はい!
梨の花です♪
みんな大好き、梨の花です★
今回は、珍しく(?!)店主の鈴木さんからの貴重な貴重なお誘いがあり、かけつけました。
鈴木さんは、僕のお兄さん的存在。八街時代も、いっぱい色々とお話を聴かせてもらいました。そして、千葉に移転する際、今の場所で開業する前に、一緒に呑んだりもしました。奥様も、とっても素敵な人で、僕個人的にファンやってます(苦笑)。なんなんだろうな、このお二人の魅力は。。。(でも、鈴木さんと奥さんを天秤にかけたら、奥さんの方が上なので、いつも僕は奥さんを応援するために梨の花に行っているんです(投打+汗)。
さて、今回は、なんと新しいタンタンメンを作ったというんです。
梨の花のタンタンメンと言えば↓↓↓
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/b19713fe3f9cd142b15eb7de57c2d791
これっすよー。
この二種のタンタンメンを思い浮かべつつ、タンタンメンが運ばれてくるのを待ちました。
ジャーン♪
これが、梨の花のNEWタンタンメンです!
これ、めちゃめちゃ手間暇かかってますよ。作っている過程を見ていて、嫌になりました(苦笑)。これだけ手間暇かけてるんだ、、、と。ラーメンって、基本的に、仕込みの段階ではかなり大変なんですけど、仕込みが終われば、後は、丼にタレや油を入れて、スープを注いで、麺を入れて、トッピングして、はい完成♪、なんですよね。けれど、このタンタンメンはその工程がめちゃめちゃ複雑なんです。
最初に隠し味のチョ●を入れて、そこに調味料となる油や塩ダレやガムラマサラ(カレー粉)やその他、色々な味の基となるものを入れていきます。そこに、温めて作るゴマダレを注ぎ、さらに清湯スープを加え、その上で、さらに二種類のラー油を入れて、海老粉をふりかけ、最後にまたいくつかの手を入れて、完成します。もう、見ているだけで、頭がぐるぐるしそうな感じで。。。
で、お味。
あれだけ複雑なことをやっていたら、一歩間違えたら、絶対にゲテモノになりますよ。。。昔、僕もいろいろと実験をしていて、やりすぎて、この世のものとは思えないほどクソ不味いスープを作ったことがあります。あれ以上に不味いものは未だ見たことがない。。。 複雑にすればするほど、味も分かりにくくなり、ちょっと間違えただけで、とんでもない方向に向かってしまいます。
が、このタンタンメン、すごいです。全体的なまとまりが半端ないんです。最初に、チョ●を入れてますよね? あれだって、一歩間違えたら、ゲテモノ化しちゃいますよ。でも、違う。全体的なまとまりとその味の複雑さと立体感の見事な調和。お見事としかいいようがない、、、
聴けば、食材は30種類ほどにのぼるそうです。これだけの食材を使って、一つの作品を綺麗に仕上げるとは、、、汗
胡麻の風味とラー油の辛さがすごいマッチしていて、なんていうか、クラシックな坦々麺と千葉県の新名物勝浦タンタンメンの融合系というか、、、 いや、勝浦タンタンメンの要素を取り込んだNEW TYPEの王道坦々麺、というか、、、
鈴木さんは、「このタンタンメンは、僕が食べたいと思うタンタンメンなんです。うち(梨の花)らしさがあって、そして伝統的な坦々麺らしさを感じるような、そういうタンタンメンなんです」、とおっしゃっていました。
まったくもって、そういうタンタンメンでした。クラシックでありながら、斬新、という。。。
久々に震えましたね。
そして、極めつけはこのお肉の塊です。従来の「枠」を超えた強力なトッピングになっています。
是非、こちらは実際に食べて感じてもらいたいです。
そして、こちらもまた現在開発中(?)のさっぱりとしたおろし豚丼です。
近い未来、梨の花の昼のメニューのサイドメニューとして登場する、とか?!
僕的に、これにもまた衝撃を受けました。っていうか、もうここにきたらこれしかない、、、かも!?
こんなものまでいただきました。ありがとうございます。
さっぱりしつつ、ジャンキーで美味しかったです。ビールが飲みたくなる…
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梨の花には、たくさんのファンがいます。本当に多くの人に愛されています。僕も僕で、懇意にしているラーメン店がたくさんあり、それなりにいろいろとお付き合いさせてもらっています。お互いに、それなりにいい人脈に恵まれています。でも、なんだろう。鈴木さんって、すごい近い存在っていう感じがするんです。兄貴でもあり、同志でもある、というか。
聴けば、梨の花を八街にオープンさせたのが、当時41歳だったそうです。まさに「遅咲き」でした。その後も、立地的にも大変だったと思います。でも、今は、みなさんもよくご存じのとおり、千葉の実力派人気ラーメン店になっています。お客さんの数も半端ないです。
ラーメン店って、早く開業すればいいってもんじゃないんだな、と改めて思います。やはり、きちっと色々と勉強して、それなりに人生経験を積んで、あらゆる料理に触れて、そしてやるもんなんだな、と。
現在、千葉に限らず、ラーメン店は受難の時代に入っています。閉店するお店も本当に多いです。物価やガス代の高騰もあり、ラーメンという食べ物の需要と供給のバランスも崩れています。物価が上がれば、ラーメンの価格も上がります。けれど、価格を上げると、大手に勝てなくなる。値上げをするのは、とても難しい。
ラーメンブーム以後、極めて厳しい状況下にあると思います。そう断言してよいと思います。
そういう向かい風の時代にこそ、経験や哲学が必要になってきます。「今、ラーメン店として、どう歩めばよいのか」。それは、小手先の技術だけの問題ではありません。
梨の花は、そういう意味で、今の時代の最高のお手本になるのでは、とも思っています。
ずっと応援します!!
(応援団長はぴーすらいとさんですけれど!)
http://ameblo.jp/super-ce/