山茶花談

さざんかだん

春がくる

2022-02-28 | ペン画



もう18時になるのに
窓から見える空は、淡い藍色に紅がほんのりたなびく
春の色合い。

こちらは山で都心より寒く
ようやく梅は半開きです。

わたし達は
いつも同じ歴史を繰り返しながら
いのちの世代が交代し続けてています。


何度も繰り返されながらも
平和を望む気持ちは
幾世世代が変わってもきっと同じように
春の空を眺めて感じていたはず。


昔も今もこれからも
いろんなことが起こりますが
春の空はとても静かで柔らかくて平和です。

もうすぐ花開くつぼみや新緑は
いろんな場所で様々に生きているわたし達に
ほんのつかの間
きっと穏やかな気持ちを与えてくれる。


いつの時代も
平和を幸せに感じる気持ちは同じ。

もうすぐやって来る春の季節と同じように
わたし達も
他のたくさんの生き物たちを抱えながら
平和を望む気持ちを持ち続けていたい。



※ 「花札 2月 梅に鶯」   Pen  Gouache(Gold,Silver)





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お稲荷さんの日

2022-02-11 | ペン画



昨日は、初めて高崎に雪が降りました。

水っぽい雪だったので、あんまり積もらず
朝にはほとんど溶けていましたが
昨日は一日久しぶりの雪景色。
近くの山も薄い灰色と雪の白がぼおっと浮かんで見えて
それはきれいでした。

昨日は2月10日、
お稲荷さんの日だそうです。

近くのお豆腐屋さんで油揚げを買ってきて
夕飯は稲荷寿司を作りました。
お醤油と、炊飯器で作った甘酒と
麦飴で揚げを煮込みました。
ほんのり甘い、ちょっと薄味のお稲荷さんです。

外はしんしんと雪が降っていて
お稲荷さんをひとつ
濡れないようにビニールにくるんで
夜になってしまったけれど
家の裏の祠のお稲荷さんにお供えしました。

お稲荷さんの日は、農耕の始まる日。
今年もいろいろなことがあるかもしれませんが
どうか天候に恵まれ
大地から豊かな実りをたくさん収穫できますように。
皆が健康に、安らかに暮らせますように。

祠の入り口の小さな二匹のお狐さまは
高崎の強風に何度も飛ばされて
何度も割れて(陶器が)
つなげたり、テープでとめたりして
修繕されているお狐さま。

今年もよろしくお願いします。



※ 「雪ウサギ」 pen 2018




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