2009年、最も注目を集めるであろうDELUHI。
ヴィジュアル、世界観、独自性、演奏力、
すべてにおいて卓越している若手4人組で、
正直、プロ顔負けのレベルに達している。
2008年の暮れにDELUHIは三枚のシングルをリリースした。
VISVASRIT(1.FREEDOM 2.BABY PLAY)
MAHADEVA(1.HYBRID TRUTH 2.Ivory and Irony)
そして上のJAGANNATHの三作だ。
JAGANNATHは、ヒンドゥー教の言葉で、ジャガナートという神の化身。
辞書だと「神の化身、またその神像の呼称」なんだとか。
それが転じて、「絶対的な力」、「巨大な破壊力」という意味にもなるらしい。
しかし、こんな言葉よく知ってたなぁ~(汗)
1曲目のリヴィングデッドはちょこっと妖しいギターアルペジオで始まる。
裏のシンセにオリエンタルな雰囲気を感じる。
そして、DELUHIお得意のヘビーなリフへと続く。
AメロはJuriのささやく声が印象的な静かなメロ。
で、Bメロで(予想通り)シャウト系になり、リフレイン。
サビは(これまた予想通り)開放感のある歌モノに変化する。
この辺はOrion Once Againと近いかな。
それなりに雰囲気が出ていていいんだけど、
なんかタイトルとイメージが違うんだよなぁ。。。
Juriの声がJ-POPよりだっていうのもあるだろうけど、
それ以上に音に雰囲気がないんだよな。
Ledaには是非GRASS VALLEYを聴いてもらいたいなぁ。
異国感を音で出すのってやっぱ難しいし、
技術以上に必要なものがたくさんある。
方向性としてはすごくすごくユニークなのだから、
スキルアップと同時に色んな音楽をどんどん吸収してほしい!
(コンセプトがすごくいいだけに、音と曲をもっと極めてほしいな!)
2曲目のRebel:Sicks, Shadow:Sixは、
もう言うことない。勢いそのまま、パワフルでど迫力な一曲だ。
ライブで盛り上がる曲っていうのかな~
この曲のLedaの声はいい感じだ。もっと壊れてほしいかな。
ちょっと品が良過ぎるんだよなぁ。
もっとダーティーな感じでサビの部分を歌えたら、
もっと多くのオーディエンスの心をつかめるんじゃないかな。
BASSのAggyみたいなダーティーさが欲しいのだ。
あともう少し!!!
(まだ僕はニヤリと笑えないのだ)
DELUHIは本当に可能性を感じるバンドだ。
だからこそ、厳しいことを言えば、
もっともっと勉強してもらいたい。
これだけの演奏力があるんだから、
それプラスαの部分をもっと極めてもらいたいなぁ。
特に「ヒンドゥー」の精神というか、ソウルというか、
そういうオリエンタルな感じが今のHM~V系サウンドに加わったら、
とんでもない音世界を創造することができるんじゃないかな。
DELUHIのメンバーがこの記事を読むことはないだろうけど、
一ついえることは、V系のファンは心に弱さを抱えている人が多い。
精神的なもろさというか。闇というか。
そういう闇の部分を音で代弁することがV系の社会的使命なんだと思う。
このことを是非知ってもらいたいのだ。
X JAPANを愛したファンたちは彼らの音楽を通じて「カタルシス」を得た。
音楽はある意味での陶酔や恍惚や狂乱を引き起こす。
DELUHIはそういう麻薬に近い作用を産み出すだけのポテンシャルを
しっかりと持っていると僕は確信する。
だからこそ、もっともっと高みを目指してほしいのだ。
頑張れ、DELUHI!
(ドラムのSujkも次世代のヒーローになれると思うな!)
DELUHIを聴いたことがない人は、
ま~、ちょいっと下のプロモ見てみてくださいよ~
すっごいですよ。ドラムのドコドコ最強です!
(曲は第二弾のHYBRID TRUTHです)
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