ハンブルク、今回最後のラーメンレポです。
ハンブルクのラーメンのパイオニアは何といっても、「RAMEN BAR ZIPANG」。
ここがハンブルクで初となるラーメン専門店。
ZIPANGは、今や「超」のつく大人気店になっています。
このお店の影響もあってか、2017年に大きな動きがありました。
前回、レポした「MOMO RAMEN」が2017年11月にオープンしましたが、
その少し前、2017年8月に、今回ご紹介するお店、
Kokomo Noodle Club
がオープンしていたのです!!!
いったい、どんなお店なのでしょう!?!?
ドイツのラーメンの新店、もう、超ワクワクします。
場所は、St.Pauli駅から徒歩で7分くらい?!かな。
わりとアクセスはシンプルだったように思います。
遂に、レーパーバーン付近に「ラーメン屋さん」かー、、、
レーパーバーンは、欧州最大の歓楽街。歌舞伎町の比ではありません。
そんな最大級の歓楽街付近に「ラーメン屋さん」ができるとは、、、(++)
感無量であります。
なお、「Kokomo」の名前の由来ですが、なんかのアニメ?キャラ?から取ったとか、、(失念)
「ここも」!?
ご存知の方がいたら、教えてください!
店内は、やっぱりスタイリッシュで、クールです。
もちろん「カウンター席」もありました。
僕は一人なので、カウンター席へ。(ただし、クローズドキッチン)
まだ、あまり知られてないせいか、それほど混んでもなく…(昼は…)
メニューを見てみましょう!(ワクワク)
昼のランチメニューとして、「+3€」で、アイスティーとワカメの酢の物が頂けます♪
いいですねー。こういうサービス♬
そして、「前菜」(!?)
ドイツだと、まず「前菜」が出てくるのが、面白いところ、、、かな?
冷たい前菜は、キムチに、ワカメ和えに、ワカメのゴマ和えに、KOKOMOサラダ。
サラダは、8€なので、1000円越え!!!(;´・ω・)
そして、温かい前菜。
枝豆、野菜天ぷら、揚げ豆腐、唐揚げ、揚げ豚(?)、餃子、海老マヨ天…
凄いなぁ、、、
全部、食べたい、、、(;;)
そして、ラーメン!!!
まず来るのが、塩チャーシューメン!!(!?)(なんで??)
そして、味噌タンタンメンが来て、豚骨ラーメン、醤油ラーメンへ。
醤油ラーメンは、「グリーンマシーン」だって!!(;´・ω・)
どうやら、このグリーンマシーンは、ベジタリアン向けっぽいです。
そして、、、
KOKOMO、オリジナルのスペシャルラーメン!!
塩ラーメン「柚子&岩塩」、12€。
醤油ラーメン「チリ&鮭」、14€。
味噌ラーメン「東京チキン」、10€。
ラーメンヌードル「ココロコ」、9€。
ひゃー!!!
どれも、面白そう!!!
なんてこった、、、
こりゃ、食べる前から「再訪決定」だわ、、、(;´・ω・)
そして、トッピング。
トッピングって、ドイツ語で、Veredelungって言うんだ…
edelって「優雅な」「高貴な」っていう意味で、エーデルワイスのエーデル。
エーデルにする=トッピング、かー。。。なるほど。
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、「醤油ラーメン<チリ&鮭>」です!!
すげーーーーーーー!!!!!
