今年も、また「学園祭シーズン」を迎えました。
学園祭となれば、我が「ドイツ語チーム」の模擬店であります。
今年で10年を迎えるクラブですが、模擬店も9回目の出場となります。
…
今年もまた、昨年同様にメンバーが少なくて、大変でした。
他のクラブは、結構人手も多くて、つっ立っている人もいましたが、、、
うちは、ブラック企業さながらに、全員フル回転でした。
最初から最後まで緊張感が半端なかったかも!?
今年は、人数も少ないので、メニューを絞りました。
①カリーヴルスト(ソースはドイツで買ってきたオリジナルのものを多分に使用)
②カルトッフェルズッペ(ドイツ風ジャガイモスープ:バーデンバーデン河合さん伝授)
の二つです。
(カリーヴルストが60人分で、カルトッフェルズッペが50人分)
それでも、人が足りないので、本当に過酷でした。
が、、、
それでも、営業開始と共に売れ始めて、13時頃には「完売」してくれました。
あっという間でした。
***
まずは、カリーヴルスト。
ソーセージは、巨大なソーセージをボイルして、焼いていきます。
一人、ほぼ丸ごと一本分です。
しかも、このソーセージがめっちゃ美味しいんです。
お店に出せるレベルの極上ソーセージですからね☆
カレーソースを作りながら、調理室でボイルしたソーセージを焼いていきます。
いい匂いが漂ってきます。
僕も試食しましたが、今年のカレーソースはめっちゃ美味しかった。
昨年の反省から、一人あたりのソースの量もたっぷりにしました。
カリーヴルストといえば、たっぷりのソースですからね。
しかも、本場ドイツのソースはかなり甘いんです。
この動画にあるように、コカ・コーラを使う人も結構います。
昨年とは少し違う作り方にしました。
切り方は、ドイツ風に「乱切り」に。
不揃いな感じがいいんですよね。
ドイツのカリーヴルストでも、ボイルしただけのものや、焼いたものなど色々です。
このようにプレートで温めたものを、専用の機械でザクザク切っていくお店もあります。
こんな機械もあるみたいですね(苦笑)
凄いなぁ。。。
日本人がラーメンに鬼のようにこだわるように、
ドイツ人もカリーヴルストには死ぬほどこだわっているようです(苦笑)
で、スープ。
こちらは、トロトロのジャガイモスープ。
かなりかなり凝ったスープになっています。
いかんせん、バーデンバーデン@稲毛の河合さん直伝のスープですからね。
今年のスープは、本当に両日とも、よかったです。
見た目も、完璧でした。
これで、一杯250円。
かなりかなりお得なスープになったと自負しております☆
砕いたクラッカーとパセリがいいアクセントになっていました。
1日目の途中、ちょっと「ぬるかった」という批判があったので、熱さのキープを大事にしました。
でも、あんまり火を入れ過ぎると、それはそれでドロドロになり過ぎちゃう。
この辺のキープがとても難しいなぁ、と。。。(毎度毎度、、、)
…
でも、無事に、スープも完売してくれました。
よかったよかった。。。
みんな、死にそうな顔をしてたけど、、、(;´・ω・)
(でも、そこは若者。あっという間に元気になることでしょう☆)
さらに…
今年は、「ドイツ資料館」というのもやりました。
学生たちが作った超巨大なドイツ地図の上に、色々とドイツの名物品を置いていきました。
南ドイツ、ウルム近郊にある「シュタイフ本社」のあたりには、
こんな「展示」をしました。
真ん中のクマちゃんの名前は、Heidi。
アルプスの少女ハイジ×シュタイフのコラボ作品。
僕が今年ドイツで買ったものを展示させてもらいました。
子どもたちも、「おお、手が動く!足が動く!」って、大はしゃぎでした。
女の子は特に、このシュタイフの人形に関心を示していました。
意外と、、、
というとあれですが、意外と多くの人が見に来てくれて、感動しました。
「大学の学園祭らしいドイツパビリオン」になったかな、と。
今回、三つの事に気づきました(考えました)。
①こういう模擬店を出す場合、スタッフの数が少なくても、指揮系統がしっかりしていると、フルに機能することができる、ということ。むしろ、無駄な動きや無駄な配慮がいらないので、人数が多いよりも「強み」になる、ということ。もちろん一人にかかる重荷は大きいですが、無駄に人がいることとどちらがストレス負荷が高いかは分からないなぁ、、、と。…それでも、一クラブで模擬店と資料館の二つをやろうとしたら、人は必要。スタッフが少ない中で、毎日これを続けていたら、そりゃ病むよな、と痛感しました。飲食店経営がどれほど大変か、少しばかり身をもって知りました。
②カリーヴルストのソースは、ちゃんと勉強すれば、日本でもいいソースが作れるぞ、ということ。来年は最初からカリーブルスト用のソースを作ってみたいなぁ、と思いました。決め手が「コカ・コーラ」というのは、目から鱗だったかな。(なお、今年はコカ・コーラは使いませんでしたが…)
③こういうイベントに教員はどこまで介入すべきか。また、どこまで手を出すべきか。分からないなぁと思った二日間でした。ただ、やっぱりある程度の介入がないと、こういうことは(うちでは)できないし、高校の学園祭の延長になってしまい兼ねません。それに、質的にいいものを、と思うと、「教員=大人の介入」は、決して無意味ではないかな、と。ただ、「やり過ぎ」はよくないから、そこだけは注意しないとな、と。
学園祭がいいのか悪いのか、というのはちょっと留保して、「学園祭」もまた一つの「学びのきっかけ」にはなるかな、と思います。やり方次第によっては、通常の学生生活とはスケールの違う学びもできるかと思います。
要は、「やり方」「使い方」の問題だろうな、と。。。
色々と考えさせられた二日間でした。
関わってくれた全ての人に感謝!
Danke schön!