いよいよ冬に向かって、肌寒くなってきましたね。
宮沢賢治の物語「セロ弾きのゴーシュ」で
夜遅く住処の小屋の中で
セロ(チェロ)の練習をしていたゴーシュの元を
一匹の三毛猫が訪問します。
両手にトマトを重そうに持って。
そのトマトは、ゴーシュが庭に植えていた
まだ半熟のトマトでした。
勝手にもいでしまって、しかも半熟、
でも悪びれない三毛猫が
どこか憎めませんでした。
そんな三毛猫を描いたものです。
夏の名残に・・・
「半熟トマトを持つ三毛猫」
ペン・色鉛筆・墨・紙 410x318mm 2022
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