですが
星の世界が、昔からどうも理解するのが苦手でした。

こころの深い部分、無意識下では
個人の枠を超えて集団につながっているという説と、
小さな人も、大きな天体も、微細な構造で共通しているなら
互いに影響しあうこともあるでしょうか。

こころの世界はほんとうに不可思議で
深くて天体のように広大なので
自分が経験したことを持ち続けながら
一生を終えてしまいそうですが・・。

「あなたは軍師なのに、星が読めないのですか?」
むかし読んだ本の台詞。

頭の上にはるかに広がる星空を
もうすこし違った意味で感じることができたら
自分の世界や時間が
大きく広がりそうですね。


※ 「星」より部分  ペン






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ひだまり

2021-06-13 | 日誌



前回に続き 林木林さん(文)と 岡田千晶さん(絵)による絵本「ひだまり」。

表紙の、お日様の小さなひだまりに座る二匹の猫。
淡いふんわりした日常の猫たちの風景と、美しい林さんの文。

のらねこの、ちょっと意地っ張りの、そうでないと生きていけない厳しい生活の中での
やさしい物語。

まるで天から、猫たちにお日様が恵みを与えてくれているような世界でした。






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