Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

◆ULTRA◆SCHAFT◆ あの伝説のSCHAFTが復活!DrはなんとYUKIHIRO!

ホントは、2月にはupしたかった記事…(;^ω^)

今年に入ってから、音楽を楽しむ余裕は全くといっていいほどなかったような…

というか、大好きな音楽を語る余裕がなかった、というか、、、

でも、音楽は僕の命の源。

ブログでいちいち書いてはいないけど、いっぱいCD買ってます(苦笑)

CDが売れない時代、とはいいますけど、、、

僕の場合は、まだまだ買いまくってます。。。

ただ、買い方が変わったな。

今はほぼ、すべてamazon経由で買ってます、、、

昔は、時間もあったし、CD屋さんに行って、あれ買おうかなーとか、あれ欲しいなーとか悩むのが楽しかったけど、今は、なんか、全然余裕がなくて、、、

(唯一、ドイツに行ったときだけは、今もCD屋(サターンとか)で、あれこれ聴いては、何を買おうか悩んでます)

っていうか、日本のCD屋は、概してダメ。サービスが悪い。CDの中身を試聴できないし、できても、お店側のオススメ作品のみ(今はどうなんだろ!?) ドイツでは、ほぼ全てのCDを、店内で聴けます。

さて。

今回は、久々のSCHAFT。

多分、BUCK-TICKとかつてのSOFT VALLETファン以外では、知っている人はいないんじゃないかな!?

詳しくはこちらを

BUCK-TICK、っていうか、今井さんって、ドイツ、好きなんだろうなって改めて思います。

SCHAFTもドイツ語だし、その後に組んだユニットもSCHWEIN(豚)だし。。。

僕のドイツ語も、きっと、そういうところからの影響もあるんだろうな、って。

で、90年代に活動していたSCHAFTですが、ここに来て、電撃復活。

復活って言っていいのかな??

リヴァイバルかな??

しかも! なんとなんと、ドラムは、ラルクのYUKIHIROなんです。

これには、もう興奮しましたね。僕が中学生の頃から大好きなYUKIHIROが、同じくずっと大好きな今井さんと藤井さんと一緒にバンドをやるんですからね…。

しかも、音的には、バリバリのインダストリアル。

その大昔、多分、YUKIHIROが20歳くらいの時かな? ZI:KILLのインタビュー番組で、「僕は今、エレクトリックボディービートしか聴いてない」って言ってました。YUKIHIROはドラマーですが、嗜好的には、エレクトリックでハードな音楽が好きなんだって、思った記憶があります。

で、2016年。

むちゃくちゃハードなインダストリアル系サウンドをぶちかます作品をリリースしたんです。

まずは、これを聴いてみてください。

ハードでしょ!?

で、クールで、カッコいいでしょ!?

日本では、まだまだ「インダストリアル系」って、一部の人を除いて知られていないジャンルだと思います。

でも、ドイツとかでは、こういう感じのサウンドを奏でる(売れてる)バンドやユニットがいっぱいいて、本当に刺激的なんです。

昨年、めっちゃはまった曲はこれ。

これもまた、そういう系のバンドかな、と。

でも、日本の、しかも美的なアーチストの集合体ですからね。

そう単純じゃないのが、本作「ultra」かな、と思いました。

とにかく音楽の「幅」が半端ないんです。ラスト二曲の「Leidenschaft」と「魅」は圧巻です。

Leidenschaftは、藤井さん作曲なんですけど、激しい楽曲の中にEnigmaを彷彿とさせます。醜くて美しい、という二律背反を見事に詰め込んだ一曲になってます。

で、ラストの魅は、どこまでもメランコリックで、淡々としているのに、どこまでもエモーショナルな曲で、、、

全体的に、「静」と「動」が混在しているような美しいアルバムなんです。

もはや、「商業主義的な音楽」を超えた「アートな一枚」かな、と。

アートとしてのロック、アートとしてのインダストリアル、というか。

きっと、商業音楽しか触れてない人には、「なんじゃ、こりゃ!?」ってなると思います。

が、逆に、このアルバムを通じて、「自分がこれまで聴いてきた音楽って何なんだ!?」、と思えるきっかけになるのでは、とも思うんです。一般の人が「消費物」として嗜んでいる音楽は、それ自体、音楽だし、否定もしません。