これは、もう、まさに「勝浦タンタンメン」!!!(;´・ω・)
厳密には、勝タンではないですが、スープはまさに「勝タン」の味わい。
あっさり清湯スープに、ラー油とゴマがいっぱいかかっています。
スープの味わいとしては、勝タンに近いけど、微妙に違う、、、
ラー油というよりは、やっぱり「チリ味」。
日本人の口にもとっても合いますね、、、
辛さは、勝タンより少し弱いくらい、かな。激辛ではありませんでした。
トッピングも、とってもユニークです。
ネギや煮玉子は、日本と変わらないけれども、、、
生エノキが入ってくるあたりが、こっちっぽい。
異国のラーメンなんだなぁ、と実感できるかと思います。
せっかくの海外のラーメンなんだから、もっともっと「変形」してほしいなぁ、と。
ま、それは、今後の展開として。。。
麺はこんな感じです。
うん、悪くない。
かつて、ラーメン超ウルトラ不毛遅滞ハンブルクってことを考えると、大前進です。
自家製なのか、購入しているのかは分かりませんが、日本の麺に近いです。
(たしか、麺はハンブルク市内で取り寄せているって言ってたような)
ただ、日本の麺に比べると、ややコシが弱くて、プツプツしています。
ドイツの麺って、どこも、若干日本の麺よりは「やわめ」な気がしますが、、、
これが、ドイツ人の好みゆえなのか、それとも進化の過程なのかは分かりません。
量は程よい量だったかな。
120g~140gくらい!?
二杯目もわりと余裕な感じでした。
そして、目玉はなんといっても、これ!!!
巨大で分厚い焼き鮭!!
日本人として、胸躍ります~。
日本の鮭ほどにしょっぱくなくて、肉厚感が半端ないです。
辛みのあるスープと一緒に食べると、それはもう、めくるめく味世界。
お肉=チャーシューはないですが、物足りなさもありませんでした。
煮玉子も、わりと本格的でした。
ドイツで、こういう半熟煮玉子に出会えるようになるとは、、、
やっぱり感無量ですねー。
…
というわけで、それほど量も多くなかったので、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、TONKOTSU RAMEN ORIGINALです!!
来ました、白い豚骨スープ!!!
ちゃんとスープも厨房で炊いているそうです。
お味からしても、これぞ、「THE TONKOTSU!」って感じでした。
スープ自体は、わりと九州方面のライトでさらっとした豚骨スープ。
なんとも、「一風堂」の影響もあるとかないとか(おそらくアメリカの一風堂)。
たしかに、一風堂ライクな豚骨ラーメンかなぁ、、とは思いました。
が、一風堂そのものというよりは、一風堂の要素を盛り込んだスープって感じ!?
すっきりしていて、ダシ感もあって、くどくなくて、飲み干せるタイプ、というか。
あと、若干、日本の豚骨スープとは異なる独特な臭いというか野性味が感じられます。
麺は、上の醤油ラーメン<チリ&鮭>と同じかな、、と思われます。
かつてのドイツのラーメンの麺のクオリティーを思うと、涙が出てきますねー。
しっかりとした麺です。
これだけしっかりとした麺がハンブルクで味わえる時代になったんだなぁ、と。
この豚骨スープには、合っているかな、と思いました。
チャーシューも、かなりホンキでした。
柔らかくて、ジューシーで、トロトロしていました。
日本で食べるチャーシューとほぼ変わらないというか、、、
ロールになっていないのが、ちょっとあれですけど、、、
豚肉大好きドイツ人だけに、お肉については全く問題ありませんでした。
ただ、値段を考えると、二、三枚は欲しいかなぁ、、、
で、こちらが、ランチセットのわかめときゅうりの酢の物です。
やさしく酸味が効いていて、「日本の食卓!」って感じがしました。
これに関しては、もろ100%、日本の「和えもの」ですね。
欧州テイストもなにもない、、、と。
器もとっても綺麗でした。
ハンブルクにも、いよいよ「ラーメン文化」到来、ですね。
これは、本当に嬉しい奇跡です。
しかも、「後発エリア」なので、その分、クオリティーも高い。
前にレポした「The Lesser Panda Ramen」も半端なかった。
ここも、なかなかだった。
もちろん、パイオニアのZIPANGも抜群のクオリティー。
MOMO RAMENの店主さんも超研究熱心。
これから、この四組がどこまで頑張れるか。
そして、それにどれだけのフォロアーがついてくるか。
また、ラーメンファンをどれだけ作ることができるか。
ドイツのラーメンの闘いはまだまだこれからです。
お店付近の様子はこんな感じです。
わりと、「住宅街」って感じのエリアだったかな??
商業エリアではありませんでした。
ちょっと行けば、レーパーバーンですけど、、、
…
というわけで、新店「Kokomo Noodle Club」の初レポでした!!