今日、すごい実感したことがあった。
それは、世の中には、才能の人と努力の人がいるってことです。
才能があって、ひらめきがあって、瞬時にあらゆることをぱっと理解できる人がいます。それこそ僕が15年くらいかかってやってきたことを、さささっと理解して、自分のものにすることができる人がいます。
他方、そういう才能はなくとも、地道にじっくりとゆっくりと考えながら、少しずつ理解していく人もいます。覚えはあまりよくないし、ひらめきやとっさの判断はできない、けれど、じっくりとゆっくりと理解を深めていく人がいます。
どちらがいいかって話ではなく、人間には、この二つの突出した種類の人間がいるんだ、ということを痛感しました。
僕は、よく「才能のある人」と言われます。「頭がいい」とも言われます。おごっているわけじゃなくて、そう言われることが多々ある、というだけです。 かつての指導教官にも、「あなたには、書く才能があるんですよ」と言われたこともありました。恩師にも、「君は、語学の天才だ」と言われたこともありました。
でも、僕は、自分自身を深く考えると、「才能の人」では断じてありません。実際、学生時代、ドイツ語の成績は本当によくなかったし、勉強だって、そんなにできる人間ではなかった。勉強自体は好きだったけど、優等生ではなかったです… 文章はいっぱい書いてるけど、とてもまともな文章が書けてるとは思えない。…
好きなことはとことんはまるけど、どれも突出した成果を出しているわけではありません。どれも、ただ、なんとなくやり続けているだけです。才能はないけど、とりあえず続けるだけ続けて、、、 で、なんとか幾つかのことは少しはものにできたかな、という程度です。
だから、「努力の人」ってわけでもない気もします。でも、どちらかといえば、「努力の人」かなとも思います。でも、そんなに努力したとも思えない。ただ、とにかく継続して、やってみよう、と。
ドラムだって、もう5年が経つのに、ちっとも巧くはありません。でも、地道に続けていくことで、いつかそれなりのドラムが叩けたらいいかな、とは思ってます。才能があれば、ぱぱぱっとひらめいて、色んなドラムが叩けるようになってると思います。でも、残念ながら、そういう才能には恵まれていないようです。
なので、「才能の人」には憧れるけれども、自分は、努力するしかないかな、続けることしかできないかな、と思います。
強いていえば、「持続の人」でありたいかな、と。才能もない、努力もできない。でも、続けることはできる。それもまた、一つの能力だと思います。これからもしぶとく色んなことをほどよく地道に続けていきたいなって思いました。 努力ってほどじゃないにしても、ほどよくなるがままに、続けたいな、と。
はい。おしまいです。
GUTE NACHT☆