8月。
郡山~猪苗代~会津若松~喜多方~大内宿と来て、再び郡山に戻ってきました。
郡山駅での滞在は40分。この最後の40分に、もう一軒だけどうしても行きたいお店がありました。
それが、郡山駅前のアーケードにある、
麺屋くさび
であります!!
前々からその存在は知りつつも、行けていなかったお店です。
こちらのお店は、郡山ブラックとかとは無縁の「豚骨醤油&more」のお店です。
ここに書いてあるように、麺屋くさびは、
福島豚骨醤油
を売りにしている創業20年を超える人気ラーメン店です。
豚骨醤油好きの人なら、地方の豚骨醤油も食べてみたくなりますよね?!
ラーショ系~横浜豚骨醤油~家系だけじゃなく、主に西日本で豚骨醤油は人気です。
和歌山、徳島、岡山、広島あたりは、豚骨醤油ラーメン王国になっています。
でも、考えたら、東北エリアで「豚骨醤油ラーメン」ってあんまり聞かないなぁ…って。
豚骨と醤油を使ったラーメンはいっぱいありますが、「豚骨醤油」あるいは「醤油豚骨」を謳ったラーメンって、東北だとあんまり聞かないなぁって思うんですよね。(大都市仙台は除いて!)
なので、「福島豚骨醤油」という言葉を聴くと、なんかワクワクするんです💓
ここにもあるように、この駅前の本店が生まれて20年以上のお店です。
何年創業なのかは、ちょっと分かりませんでしたが、もう立派な中堅店ですよね。
2007年に書かれたこちらのブログ記事によると、このお店は、東京・池袋にある「屯ちん」の流れを汲むお店なんだそうです。屯ちんには、僕も何度か行ったことがあります!(2007年の僕の「屯ちん」のレポはこちら!)
なるほど、屯ちんをルーツに持つ「豚骨醤油ラーメン」のお店なのか?!
ちなみに、このお店は「アルトルイズム株式会社」という郡山の会社が経営しています。
altruismって、「利他主義」「博愛主義」「愛他主義」っていう意味の言葉ですよね?! 素敵な名前の会社だなぁって思いました。altruismは、僕にとっても重要ワードの一つなので✨
で、こちらが、その「福島豚骨醤油」のラーメン各種ですね。
このメニューの思惑?にのって、「マル得盛豚骨醤油麺」(税込1078円)にしようかなぁって思いましたが、朝はホテルでブッフェで、昼は大内宿でラーメンとねぎそばを食べているので、、、
豚骨醤油麺(税込836円)
を頂くことにしました!
この今の時代にあって、ラーメン一杯830円ってすごく安く感じます。
800円台前半のラーメンを見ると、嬉しくなる自分がいて、怖いですね~。一昔前は、「600円」のラーメンとかざらにあったし、「500円台」のラーメンだって、結構普通にありました。
でも、今は900円台~1000円台のラーメンが主流派になってきています。
そう考えると、郡山駅前のラーメン店で840円いかないラーメンが食べられるって、すごくありがたいことですよね?!
他にも、「蔵出味噌豚骨」やあっさり系の「地鶏中華」なんかもあります。
地鶏中華麺も一杯税込で836円となっています。
その他、餃子、チャーハン、唐揚げなども売っていますね。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!
こちらが、20年以上郡山で愛されている、
豚骨醤油麺
であります!!
うんうん、これぞまさに「背脂豚骨醤油ラーメン!!」って感じのヴィジュアルです。
白濁とした豚骨スープに背脂がチャッチャとふりかけられています。
屯ちんと同じ流れの「東京背脂ラーメン風」な感じがする背脂ラーメンですね。
zoom up!
うんうん、表面に背脂がいっぱいプカプカっと浮いた豚骨醤油ラーメン。
たしかに、これを見ると、屯ちんのみならずの東京背脂チャッチャ系ラーメンって感じですね。
スープを一口飲むと、、、
「うわぁぁぁぁ~~、こりゃ、大好きな背脂豚骨ラーメンの味だわ~~🤤」
って思いました。
あまりクセがなくて、臭みもなくて、すっきりとしたマイルドなこってり&クリーミースープ。
豚骨醤油って銘打っていますが、ラーショ系でもないし、家系でもないし、岡山系でも和歌山系でも徳島系でもない、まさに「東京背脂豚骨醤油味!」を感じるこってり背脂豚骨スープになっています。
でも、東京背脂ラーメンよりも、豚骨スープ感が強くて、濃厚さもあります。ラーショより濃厚だけど、家系ほど濃厚ではない感じ?! まさに「背脂豚骨ラーメン」って言いたくなるスープです。(一番近いなぁって思ったのは、町田商店系のあのクリーミー豚骨スープみたいな感じ?!)
だから、ポジション的には「企業系家系」✖「東京背脂醤油」の融合系みたいな?!