けど、消費されるだけの音楽とは別の音楽もあるんです。しかも、それは何もクラシックやジャズだけじゃない。

SCHAFTの音楽は、欧州のサウンドを日本的に昇華させた不思議な音楽芸術になっています。

今の日本の消費音楽に飽きてきた人には、是非一度、SCHAFTの音世界に触れてほしいなって、密かに思っています。

最後に、こういう系のドイツの音楽でも、、、

日本で、こういう音楽がチャートインすることって、、、

まずないだろうなぁ、、、(;^ω^)

 

日本の商業音楽至上主義は、なんとかならないのかな…。

ミュージシャンが、マーケットに振り回されないで、ちゃんとクリエイティブな仕事ができる環境を作ることも、実は大事なんじゃないかって、思うようにもなりました。

その点、今井さんは、めちゃめちゃ「戦略的」な気がしますね。

コメント一覧

kei
Densukeさん

こんにちは。お返事遅れてすみませんでした。(ブログの更新をするのがやっとでした)

とてもとても貴重なお話ありがとうございます。ただただ、凄いなぁと思いました。

2015年の段階で、彼女はかなり頑張っていると思いますし、ドイツ全土のCD屋さんで、彼女の作品が置かれています。そういう意味では、長い長い歴史をもっている人なんだなぁ、と思います。

Densukeさんは、どうしてベルリンのライブハウスで働いておられたのですか? ベルリンで生活しておられたのですか?? 
Densuke
相当昔の事ですし、当方既に60歳となり記憶も余り定かではありませんが、、80年代前半、僕はベルリンのライブスペース「ロフト」でバイトしながら音楽やってました。自分ではベルリンが一番面白かった時期ではないかと思っていますが。で、サウンドエンジニアみたいな事もしていたし安いスタジオをただ同様で使わせてもらってました。そこの出版部門にマリアンネが転がり込んで来た時期があったんです。彼女ティーンのシュラーガー歌手としてヒットを出した後、鳴かず飛ばずの時代が続いたようで、自分でデモを作ったりしていたようですがメジャーレーベルは相手にしてくれなかったようです。で、いつもスタジオに寝泊まりしているような僕に声がかかってプロデュースしてもらえない?というような話だったんですが、本人と会ってデモを聞いて、本人の方向性が定まっていないようなので「考えさせてね」と言って断ってしまいました。多分彼女のキャラクターがそうなんだと思います。歌っていられればいい、そういう感じかな、という印象を受けました。確かに彼女の一番の魅力は声だろうと思います。当時僕はもっとラジカルな音楽にはまっていたので彼女が書いてきたデモ曲はダメだろうと出版部門の人には言ってしまいました。僕自身がちゃんとしたプロだったらやったのかもしれませんが、マリアンネのイメージをどうするか、というところから始めて、総て書き直してアレンジし直すのが面倒だったというのが本音かもしれません。今でもちゃんとやってるんだ!という事で、僕等よりもずっと芯があった、ということになりそうです。
kei
Densukeさん

こんにちは。またまたのコメントありがとうございます!

そうですね。Marianne Rosenbergさんですね!

http://www.schlagerplanet.com/news/promi-news/schattenherz-marianne-rosenberg-gruendet-neue-band_n1619.html

彼女って、いわゆる「歌謡曲」(シュラーガー)を歌う人ですよね??

プロデュースですか!?!

その話、もっと詳しくお聴きしたいです!! 彼女の声、大好きなんです☆
Densuke
おひさしぶりです。これ、Marianne Rosenbergじゃないですか、、30年近く前にこの子の曲のプロデュースを頼まれた事があるんです、、断ったんですけど。動画を見た限りでは顔が変わってないんでびっくりしました(ちょっと痩せたかも)。超なつかしいです。
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