Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

WABI SABI侘寂@ブラチスラヴァ(スロヴァキア) 現地の人の高級和食店の牛味噌ラーメン!

スロヴァキア首都のブラチスラヴァ、ラーメン巡り第三弾!(苦笑)

一軒目、二軒目とも玉砕でした。これで、三軒目も「辛ラーメン」(from韓国)だったら、笑うしかありません。

この街に、「日本のラーメン」は存在するのかしないのか。

街の中心からとぼとぼ歩いて20分。

ドナウ川の対岸はなんか素敵。

森の中に超高層ビルが建っている感じで。

こういう変な光景、大好きです。

そして、しばらく川辺を歩くと、、、

とても近代的な建物が見えてきました。

どうやら、ここに「日本料理店」があるらしく、、、

ここで、どうやら「RAMEN」が提供されているらしく、、、

一応、上がホテルで、下が飲食店等になっている模様です。

ありました。

スロヴァキア首都のブラチスラヴァが誇る高級日本レストラン。

WABI SABI

ネット検索しても日本語の情報は皆無。

そうでしょうね。わざわざブラチスラヴァまで来て、城もロクに見ずに、郊外の日本のレストランに行く人なんて…

いるわきゃない(苦笑)

***

こちらのお店、運営も経営も調理もすべて現地のスロヴァキアの人がやっています。

日本人の影響は見られません。

が、しかし、西欧によくある中国~東南アジア系の人がヘンにパクろうとするお店ではありません。ここには、れっきとした「境界線」をひくことができると思います。

●自分たちの食文化に合わせるかたちで、日本食(SUSHI、SUKIYAKI等)を利用しようとするお店。

●日本食文化を学ぶ気持ちをもって、忠実に日本の料理を再現しようとするお店(…でありながら、どこか自国の文化が垣間見えるお店)

全然違いますよね。ただ、前者を批難する気もありません。いつかSUSHIが廃れ、別の料理が流行ればそちらになびくでしょうし、それを誰も責めることはできないかな、と。そういう意味では、日本の「またお前もか系」も、批難されてはいけなかったのかもしれません。ただ、批難はしなくとも、「もっと、自分の頭や感性で考えたらいいのに?」、とは思います。

一番びっくりしたのは、スロヴァキアのシェフが、鉄板焼きを作っていたこと。なんか、日本人みたいでした(苦笑)

さて。

メニューです。

ありました。

Miso ramen、お値段、なんと12.50€!!

日本円にすると、味噌ラーメン一杯、1700円!!!

こちらは物価が他国より安いですから、感覚的には2000円超えですかね。

さすがにスイスには勝てませんが、とんでもない「高級料理」です。

けど、実際に食べると、この価格でも「納得」することができました。

 

見てください!!!

ここ、スロヴァキアですよ!! ブラチスラヴァですよ!!

にもかかわらず、このヴィジュアルですよ。

もう、このラーメンが出された時に、思わず、「おお~」って歓喜の叫びをあげてしまいました。そして、写真をパシャパシャ(こっちでも、ちゃんと「写真を撮ってもいいですか?」と聴いている健気な僕)。

きっと、他のお客さんからすると、「変な奴」と思われたでしょうね。だいたい、世界どこであっても、こんな奇妙なことをして喜んでいる人間なんて、いないですもん。「写真を撮ってもいいですか」、「…(パシャパシャ)」、「おお~~」、「ウマ~~~~」、みたいな。こんな外国人、見たことがありません。まぁ、日本でもそんなに多くはないけど…(でも、日本人だけですよね、、、「おたく」なんですかね、、、苦笑)

ちなみに、こちらの味噌ラーメン、牛の味が半端ないです。牛骨じゃなくて、牛肉から出ている旨味だと思います。

さすが高級ラーメンとあって、牛肉がこれでもか!っていうくらいに入っていました。肉の旨味は骨からではなく、身から出てくると言われています。これだけ身が入っているとなると、それは確かに牛味ラーメンになってもおかしくはないかな、と。

そして、味噌。

新しくないですか? 「牛味噌ラーメン」。牛骨ラーメンはありますが、牛味噌ラーメンってあまり聞きません。牛骨味噌ラーメンならあってもいいかな、と思うほどで。

なお、レシートを見ると、「BEEF MISO RAMEN」と書いてありました。まさに「牛味噌ラーメン」なんです。

とはいえ、それほど牛肉!という変な主張もありません。上品であっさりとしていて味わい深い味噌ラーメンになっていました。麺も、しっかりと日本っぽい麺を使っていました。ストレートの乾麺なのかな?! 生麺をゆで上げて冷凍させたものかな? いずれにしても、「なんちゃってラーメン」ではない、ホンモノらしさのある麺でした。

えのき、ネギ、かまぼこ、ゆで卵、牛肉等がトッピングですね。

牛肉の入ったラーメンってあんまりぴんと来ないんですけど、ここの味噌ラーメンなら「あり!」って思いました。

らんちばさんがこの数年、「チャーシュー不要論」を唱えていますが、それに僕は新たに加えたいと思いました。

「チャーシューはいらない。ただ、肉は入れてほしい!」、と。

ラーメン好きって基本的に「肉食派」が多いと思うんですよね。(スープは肉系ですし)

お肉は、なんていうか、心を満たすものというかなんというか。。。

ドロドロっとしたラーメンだと、まさにチャーシューだとキツイのですが、こういう味のないお肉なら、ドロドロラーメンでも美味しくいただけると思うんですよね。

なぁんてことを、まさかブラチスラヴァで考えるとは、、、苦笑


ちなみに、日本のカレーもありました♪

下には、「鶏の照り焼き」まもでもが。

こちらのお店のシェフさんたち、この秋に日本に料理の勉強をしに、日本に行くんですって!!

凄いですね。気合いが入っています。

某店員さんは、「日本の料理と文化をしっかりと学びたい」、と言っていました。

なんか、日本に行くのが楽しみで楽しみで仕方なさそうでした。

ありがとうございます。

さらに、うどん、そば、焼き飯?!(ローストライス)もありました。

日本食をしっかりと出そうと努力している姿が確認できました。

僕が、求めているのはこういうお店なんですよ!!!!

日本人がやるわけでもなく、近隣のアジア人がパクるのでもなく、欧州の人が作る欧州のラーメン。

そういうラーメンを発見するのが、僕の「夢」であり、「使命」なんです。

Wabi Sabi。

侘と寂。

とても侘しいお店ではなかったですけどね。どっちかというとゴージャスな、、、

そして、寂しいお店でもなかったですけどね。とても枯れた感じはしませんでした(苦笑)

日本的な美的感覚を取り込もうと努めているのでしょうけどね。

ちょっと、わびさびかな?!

でも、パンダ?熊?みたいなモニュメントが邪魔。

なんか、ちょっと侘しい感があるかも?!

こちらは、ホテルの側からの入り口です。メインは川沿いの方。

これが、わびさびの世界だと思いますよー。

けど、これじゃ、レストランになりませんからね。難しいものです。

ちなみに、お店の前から川の対岸を撮ったものです。

あ、そうか、こういうわびさび的な風景を見ながらエレガントに食事をする、ってことか!(はい、違います)

オープンテラスになっていました。

なお、このお店の隣りはLONDON風のレストランでした。

日本料理店の隣りに、イギリス料理店。

面白いなぁー。そういう時代になったんですね。涙

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