最近は新店舗の準備をしながら、10年前の開業当時の事を思い出す事が多いです。
最近は個人でもジムの開業をする人が多いですが、当時はS&Cの規模での開業というのは珍しく、銀行の担当者からも「他に前例がないので・・・。」と融資でも苦労した思い出があります。
不安になる度に色々な人に相談しては余計に不安になるという悪循環でした。
人は迷っている時や弱っている時に自信満々の人に何か言われると「そうなのかな?」と余計に不安になってしまいます。
責任も取らないし、お金を出す訳でもなく、勝手な自分中心のアドバイスをしてその通りにしないと怒り出したり強烈なダメ出しをする人。
相談した私が悪かったのか、めんどくさくてその後のお付き合いもなくなった人も何人かいました。
結局は起業の責任というのはすべて自分で取らなくてはいけないという基本的な考えが当時の私に足りなかっただけなのだと今なら思います。
あの時に他人の意見に流されて自分の軸がブレブレになってしまっていたら今の私は無かった事だけは強く思います。
あれから10年ですがお陰様で経営も順調です。
犠牲にしたものもたくさんありますが、この10年で良い経験が積めたような気がします。