先日、駐車場にツーリング中のバイクが入ってきたなと思ったら20代の頃に所属していたモトクロスチームの後輩が千葉からのツーリングの途中で立ち寄ってくれました。
もう20年以上も会っていない後輩ですが、あっという間に時間が戻ったような感覚になります。
20代の頃のモトクロスに夢中になっていた頃の仲間というのは休みの日にはいつも一緒、あちこち遠征に出かけたり、レースの結果が良くても悪くてもそれを肴に飲んで、楽しい時も苦しい時も共有した時間を過ごしたりと、今では考えられないような濃い付き合いをしていたような気がします。
当時は大学を卒業して就職をし、会社の上司を見て将来の自分の姿を想像すると夢も希望も無いなと考えてしまう時期だったので、仕事以外で出会う人生の先輩方や大学の時の仲間とは全く違った仲間との出会いがとても楽しい時期でした。
社会人スポーツというのは、学生時代の部活動とは全く違った意味合いです。
仕事の他にトレーニングする時間を確保して、自分で環境を探し、それなりにお金もかけたりしましたが、自分での満足のいく結果が得られる訳ではありません。
それでも20代でモトクロスに費やした事が色々な経験となって生きているし、そもそもその時期がなければジムに行ってトレーニングする事も無かったわけなので私にとっては必然だったのだと思っています。
「今何やってるの?」という私の質問に「あの後、海外に行ってサーフィンにハマっちゃって、千葉の海に引っ越して・・・」なんて相変わらず自由な生き方してるななんて話から、「塚本さんもジム経営してるなんてびっくりですよ。」という話で盛り上がりました。
聞くと、当時の仲間たちもみんな元気で面白そうな人生を歩んでいるそうです。
若い頃に思いきり何かに打ち込む事をやってきた人間とそうでない人間はその後の人生も違ってくるような気がします。
50代になって、若い頃に関わりのあった人達が今はどうしてるのかななんてふと思う事があります。