Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

めん丸@都賀 めん丸論になっちゃいました。。

 

Dr.keiは一応、全国のラーメンを食べ歩くラーメンフリークの一人。
まだまだ諸先輩方の足元にも及ばないけれども、、、
とりあえずはラーメンフリーク道を歩んでいるかな、と。

そんな僕だけど、最近近所にできた「めん丸」が気になって仕方ない。
フリークの方に言わせれば、「えー、なんでめん丸なんだ?!」、
と思われるかもしれないが、僕の中では今めん丸が注目なのだ。

2009年末頃から、たびたびテレビで餃子の王将が取り上げられる。
餃子の王将は、この不景気の中、突出して利益を出している。
経済的にも効果は大きいし、ラーメン界の中でも最も勢いがある。
今、餃子の王将は飲食業界の最先端なのである。

このことを踏まえると、めん丸はやはり最先端に位置するお店なのだ。
手作り餃子を売りにし、値段が安くて、勢いがある。
しかも、「ラーメン専門店」なのだ。餃子の王将以上にラーメン店だ。

この00年代は、ラーメンの質の向上が劇的に起こった10年だった。
それと同時に、値段もはね上がり、一杯800円台が当たり前になった。
もちろん使う食材も変わったし、クオリティーもかなりあがった。

だが、ここにきて、その反動がきているのだ。

ラーメン二郎のブレイクもその反動の一つかもしれない。
質ではなく、量と値段、つまりボリュームとCPが今のニーズなのだ。
二郎の質が悪いとかそういうことじゃなくて、
お客さんがそれほど質にこだわらなくなった、ということだ。

もちろんお客さんが全く質にこだわらなくなったわけじゃない。
餃子の王将も、一応「手作り餃子」を売りにしているし、
すべてそのお店で作る手作りのレストランである。
お店ごとにメニューも違うし、個性もあるし、接客もよい。

けれど、餃子の王将の大ヒットは、味にあるわけではない。
「手作り」という演出と、徹底的な「安さ」と「ボリューム」である。
質を感じさせながら、量とコストで客の心を掴む、と。

そういうお店が最近の主流になってきていると思うのだ。

その流れの中で、めん丸都賀店の登場を考えたい、
そういう意味で、開店早々二度目のめん丸訪問をしたのだ。

ラーメン店としてはありえないほどの広さのお店なのに、
あいかわらずたくさんの人が集まっていた。
餃子の王将ほどには安くはないが、やはり低価格だ。
もちろん見た目的にも「こだわっている」印象も見受けられる。

接客もよくて、元気もあって、勢いもある。
それでいて、こだわりのラーメンという印象もしっかり与えている。
ここに、「餃子の王将」系のポイントがしっかり見て取ることができる。

ラーメン業界もまた大きく変わるかもしれない。
今の時代、質じゃないところで、勝負が行なわれているような気がするのだ。
マスコミや評論家の人たちは「淡麗系」とか「ベジポタ系」とか「鮮魚系」とか、
色々新たなムーブメントを言語化しようとしているけれど、
実は、もうそういう質的な変動は起こってない、と考えるべきなのかも。

ラーメンの系譜から言えば、96年組以降のラーメン革命後、
ここにきて、大きな変動が生じているのではないか?!、と。

質への疑問、高価格への不信、マスコミへの不満、
そういったものがあって、それに嫌気がさして、
「もう、そういうのはどうでもいい」という感情が吹き出ているような。。。

そこには、ラーメンとは何か?という問いが潜んでいる。

「ラーメンは安くて手軽でお腹一杯になれる身近な食べ物である」、
という定義からすれば、今のラーメンは本来のラーメンからずれている。

この定義を批判するのがこの15年間だったとすると、
これからは、再び「庶民の食べ物」という時代になるのかもしれない。
もちろん過去にただ遡るだけじゃない。
「安いけど、質が高い」、そういうラーメンが求められているのだ。
(もちろん「質」の質的な変容はあるだろうけども・・・)

と、なんだか、変な議論になってしまいましたが、、、

今回、めん丸では、つけ麺を食べてみました。

まー、とにかくつけスープが酸っぱくて、大変でした。
ここまで酸っぱくする必要はないかと思いますが、、、

どうなんでしょうね~・・・(汗)

でも、ボリュームと低価格、これはお見事でした。
スープ割りも予め用意されているし、具もたくさん。
質はともかく、量とボリュームで満足できました☆

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