Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

千葉市内某店@千葉市内某所 本格中華の技が冴える「とりそば」だ!+α

今回のレポはちょっといつもと違います。

商品の画像は出してもよいけれど、店名や場所は出さないでほしい」というお店なのです。

なので、このレポでは、店名もお店の場所も一切明かさずにレポをお届けしたいと思います。

(そう、店主さんとお約束しました)

***

このお店は、とりあえず千葉市内のどこかに存在するお店です。

お店は、少し昭和の風情を感じる狭い店内となっています。

店主さんは、僕より少し年下のアラフォー世代。

なので、「ネット」がどういうものなのか、よく分かっておられる方でした。

なぜ、撮影やネット掲載を拒絶するのかというと、やはり、かつてネットで色々と嫌な思いをされたからだそうです。

なんか、とてもよく気持ちが分かりました。

そろそろ、新しいタイプの「撮影拒否店」が増えて来そうだなぁと思っていた矢先だったので…。

店主さんは、単純に、シンプルに、「お料理」を楽しんでもらいたいと願っておられました。

けれど、最近のお客さんたちは、「撮影」(静止画、動画)にばかり注意が向いています。そして、あることないことをネットで書いては、それが拡散されていきます。

そのことの重さは、僕自身、強く感じてきたことでもありました。15年以上、お店に行っては、写真を撮らせてもらって、あることないことを書き続けてきたその「当の本人」ですから…m(__)m

15年前は、まだブログ黎明期で、それこそネットでラーメンを個人で紹介すること自体、そんなに当たり前のことではありませんでした。ツイッターもインスタもまだ今みたいに広がっていない時代でした。で、ネットでの発信がどんどん広がっていく時代でもありました。

なので、その当時は、ネットでお店を紹介すると、お店の人から「ありがとう」って言われることも多々ありました。

でも、この数年、誰もかれもが自由にスマホを使って自由にあらゆるところで発信することができるようになり、「実食レポ」のレベルを超えて、ネット空間は、「言いたい放題」の空間になってしまいました。言論の自由の幅が広がったとも言えるかもしれませんが、それだけ、「お店のダメージ」を与えるような(無責任な)コメントも、どんどん増えていきました。

店主さんは多くを語りませんでしたが、きっと嫌な思いをされたんだと思いました。いや、このお店の店主さんだけでなく、多くの店主さんが、きっとネット上の言葉に傷つき、悩み、苦しんでいるんだと思うに至りました。

twitterとかで、画像を載せて、店名をあげて、「まずかった」と一言書いてあるつぶやきを見たら、そのお店の店主さんはどう思うでしょうか。僕でも、ショックを受けると思います。(かつて、僕も(匿名の)感想で、「つまらなかった」「ただ眠かった」「何も思わなかった」って書かれて、落ち込んだことが多々あります)

そろそろ、「もう、ネット上に出すのはやめてくれよ…」と思うお店もどんどん増えてきそうです。客は、一度だけ来て、好き勝手書けますが、お店はずっと同じ場所で営業し続けなければなりません。もちろんネットによる「知名度up」というメリットは今もこれからもあると思いますが、その同じネットによる「店へのダメージ」というデメリットも今後どんどん増えてくるかと思います。

多分、多くの店主さんは、メリットを重視し、このまま客の撮影を許してはくれると思います。が、そのデメリットを痛感する店主さんは、「もう、やめてくれ…」と思い、「撮影拒否」を掲げるようになるのでは、と懸念します。

となると、この問題はもう、僕ら食べ手次第なんです。

僕ら食べ手も、ネットに画像をupすることの「責任の重さ」を自覚して、注意深くなる必要があると思います。たかがネット、されどネット。うかつな一言が、自分の知らない間に拡散して、結果として、そのお店に多大なダメージを与えるということがあってはいけない、と心から思います。

僕もこの15年、ずっとそのことを考え、注意して書いてきたつもりです。(それでも、きっとどこかのお店に対して、嫌な思いを与えてしまっただろうと思っています)

「いいお店だな。だから、みんなに伝えたい!」という思い自体は、悪くないと思うんです。「口コミ」の原点は、この思いだと思います。みんなが、この原点を忘れなければ、きっとネットでの口コミもいい効果を発揮すると思うんです。そこをみんなで大事にしたいな、と強く希望します。

というわけで、、、

市内某所の某店の超絶品「とりそば」をご覧ください!!!

ジャジャーン!!!

こちらが、中華の技法が冴えわたる唯一無二の

とりそば(800円前後)

です!

もう、見た目からして「本格的な一杯」を感じます。

その名の通り、鶏肉がいっぱい入ったラーメンで、ボリューム満点!!

