LUNASEAのギタリストであり、
また、X JAPANのギタリストでもある
SUGIZO
が、2022年2月、とんでもないアルバムをリリースしました。
とんでもない、というか、これまでになかったような音世界で、衝撃的です。
前回のフルアルバムもかなりディープでマニアックなサウンドでしたが、今回はそれをはるかに超越する音世界になっているんです。これは、ちょっと凄すぎるかもしれない、、、
今回は、HATAKENというモジュラーシンセサイザーパフォーマーの方とのコラボ作品になります。
#SUGIZO x #HATAKEN 待望のファーストアルバムは意欲的なアンビエント作品です。即興ライブ・デュオがコロナ禍だからこそ、たどり着いた深遠な音世界があなたを心の旅へと誘います。#ギター & #モジュラー の即興ライブの化学反応が結晶化したようです。SUGIZOさん感謝です!https://t.co/4FSgqonS4Z pic.twitter.com/rXEelbgifg
— HATAKEN (@Hataken_synthes) December 21, 2021
今回のこのアルバムを聴くと、【アンビエント系サウンド】であることは間違いないと思います。
が、長年アンビエント系を好んで聴いてきた僕としては、海外のアンビエント系音楽でも、ここまでのはないぞ…というレベルのすごい作品になっていて、もう驚きでした。
アンビエントサウンドとヒーリング音楽と環境音楽と、それから神秘主義的な宗教サウンドを融合したような、音の小旅行という感じさえします。個人的には、死ぬほど大好きなENIGMAと、あと同じくドイツのSchillerに結構近い感じもして、もう超ツボであります。ぶっちゃけ、普段の生活では、こういう神秘的なアンビエント系~ヒーリング系~チルアウト系しか聴いてないですからね(苦笑)
まずは、聴いていただきましょう!
こんな感じです!!
LUNA SEAとかX JAPANみたいなロックしか聴かない人からしたら、「なんじゃこりゃ?!」って思われるかもしれませんが…💦
でも、今のSUGIZOは、こういう一般にいう「アンビエント系」~「チルアウト系」の方向に向かっているんですね。数年前までは、わりとダンス系~トランス系~エレクトリック系のハードなサウンドを奏でていましたが、ここ最近は、アンビエント系の方に向かっているように思われます。もともとこういう系のサウンドが大好きな僕としては、もう嬉しい!!としか言いようがありません。
このアルバムは、7曲入りなんですが、収録時間は1時間弱もあるんです。
アンビエント系に慣れてない人からしたら、「これが1時間続くの?!」ってビックリするかも?!
でも、何か作業をしたり、ちょっと仕事に疲れて気持ち的に異世界に飛び出したいと思ったり、寝る前に暗い部屋で流したりして、普段と違う音楽の聴き方をすると、このサウンドの良さが分かってくるかも?!
今回のこのサウンドは、海外に「脱出」できなくて、もんもんとしている日本人にはすごく癒しになるかも?!?!
僕ももうかれこれ2年間、海外に行けてなくて、心からもんもんとしています。このアルバムを聴きながら、国際線に乗って、空の世界を眺めて、Higher Selfを楽しみたいなぁって思いました。
1. Muladhara [ムーラダーラ] [09:19]
2. Svadhisthana [スヴァディスターナ] [07:17]
3. Manipura [マニプーラ] [07:52]
4. Anahata [アナーハタ] [09:02]
5. Visuddha [ヴィシュッダ] [07:41]
6. Ajna [アージュニャー] [08:38]
7. Sahasrara [サハスラーラ] [09:30]
曲のタイトルも、サンスクリット語になっています💦
これは、…「チャクラ」(全七種)だ、、、
Muladharaは、root of existence(実存のルーツ)という意味で、Svadhisthanaは、Where your being is established(あなたの存在が打ち立てられる場所)という意味で、Manipuraは、City of jewels(宝石の街)という意味で…
なんか、全部カッコよくないですか?!?!(さすがはSUGIZO!!😂)
チャクラは七種、七色、七つの世界…
!?!?!....
