フランクフルトにやってまいりました。
しかし、すごいなぁ。今回は、、、汗
ミュンヘン→ウィーン→ブタペスト→ウィーン→ヴュルツブルク→ボッフム→デュッセルドルフ→フランク…
ある意味、めちゃめちゃなコース、、、(アポイントの関係とかで…汗)
さて。
フランクフルトと言えば、、、
MUKU
でございます!
前回の記事はこちら
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/056c8e75783b98239641265227a2d76c
もう、このお店については、かなり前回熱く語ったので、、、
まずは、場所ですよね。
MUKUは、まずたどりつくのに大変です。
とにかく路面電車で、Frankensteiner Platzに向かってください。
14番か18番で来られます。
Hauptbahnhofからだと、一回どこかで乗り換えればたどり着けます。
この停留所にたどり着けば、あとは簡単…
なんですが、このお店、看板とか、店名の入ったのれんとかがないので、ご注意を。
停留所の真向かいなので、下手に動かずに、よーくお店を探してみてください。
マイン川を背にして、左手にあります。
この看板が手がかりになる、、、かな?!
このお店は、既にネットでも色々と紹介されています。
YouTubeでも、、、
http://www.youtube.com/watch?v=AFQYqkI7xAo
このお店、クローズドキッチンなので、店主さん、こういう御方だったんだ…汗
さて。
メニューです。
このお店はHPをもっていないので、結構貴重かもです。
今回は、店名を含んだ「MUKU RAMEN(無垢らーめん)」を頂きました!
どどーん。
見てください。この、なんとも「家系チック」なヴィジュアル!!
他のネットでも家系っぽいラーメンという感想もありました。
たしかに、ヴィジュアルはまさに「横浜家系ラーメン」!
なんですが、スープを飲むと、うーん、、、
これは、家系ラーメンじゃないですね。方向性としては似てますが、、、
それなりにこってりとした豚骨醤油ラーメン、という感じです。
日本でも、全国各地で個々の豚骨醤油ラーメンがあります。
僕的には、どちらかというと、岡山ラーメンに近い感じかな、と思いました。
ドイツではかなりこってりとしていて、油分の多いラーメンになっていました。
ですが、日本ほどの「こってり感」はないですね。
日本的には、ライトな豚骨醤油ラーメン。うん。
そういえば、誤解はないような、、、
家系を期待すると、「違う!」ってなるかな、と。
*後でお店の人に確認したら、やはり家系っぽいって言われるそうですが、違うとのことでした。ある意味「独学」でこのラーメンにたどり着いたそうです。なるほど、、、 なので、なんていうか、他に形容しがたい豚骨醤油ラーメンなんですねー。
それよりなにより、、、
このチャーシューですよー!!
これは、なんていうか、過去に食べた欧州のどのチャーシューより旨い!
ドイツのラーメン店のチャーシューはどこもパサパサしてます。
が、ここのはウェットというか、脂多めです。
これはいいなぁー。
それから、チャーシュー丼。
わさびが付いている、という。。。
悪くはないけれど、チャーシューをうまく生かせてないように思いました。
もやしはいらないかな、と。もっとシンプルでいいと思います。
こんなメニューもありました。
でも、これ、どう考えても、日本人向けですよね。。。
「じっくり低温」って、、、
ドイツ語表記あったっけかなー。。。
なお、このお店、現在のところ、8割が日本人、2割が欧州人。
その2割も、ドイツ人ではない国の人が多いそうです。
うーん、、、なかなか難しいですね。
でも、本当によく頑張っているのは伝わってきます。なので、応援したいですね。
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ちなみに、こちらのお店のすぐ近くのキオスクみたいなところの店主さんに話をうかがうと、、、
「僕はだいたい週に2,3回は食べてるよ。でも、スープが(飲み干すには)多いから、焼きそばばっかりだなー」
だそうです。
どうやら、こっちの人は、「スープ=飲み干すもの」と考えているそうです。
「焼きそばだと麺だけでしょ。ラーメンはスープが多すぎるんだよ。僕らには」
なんだそうです。
そうか…
だから、こっちのラーメンは、日本のラーメンと比べると、薄味で、油分少なめなのかもしれないな、、、
日本は、スープを残すのが前提でしょ。だから、あそこまでファットにいける、と。
それにしても、分かりにくいお店ではあります。
お店の前の通りです。
路面電車の駅近くから撮影しました。
ラーメンと言われなければ、本当にドイツらしい(?)街並みです。
こちらが、街の中心方面。
いい雰囲気です。
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夢谷にも通じますが、どちらも「普通に美味しい」ラーメン店です。
が、あえて、厳しく言いますと、これからの時代、これだとどうだろう、と思う自分がいます。
ミュンヘンに、Nipponnoodlesというお店が出現しました。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/8fca599ba29e8add40eb44e2c6352247
このお店のラーメンは、ドイツ人にも受け入れられつつ、かつ日本人をもノックアウトさせる力をもっています。
こういう「国を超えて支持される半端なく美味しいお店」が現れると、どうだろうか、と考えてしまいます。
ドイツのラーメンのクオリティーはますます上がってきているんです。Nipponnoodlesは本当に凄かったから…
敢えて言えば、MUKUのラーメンも、「普通に美味しい」から、「めちゃめちゃ美味しい」に向かう必要があるかな、と。
色々聞いたのですが、今後、さらにドイツ人経営のラーメン店もドイツ各地で生まれる気配があるそうです。
とすれば、日本人も、これまで以上のラーメンを作る必然性が出てくるわけです。
きっとね、Nipponnoodlesが登場しなければ、こんなことを書くことはないです。
でも、、、
しかし、MUKUにはポテンシャルがあります。
欧州で一番美味しい、否、日本でも美味しいと言われるような豚骨醤油ラーメンを極める、
それがまず目指されることになるでしょうね。
マニアな僕からすれば、もっともっと美味しくなるはずだし、もっと本当に美味しいラーメンを作れるはず。
そういう意味でも、今後のこのお店の動向は追い続けたいと思います。