麺はこんな感じになっています。
この麺がもう(僕個人的には)「大当たりな麺」でありました。
中太の縮れ麺になっていて、ボソボソとした食感がたまりませんでした。
この麺、この会社の自社製麺になっているらしく、相当研究したんだろうなって思います。
まさに「東北クオリティー」の麺になっていて、感動しちゃいました💓
この麺はまた是非ともどこかで食べたいなぁって心底思いましたね。
背脂の塊は、大きいのから小さいのまで。
臭みのないさらさらっとした背脂で、大粒の背脂は「お肉」を食べているような感じで。
きっとフレッシュな背脂を使っているんだろうなぁって思いました。
やっぱ背脂ラーメンって、僕は好きなんだなぁ~~(n*´ω`*n)。
ほどよくクリーミーなこってりスープですが、濃度・粘度はそれほどでもなく、どこか「しゃばしゃば感」もあって、そこに背脂が浮いていて、どこかで食べられそうだけど、でも、あまりこういうスープって見ないなぁっていう、なかなか渋いところを突いてくるラーメンになっていますね。
チャーシューは、バラロールチャーシューで、柔らかくて、ホロホロタイプ。
つまんだだけで、崩れてしまうタイプのやわやわチャーシューでした。
このチャーシューもいいなぁいいなぁ~(n*´ω`*n)
考えたら、なりたけとかのチャーシューもこんな感じだよなぁっていうね。
で、メンマは、すっごくなが~~~~い長いメンマで、食べ応え抜群でした。
卓上調味料はこんな感じです!
初日の1軒目に来た「角麺」と同様、「お酢」が卓上に置いてありました。
聴けば、このお店でも、ラーメンにお酢を入れる人が多いんだとか?!
ラーメンにお酢、、、これが、郡山ラーメンのスタイルなんでしょうか?!
こういう風に、お酢をそのまま卓上に置いておくって、結構珍しい気もしますが、、、(でも、餃子を出しているお店だとお酢を卓上に置くのは普通のことか、、、でも、しかし、なんか郡山のお酢は目立っているんだよなぁ)
まずは、おろしにんにくを入れます。
背脂豚骨ラーメンには「おろしにんにく」がぴったり合いますね✨
七味唐辛子も置いてあったので、入れてみました。
にんにくピリ辛背脂豚骨醤油ラーメンになりました\(^o^)/
そして、トドメはタマノイの「ヘルシー穀物酢」です!!
このヘルシー穀物酢を入れると、味が一気に「すっきり仕様」に変わります。
まぁ、想定範囲内の味の変化ですが、お酢をラーメンに入れるのって、なんか「あり」だなぁって思いました。
油そばだとわりともう「定番の調味料」になっていますが、ラーメンだとまだまだあまり、、、
でも、このクソ暑いシーズン、熱いラーメンでも、お酢を入れると、清涼感が増して、背脂豚骨醤油ラーメンもさっぱりになるなぁって思いました。お酢の力は偉大かもしれない、、、
お酢とラーメンの関係についても、もっと深掘りしたくなってきたなぁ、、、
最後の最後にペッパーも入れて、「サワースパイシーニンニクピリ辛背脂豚骨醤油ラーメン」になりました、とさ。
***
というわけで、、、
郡山駅前にある「麺屋くさび郡山本店」の初レポをお届けいたしました。
このお店は、郡山の若者~中年向けのラーメン店…かなって思いました。
観光客は「郡山ブラックラーメン」を食べたいだろうし、ラヲタさんたちは更に洗練された本格郡山ブラックラーメンを目指すだろうし、、、
このお店は、郡山のラーメン好きの人たちが気軽に来られるラーメン屋さんっていう感じでしたかね。千葉駅周辺でいうと、「万龍軒」に近いタイプのお店かな?! いや、「麺屋ことぶき」に近いタイプのお店かな?!
こちらのお店でも、大食漢系の人のためにG系メニューも出ていました。
ここでは、二郎じゃなくて、「三郎」になっています!!
ガッツリ三郎、ですって!!
あと、コッテリの「油そば」も出ています。
どちらも、若いラーメン好きの人から好まれそうなメニューだなぁ~~。
あと、なぜか、広島つけ麺が登場していました。再登場か。
つけ麺も色々と揃っていました。
次に郡山に来る機会があったら、ここのつけ麺も是非とも食べたいですね。麺がすっごく美味しかったから、つけ麺で食べたら、もっと麺に感動できそうです\(^o^)/
場所はこんなところです。
先日ご紹介した「角麺」の向かい側にあるお店です。
駅前のメインの通り沿いではなく、一つ路地を入ったところにあります。
歩行者専用のアーケードの入口あたりです。
こんなアーケードですね。
郡山の人なら、この写真でここがどこか瞬時に分かるんだろうなぁ~。
このお店のちょっと先には、僕が大好きな「ますや本店駅前店」があります!
このますや本店にもホントは行きたかったんだよなぁ(この時間は営業してませんでした…😢)
また、遠くない未来、是非郡山にも来たいなぁって思います!!
郡山大好きーーーー\(^o^)/