…
で、モジュラーシンセについてですが、、、
この動画を見ると、どれだけ「変態」か分かるかと思います(苦笑)
モジュラーとは何かというと、、、
モジュラーとは、工業製品や精密機器を作るときに、共通規格の既存部品を組み合わせて作る作り方、また、そうして作られた製品のことを指します。そしてその組み合わせる部品やユニット、要素の事をモジュールとも言います。
例えば、ハンドル、サドル、タイヤ、ペダルを組み合わせて作る「自転車」、ディスプレイ、OS、CPU、HDD、メモリなどを組み合わせて作る「パソコン」などが代表的なモジュラー型の製品にあたります。各部品の品質がそれぞれ別に担保されているため、誰が組み立ててもほぼ同じ品質の製品を作ることができるというのが特徴です。
モジュラーが全体だとすると、モジュールはその個々のユニットや要素ということになりますね。
その個々のユニットや要素であるモジュールを複雑につなげ合わせていく「音を作るための電子楽器」のことを言います。僕もいつかチャレンジしたいなぁって思う楽器ですが、、、(どれだけお金がかかるんだか、、と💦)
電子的な音をそれこそ原始的に作り出していく試みと言っていいかもしれません。
もともとは大学の研究室の実験的な電子楽器みたいですが、それが一般で売られるようになり、モジュラーシンセも一般に知られるようになった、ということみたいです。
考えたら、僕も海外で音楽を漁っていると、こういう系のサウンドを時折(アングラ系で)聴いてきたなぁ…って。
エレクトリックな音の限界を突破しそうなすごい(不安定過ぎるほどに不安定で、ある意味で何よりも自然的な)シンセ(シンセって言っていいのかどうかも分かりませんが…)です。
これ、最後まで聴いてみてください。途中からなんだか分からないけど、すごい音世界になっていきます。
本当に音楽のような、メロディーのような感じになって聴こえてきます。(音階とかないのに…)
ヴィジュアル系に詳しい人的には、かつてのYUKIHIROが室姫さんと組んでいたOPTIC NERVEに近いサウンドに聴こえるかもしれませんね。(今の時代にOPTIC NERVEが活動していたら、こんな風になっていたんじゃないか?!って)
このサウンドに、モジュラーシンセを取り入れたら、またすごく違った音世界になっているんだろうなぁって。
いつかYUKIHIROとSUGIZOのこういう系のアルバムが聴いてみたくなってきたな~~。
…
というわけで、、、
SUGIZO×HATAKENの素敵過ぎるコラボアルバムのご紹介でした!!
イマドキの音楽や商業音楽もいいですが、たまにはこういうディープで深淵な音世界に触れてみるのも悪くないんじゃないかなって思います。
これもこれで商業音楽と思う人もいるかと思いますが、その次元は確実に超えていると思います。
僕自身、長いこと音楽をやってきて、こういう音世界に憧れていたりもします。
それこそ、まだLUNACY時代からSUGIZOのギターを聴いてきたロックキッズでしたが、なんか、今のSUGIZOと同じような音楽の趣味(?)をキープできていることに、秘かに喜びを感じています🎵
なんか、自分では抱えきれない苦しさや悲しさや絶望を感じている人にこそ、こういう音楽を聴いて、現実ではない音の世界の中に埋没して、自分自身をリセットするというか、自分自身から解脱するというか、放下するというか、そういう経験をしてもらいたいなぁって思いますね。
それこそ、ネットの世界から少し離れて、こういう音楽の世界に1時間ほどどっぷりハマってみると、世界の見え方が変わってくると僕は思います!!
CD音源で音楽を聴いている人はこちら!!
ダウンロードの人はこちら!
一曲ずつでも購入可能です。
この曲、おススメです!
これもまたすごい世界観です…💦
SUGIZOって、ホントに素敵なアーチストだなぁって思います。
もう30年以上、ずっとSUGIZOの音世界に触れ続けているんだなぁ、、、(n*´ω`*n)
これからもずっと彼の音世界に触れ続けていきたいです💓