匠に続いて、二度目の訪問となるNIPPONNOODLESに行きました。
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ミュンヘン最後の日のお昼に行きました。これで最後です。
この日、遂に、ドイツ人の店主さんとお会いすることができました。
とても細くてかっこいいおじさんっていう感じの人でした。
聞けば、なんと元メディア関係の方らしく、テレビの宣伝などを制作していたそうです。
なので、どこか「業界人」っぽい感じがしました。
この店主さんは、もともとデュッセルドルフで育った方で、「なにわ」のラーメンに衝撃を受けて、ラーメン店を志したそうです。
すなわち、なにわチルドレンなんです。
で、僕が「ラーメンマニアなんです」と言うと、「僕もラーメンフリーク(GEEK)だ」、と言ってきました。
…まー、いいか。スルーしておこう(苦笑)
彼は言いました。
「ドイツには、ほとんどまともなラーメン屋さんがない。美味しいラーメン屋さんも数軒しかない。だから、僕の夢は、まだここ一軒しかないNIPPONNOODLESを軌道に乗せて、チェーン展開していくことなんだ。ここがうまく行ったら、二号店、三号店とどんどん出していくよ。だから、すごく頑張っているんだ」
前回食べた時に、「あー、こりゃ、相当、こだわってるわ」と思いましたが、本当にそうでした。
お店の奥に、製麺機があり、すべて麺は自家製なんです。スープもきちんとレシピ通りに毎日作っているそうです。
驚くのは、そのラーメン店を経営しているのがドイツ人であることと、それがとてつもなく美味しい、ということです。
お世辞抜きで、とてつもなく美味しかった。
だから、どうしても、もう一度食べておきたかった。
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これを食べねば帰国できない!と思ったのが、汁なし担々麺カルボナーラ!
ドイツ語的には、Carbonara。8,90€。
見てください!!!
このなんともスタイリッシュな汁なし担々麺をば!
もうね、これが問答無用に美味しいんですよ。。。
日本の汁なし以上のレベルかもしれない、、、(マジで)
それくらい、魅力的な汁なし担々麺でした。チーズがどっさり。
チーズ王国ドイツならではの逸品かもしれない。
言葉にするのがとても難しい、、、とにかく変化球的でありながら、ど真ん中ストレートな感じ。
ひき肉がたっぷり使われているので、美味しさも格別でした。
麺は、もう、本当にいいですね。
日本の普通のラーメン店以上のレベルかもしれません、、、
つるつるっとしていて、わしわし食べるタイプ。コシもあって、のど越しもよい。
本当に素晴らしいんです、、、
でも、一番の驚きは、、、
分かります?
ドイツですよ。
ドイツですよって。
凄いでしょ?!
何がって?!
ドイツでは、生卵はほとんど食べません。なのに、「半熟」なんです!!!!
いいんですか?!?!的な。。。
ドイツでこういう半熟の目玉焼きって、なかなか見られません!!!
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さて。
さて。
それから、メニューにはない「裏メニュー」を店主さんがおすすめしてくれました。
それが、こちらの「照り焼きチキンラーメン」です。
Chicken Teriyaki 13,50€。(1500円相当→高っ!)
日本のラーメン店で、「照り焼きチキンラーメン」を出すお店ってあるんですかね?!?!
ググっても、「照り焼きチキンラーメン」なんてものを出しているお店って皆無ですね。
うん。。。
ってことは、こういう「照り焼きチキンラーメン」こそが、外国出産のオリジナルラーメンってことになるのでは?!
そういえば、匠でも、テリヤキチキンラーメンがあった!!
でも、日本には存在していない。
ということは、、、
みなさん、、、
てりやきチキンラーメンこそが、ヨーロッパ(あるいはUSA?)のご当地ラーメンってことになりません??
これですよ。
照り焼きチキンが、これまた絶品でして。
しかも、その肉汁がスープに混ざり、、、
もう、至高のヒトトキでありました。
ただし、高い! でも、旨い… うーん、葛藤、、、
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ミュンヘンは、もうこのNIPPONNOODLESと匠がツートップでしょうね。
日本人の極上ラーメンか、それともドイツ人オーナーの極上ラーメンか?!
こういう「競争」があることで、お互いに切磋琢磨し合うんだろうな、と。