昔、箱庭療法というのを本で紹介されているのを見ました。
箱の中に、様々な物を自由に自分で置いて
完成させていました。
箱の中にとどめるのは
自分の世界を改めてかたちに起こして再確認すること?
また、自分の内面を箱の中にかたちで作り上げていく途上で
人の内面を回復させる力があるのでしょうか。
わたしは最近描いた絵の中で
囲いのある庭の外に
初めて製作上、植物を外に出しました。
水が箱から流れるような感じではなくて
植物が外に広がる、
または地面の地中ではつながっている感じ。
村上春樹さんの物語から感じる
人の意識と無意識の境の壁、
その下に共通に流れているように感じた水。
壁で区切られていながら
内と外は水面下でつながっていて
壁の中の世界は外側にも解放されている
そんな心地よさを
今回の絵で初めて経験しました。
※ " Circular garden " 円形庭園
Pen Paper 304x307mm
にほんブログ村