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シャンディエン、未勝利10着。抹消引退へ

2023-08-13 09:14:00 | 【引退】シャンディエン
2023年08月12日 札幌競馬場在厩
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8月12日(土)札幌4R・ダート1700m戦に56kg斎藤騎手で出走し、勝ち馬から4秒2差の11着、馬体重はマイナス4kgの492kgでした。レースはダッシュがきかず最後方を追走し、3コーナーで仕掛けましたが、最後の直線では良い脚がみられませんでした。斎藤騎手は「スタートして行き脚がつかず、後方からとなりました。道中はハミをとらず、勝負どころで苦しくなると右にモタれていました」、林調教師は「道中はハミをとらずに前に進んで行かず、勝負どころでついていけなくなったようです。ノドは特に鳴らなかったとのことです。残念ですが、現状では上位争いは厳しいですね」と話しています。

今回次走への優先出走権を得られる5着以内に入ることができず、9月3日まで行われる3歳未勝利戦への出走が出走間隔による優先出走順でかなり難しくなりました。本馬が現役を続けるためには、いったん地方競馬へ転出した後にJRAへの再登録を目指すか、このままJRAに在籍して出走機会をうかがうかのどちらかになりますが、いずれしても格上の1勝クラスでの出走となり、これまでよりも相手が強化されます。

本馬は2桁着順が続いており、格上戦ではより一層の苦戦を強いられることが予想されます。併せて障害戦への出走も検討しましたが、本馬はトモに緩いところがあり、障害で活躍するには難しい状況です。改めて林調教師と協議した結果、ここを限界と判断し、本馬を引退させることにしました。出資会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご了承賜りますようお願い申しあげます。

なお、本馬はレース後に異常がなければ、8月17日(木)のサラブレッドオークション(主催:サラブレッドオークション事務局)に上場される予定であることをあわせてご連絡申しあげます。本馬の引退に関する「ご出資馬の運用終了に関するご案内」は後日郵便にて送付いたします。

【レポートの転載につき、サンデーサラブレッドクラブの許可を頂いております】

シャンディエンの5戦目は、またも後方ママとなりました。
スタートは悪くないのですが、そこからとりついていく脚がない。また、追走しても遅れるばかりで正直今日3コーナーで引退を覚悟しました。

一度も1桁着順になれませんでしたね。
でも、ポテンシャルは高いと今でも信じています。サラオクに行くそうなので地方で無双してもらいたいです。
シャンディエンの語源となった『稲妻』な走りは見れずに終わりました。
また、次の活躍を願っています。ご苦労様でした。

さて、シャンディエンとの出会いから振り返ることにしましょうか。
彼はコロナ禍時代の真っ最中にオンラインでのドラフトでした。
新種牡馬ドレフォンに期待し、そのムキムキでバランスの取れた馬体に。
なによりソングラインでお世話になっていた新進気鋭の林徹厩舎に大いなる期待と共に選んだところでした。

デビューまでの道のりは比較的順調で、馬格に恵まれていることもありゲート試験や調整は問題なし。
早期のデビューも見えていましたが、課題が2つ。一つはノドとトモ、つまり身体でノド鳴りが気になる時もトモが悪くなることもありました。
もう一つ、こちらが最大の課題で気性難。
というか元々当歳時から牝馬を見ると興奮して鳴いて立ち上がっていました。
最初は「またまたー」とか我々も思っていたのですが、結局周りにいる馬などに反応してしまうことで調教でもダメでした。
初戦はレーン騎手が確定し、なんと調教も見てくれていたのですがレーン騎手の助言で先行すると集中を欠いてしまいました。

結局、デビュー戦もそのまま臨んで11着。
「今日は回ってきただけですね」というレーン騎手のコメントがその後4戦変わることは最後までありませんでした。

デビュー戦は6/5と考えうる最速のデビューでしたが、そこから長いトンネルへ。
そう、もう一つの課題であるトモが壊れてしまったのです。
しかし、厩舎の発表からも結局寝違えただけのようなコメントがあり、よくよく考えたら精神的なことを含めてしばらく待っている間に身体もダメになった気がします。

その後年明けから復帰してきましたが、内田博幸騎手を乗せた2戦目こそダートを使ったものの11着。
その後は間隔とって芝で2戦(15.11着)。

そして5月からは連続2桁着順として2ヶ月の出走停止。地方を模索も登録→除外が続き結局昨日の札幌出走となりました。

状態はイマイチですが出走します、というのは致し方なかったですが
今思えば初戦から年明けまでの期間でやはり去勢をしておくべきでした。翌年まで放牧で塩漬けにした結果、早期デビューを全てフイにしてしまったのはやはりとても悔やまれますね。

出資していた仲間とも、今見てもカタログ開いたらまた出資するな、なんてコメントしてました。
そのくらい馬自体の出来は優れていましたがどんなに良いエンジンを積んでいても本人に走る意思がなければ仕方ありません。
シャンディエンはある意味自分を貫き通しているので立派ですが、競走馬としては大成できませんでした。

今後はサラオクに出るということで、早ければ今月から環境が変わり地方所属になるでしょう。
個人オーナーの元、その才能が開花することを願っています。走る馬とは何か?という点では課題をくれたシャンディエン。
君自身の頑張りと、これからが素敵なものになることを願っています。
とりあえず、サンデーの競走馬としては引退です。お疲れ様でした。












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