出張で、成田~佐原間にある「滑河駅」にやってまいりました!!
この10年、ブログをやっていて、滑河駅が登場するのはお初となります。
電車での出張だったので、駅前のラーメン店(ないしは食堂)探索。
…といっても、この駅の周辺には、二軒しか、飲食店がありません。
色々と現地の人に聞くと、「麺なら、ここでしょう」、という意見が多かったので…
(もう一軒は、定食が絶品らしいです!!)
はい。
と申します。
食べログでさえも、記事等がありません。
なんか、さらにもう一歩、千葉ラーメンの深い次元に入った気分になりました。
見てください。
ちゃんと、中華そば、ありました!!
こういうお店の「中華そば」、むっちゃ、そそりますよね。
ご高齢のご夫婦が切り盛りしていました。
で、地元の高校生の男の子たちが食べに来ていました。
完全にローカルな世界に埋め込まれたお店、という感じです。
聴けば、創業90年!!
今のご主人で、なんと4代目。
中華そばは、昭和30年頃から提供しているそうです。
なので、60年くらいは、ラーメンを提供し続けているお店、ということになります。
見てください!
この完璧な「食堂ラインナップ」を!!
もう、うっとりっすよね。
何も言いますまい…。
ただただ、この世界を味わいたい…。
で、こちらが、大橋屋食堂の中華そばです。
なんと、一杯、たったの450円!
でも、味は、ホンモノですよ。いや、マジで。
醤油の味が際立った、油分控え目なラーメンです。若干、竹岡を感じるけど、別モノ。
シンプルなんだけど、どこまでも深みのある味わいというか。
きっと、60年前から、それほど変えてないんじゃないかな、と。
60年前のジャンクなラーメン、という感じかな?!
で、特記すべきは、チャーシュー。
かなり攻撃的で、しょっぱいタイプのチャーシューで、感動してしまいました。
しっかり味が付いていて、イケイケで、でも、臭みがまったくなく…
さすがは、元精肉店?!
驚きでした。
麺も、プリプリっとした麺で、食べ応えあり、でした。
最高のバランス、といいますか。
実際的には、昔ながらの中華そばなんですけど、そこに何とも言えない重みがありました。
うん。この麺、よかったなぁー。
自家製麺ではなさそうな・・・
でも、未確認なので、何とも言えません、、、
こんなのもありました。
もう、THE 昭和、ですよ。感激ですよ。感動ですよ。ノスタルジーですよ。
都市部は、次から次へと「変化」「変化」ですけど、それとは無縁の世界。
もっと、日本人も、こういう牧歌的な世界を見知った方がいいと思いますね。切に。
このお店に来ると、世の中の世知辛い動きが、幻のように思えてきます。
人は全然歩いていません。
寂しい駅前でした。
千葉は、一方で大都会、大都市に属しますが、もう一方でローカル色の強いエリアなんです。
是非、一度、こういうローカルな場所で、60年続く伝統のラーメンを味わってもらいたいものです。
きっと、少しだけ、人生観が変わる…かも?!