山茶花談

さざんかだん

半熟トマトを持つ三毛猫

2022-10-22 | ペン画



いよいよ冬に向かって、肌寒くなってきましたね。


宮沢賢治の物語「セロ弾きのゴーシュ」で
夜遅く住処の小屋の中で
セロ(チェロ)の練習をしていたゴーシュの元を
一匹の三毛猫が訪問します。

両手にトマトを重そうに持って。

そのトマトは、ゴーシュが庭に植えていた
まだ半熟のトマトでした。

勝手にもいでしまって、しかも半熟、
でも悪びれない三毛猫が
どこか憎めませんでした。

そんな三毛猫を描いたものです。
夏の名残に・・・




「半熟トマトを持つ三毛猫」  
ペン・色鉛筆・墨・紙 410x318mm 2022







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展示会ありがとうございました

2022-10-12 | ペン画



「小さなわたしの窓」展、終了致しました。

お忙しい中、わざわざお足を運んでくださった皆さま
ネットで応援してくださった皆さま
ギャラリー庭時計さま
大変ありがとうございました。

今回は宮沢賢治の注文の多い料理店という物語をテーマに
すこし愛らしい絵が多い展示になりました。


作品を通じてまたお会いできる時を楽しみにしています。
感謝をこめて。




物語「貝の火」
子ウサギが6日間に遭遇した出来事のために
曇ってしまった目。






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伊藤眞理展

2022-10-10 | 日誌



昨日、伊藤眞理さんの個展に伺って来ました。

日本画の絵具・墨、他、を
和紙の上に垂らして制作されています。

ふすま一枚ほどの大きな和紙が壁面に垂らされた大作と
パネルに和紙を貼って絵具を重ね
一見鉄を感じさせる心地よい硬質感の小作。

床に和紙を置き
絵具が流れないように四隅を新聞紙で固めて溝を作り
何日か自然に紙の上に載った
ある部分は沈殿している深い絵具も
自然に乾かせて完成させるそうです。

大作の和紙は、ギャラリーの壁で
風が吹くとふんわり揺れ
日光の微妙な光の移ろいで
作品の色はその時々若干変化して見えます。

同じ材料でも、作品の仕上げ方で
まったく違う作品に完成していたことに
とても魅力を感じました。






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晩餐の準備をする山猫たち

2022-10-05 | ペン画




山奥にある西洋料理店・山猫軒の厨房では
山猫の子分たちが晩餐の準備に大忙しです。

メインディッシュはもうすぐやって来る狩人の人間たち、
副菜と、扉の前に置くバターを練っているところです。
バター作りって結構体力いりますよね・・

グループ展に展示しています。


「晩餐の準備をする山猫たち」  
Pen Pencil  182x242mm  2022


2022.10.04-10.10    10.07 close
小さなわたしの窓展
Gallery 庭時計





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香水瓶に酢を入れる山猫たち

2022-10-03 | ペン画




宮沢賢治の注文の多い料理店から、「香水瓶に酢を入れる山猫たち」。

もうすぐやって来るお客のために
準備に忙しい山猫の子分たち。

頭に酢を振りかけた人間も災難ですが
あんなに強烈な匂いの酢を香水瓶に入れた
山猫たちの嗅覚も
それはそれは辛かっただろうな・・
と思いながら描いた絵です。

明日からグループ展が始まります。
お近くの方はぜひお立ち寄りください。


「香水瓶に酢を入れる山猫たち」 Pen Paper 242x182mm


2022.10.04-10.10    10.07 close
小さなわたしの窓展
Gallery 庭時計





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