新庄で、今回、自分的に一番気になっていたお店が…
こちらの…
新旬屋 麺
であります!!!
老舗店というよりは、むしろ新庄発のニューウェイブ系ラーメン店。
ニューウェイブ系といっても、もう10年も経っているので、立派な「中堅店」ですね☆
現在、山形県内で、店舗拡大路線を取っています。
結論から言えば、From新庄の、国内最高レベルの実力派ラーメン店かな、と。
圧倒的な力を感じるお店でした。
千葉人的には、ずばり「新庄の福たけ(ないしはまるわ)」、と言ったところかな!?
全体的に、レトロフューチャーな、懐かしくて新しいラーメンを提供するお店でした。
いや、そうじゃない…
ローカルなものを徹底的にブラッシュアップさせて昇華させたラーメン店、ですね。
「どこか懐かしい」というキャッチフレーズ。
たしかにその通りなんですが、ラーメン自体は完全に「最先端系」。
懐かしい味、懐かしいラーメンを、どこまでも先鋭化させて、進化させた味、、、
そんな感じです(結論的に言えば…)
こちらの看板メニューは、
あっさり金の鶏中華、ですね☆
人気ナンバーワン。
そのつけ麺バージョン、金のつけ鶏中華もあります。
この「金の鶏中華」って、すごいネーミングがいいですねー。
で、人気ナンバー2が、、、
山形名物 初代鶏中華
鶏中華クラシック
クラシックと言いながら、天かすが入り、さらに揚げ半熟煮玉子?が入っています。
クラシックなのに、超モダン&アーバンなのが憎いです。
更に更に!!!
濃厚好きの人のために、海老豚骨そば、なんていうのもあり、
そのつけ麺バージョンの海老つけ麺(こってり濃厚)なんていうのもあったりします。
凄いなぁ。。。
(全部食べたい、、、(;´・ω・))
更に更に更に!!!
激・煮干し中華そばに、スーラー鳥鳥に、
新庄名物とりもつらー麺まであったりします。
ひゃー、こりゃ、もう一度じゃ絶対に語れない。
なんか、千葉的には、「麺処まるわ」のようなラーメン店ですよ。。。(;´・ω・)
さーらーにー!!!
味噌系のラーメンもしっかり用意されています。
辛味噌中華も食べてみたいなぁ、、、
どれだけあるんだ!?!?(;´・ω・)
ランチ時には、ミニ豚飯が200円で、ミニライスは50円。
こういうランチのセットメニューがあるのも、なかなか素敵です。
…
もう、メニューが多すぎて、、、(;´・ω・)
途方に暮れた挙句に、金の鶏中華と、鶏中華クラシックを注文しました。
見た目だけじゃなくて、味的にも全然違う、とのことでしたので、、、
まずは、金の鶏中華!!!
ジャジャーン!!!!
ご覧のとおり、スープが黄金色に輝いています。
素敵だぁー!!!!
表面は、「鶏油」で全体的に覆われています。
ゆえに、鶏の皮の美味しさがガンガンに効いた激ウマスープになっています。
黄金色のスープ、これが、めちゃめちゃ美味しくて、失神しそうになりました。
「こりゃ、なんだ!? 美味しすぎるぞ、、、」、と。
で、麺も、凄かった。。。
酒田クオリティー(=つまり最高のクオリティー)の麺になっていました。
これですよー!!
東北の麺が美味しい!と、普段から豪語する「根拠」は。
酒田のケンちゃんラーメンに似た感じ、というか。
ゴワゴワしていて、それでいて、もっちりしていて。。。
こんな感じで、太い麺で、縮れています。
この麺なら、本気で、毎日でも食べられます。
あと、鶏チャーシューも絶品だったなぁ。
鶏肉って、柔らかくて、さっぱりしていますよね。
まさに、そんな鶏肉の良さが存分に発揮された鶏チャーシューでした!!
で、新庄のラーメンのシンボルともいえるこれ!!!
「キンカン」です!
これこそが、新庄のラーメンのある種の「アイデンティティー」になっているかな、と。
こちらのキンカンは、「中華そば末広」で食べたキンカンとは違う食感でした。
こちらのキンカンは、どちらかというと、卵の黄身みたいな食感でした。
キンカンにも色々とあるんだなぁ、、、と(しみじみ)
で、、、
ドドーンっと!