この鶏肉がもうとっても凄くて、、、

日本のラーメン店ではあまり「鶏肉」をトッピングにはしませんが、海外の中国系のレストランでは、鶏肉がゴロゴロ入ったラーメンって、わりと定番なんです。

日本でも、「低温調理の鶏チャーシュー」とかって、どんどん増えてきていますが、そういうのではなくて、中華料理の技法を駆使した柔らかい鶏肉が、海外のお店ではよく使われているんです。

片栗粉かな? 片栗粉をまぶして油で火を通した柔らかい鶏肉がゴロゴロ入ったラーメンって、あまり日本ではないと思いませんか? 

でも、海外だと、ホント、そういう柔らかい鶏肉がゴロゴロ入ったラーメン(chicken noodle soup)があるんです。いつも、「この鶏肉、いったいどうやって作っているんだ?」って思いながら、「柔らかくて旨いなぁ…」って言って、食べています。

このお店のこのとりそばは、まさにそういう鶏肉がゴロゴロ入った本格中国系のとりそばだったんです。僕はむっちゃ感動しましたよ…。

店主さんに話を聞いて納得でした。こちらの店主さんは、それこそ市内某所の有名中国料理店で修業された方でした。しっかり中国料理の技術(伝統)を学んだ方でした。(だからこそ、「知りもしないのに、分かったようにネットであれこれ書かないでくれ」っていう思いも出たんだろうと思います)

僕自身、国内でこういう「とりそば」を食べることがあまりないので、ホント「これは貴重だ…」って思いました。

zoom up!

スープは、ライトな塩ベースの中華系のスープでした。

このスープもまた、「本格中国料理店」のテイストを感じる極上スープ。

ピーマンやタケノコ、あと玉ねぎ?(失念…)…

ほんのりとろみも付いている淡くdeepなあんかけ風塩中華スープ。

じわじわっと美味しさが口の中に広がっていきます。

ただ、きっと「イマドキのラーメン店のラーメン」しか食べてない人には分からない味わいだろうなぁ、とも思いました。二郎だとか、家系だとか、背脂チャッチャだとか、鶏白湯だとか、ニボニボだとか、そういうラーメンしか知らない人がこれを食べても、ここのスープの素晴らしさって、分からないだろうなぁって思います(自分がしっかり分かっていると言えるほどの身ではありませんが…💦)。

鶏肉だけでなく、スープもまた、本格中国料理店の「スープストック」に限りなく近い味わいのスープでした。

海外の中国料理店のスープを、更に美味しくしたような味わいで、「ああ、こりゃ、ネットでの宣伝なんて要らないなぁ」とも思ってしまいました…(;´・ω・)。(らんちばさんには食べて頂きたいなぁ…ぼそ…)

店主さんも、「宣伝するとか、広めるとか、そういうことは考えないで、食べてくれた人がまた来てくれたら、それだけで嬉しいです」って仰っていました。(カッコいい…😢)

これだけのお味ですから、そりゃ、また行きますとも行きますとも…(´;ω;`)

麺はこんな感じです。

麺は、よくある定番の中華麺っぽいですが、ちょっと違う感じもしました。

コシが結構強めで、弾力性があって、プツプツっとした切れ心地の良さを感じました。

こちらもまた、店主さんが色々と探し出して、見つけた麺なんだそうです。

(店主さんは決してお客さんと話をするのが嫌というわけではありません。むしろそれを大事にしている方でした。だからこその「掲載拒否」なんだろうとも思いました)

気が付けば、全部食べて、なくなっていました。

これは、うん、問答無用に旨い…。旨いというか、凄い一杯でした

いや~、これを皆さまにご紹介できないのは、ブロガーとしては辛い…😢

でも、店主さんとそう約束したのだから、それは守らなければ…。

とにかく、ちょっとそこらでは食べられない絶品「とりそば」でした\(^o^)/

***

というわけで、、、

千葉市内某所にある某店の「とりそば」の実食レポでした!!

ホントに(今思い返しても)美味しかったなぁ~ってしみじみ思います。

市内なので、また是非行きたいなって思いました。

僕としても、これからはもっともっと注意深く書いていかなきゃなって思いました。

前々から、らんちばさんと話してたんですよね。「どんなに僕らが『美味しくない』と思うラーメンでも、それを『おいしい』と思っているお客さんがいるからこそ、営業を続けていられるんだ(そうでなければ、とっくに潰れている)。それを軽々しく『美味しくない』と書くべきではないよね」って…。

ネット環境が進化すること自体は、素晴らしいこと。でも、それをどう利用し、どう活用するかは、書き手である僕らの問題だし、それが悪い方向に進めば、今後ますます「ネット掲載拒否店」が増えることでしょう。

それは、お店にとっても、僕ら食べ手にとっても「不幸」なことだと思います。

ネットで発信する以上、その発信には十分に注意して、その上で楽しく、情報の交換をしていけたら嬉しいです。

…そんなことを、こちらのお店の店主さんから教えて頂いた気持ちです。

ありがとうございましたm(__)m。

PS

もしお店が分かっても、コメント欄等に店名を書かないでくださいね。お願いします。(削除しなければいけなくなりますので…😢)

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