こちらが、人気ナンバー2の「鶏中華クラシック」です!!
見てください、この個性的なヴィジュアルを!!!
聞けば、「うどんのようなラーメンを」というのがコンセプトなんだとか。
ラーメンなんだけど、うどんや蕎麦のような「かえし」を使っているそうです。
スープ自体は、上の金の鶏中華と一緒みたいですが、タレ(かえし)が別物なんですって。
そうかー。
どこか、和風、というか、優しくて、甘い感じがするんですよね。
そういうコンセプトのラーメンのようです。
面白いなぁ。。。
zoom up!
ネオクラシカルなのが伝わってきます。
従来の王道トッピングがほぼないんです。
卵はなんか厚揚げみたいになってるし、
チャーシューはなくて、薄切りの細切れのお肉が入っているし、
レンゲの上には、天かすがどさっと盛られているし、、、、
しかも、それが全部、このスープに合っているし…
ひゃー、ひゃーって感じ。
驚きの連続でした。
麺も、ぶっとんでいます。
酒田クオリティーの麺とは異なり、「うどん」のような麺。
でも!! うどんじゃないんです。
やっぱり中華麺なんです。
極太のコシのつよい、うどんのような、でも中華麺と言うべき麺でした。
口の中で暴れまくる麺になっていました。
で、天かす。
僕は、「天ぷらラーメンを応援する友の会会員」(!?!?)なんですけど、
天かすがこうやって、レンゲの上に置いてある、というのは初めて見た気が…
和風のじわっとくるスープに、この天かすが混ざることで、
とんでもないパンチのある、印象的なスープに大変化します。
失神するかと思った、、、(;´・ω・)
で、揚げ半熟玉子。
これ、いったいどうやって作ってるんだ!?
生卵を油の中にぶっこんでいるの?
それとも、ある程度固まった半熟玉子を揚げているの?
この玉子にも感動したなぁ。
つまりは、感動の連続、驚きの連続、でした。
個人的には、こっちの鶏中華クラシックの方が好きかな!?
でも、麺は金の鶏中華の方が好き。
あー、もう、ダメ。気が狂いそう(苦笑)
全部において、こだわりを感じました。
山形らしさを残しつつ、世界レベルで戦えるスタイリッシュなラーメン。
ローカルでありながら、グローバルなラーメン。
これぞ、まさに「グローカルなラーメン」でありますよ!!
(詳しくは、『学びの実践学』第一章を参照してください!)
千葉人的には、当初の「麺処まるわスピリット」を感じるお店でした。
10年目のお店ということで、今、最ものっているのかもしれません。
やっぱり「中堅店」が一番美味しい、という僕の仮説はまんざら嘘でもなさそう。
これだけラーメンを食べているのに、ここのお店には衝撃以外の何物でもありませんでした。
営業時間はこんな感じになっています。
このエリアに住んでいたら、100%常連さんになっているだろうなぁ。
ホント、凄いお店だった。
***
食べ終わった後、店主さんとも色々と語れました。
僕と同じ世代の人で、気合い入っている人でした。
千葉・松戸の超人気店「とみ田」の店主さんとも交流があるそうで。
とみ田もたしかにぶっ飛んだ凄いお店でした。
そのとみ田の店主さんも、こちらのラーメンを絶賛している、ということでしょう。
それくらい、ハイレベルのラーメン店だった、と。
それが、この新庄の駅近くにある、というのだから、、、
このお店のラーメンを食べるために、また絶対新庄に来よう!と誓った僕でした。
一茶庵、末広、そして、新旬屋 麺。
三軒とも、多種多様で、本当にお世辞抜きで、ずば抜けて凄かった。
きっと、他にも、すごいお店が新庄にはあるんだろうな、と確信しました。
酒田のラーメンは全国的にもずば抜けていますが、新庄も負けてない。
酒田ほどに大きな街ではないので、あまり全国的に知られていないかもしれないけど、
酒田とはまた少し異なりつつ、また酒田ほどの麺クオリティーをもっています。
新庄のラーメン、もっともっと知りたいなぁって強く思っています。
さよなら、新庄。