この日は、東船橋方面へ出張…。
僕の仕事は「研究」「教育」なんだけど、それ以外の仕事が多すぎます(;;)
泣けてきます…(;;)
…
でも、泣いてばかりもいられない。
きっと、、、
神様が「出張先の近くのラーメン店としっかり出会うように」と言っているんだと思います(苦笑)。
出張がある、ということは、その出張先の近くのラーメンと出会う、ということです。
仕事のことはさておき、しっかりとラーメンと向き合うようにしたいと思います(爆)
…
さて。。。
今回は、「これぞ、昭和の食堂!」という、、、
するが台食堂
に向かいました。
google mapの画像のメニュー表に「ラーメン」の文字があったんです。
場所はこんな感じです。
食堂のラーメン…
「まだ見ぬラーメン」と出会うこと以上の喜びはありません。
いったいどんなラーメンと出会えるんだろう!?…
とにかく、レトロ感満載の素敵なお店でした。
凄いでしょ!?
これもメニュー板です。
平成の現代にあって、そのまま昭和が残された感じ!?
何から何まで、全部が昭和のまんま。
そのまま「タイムスリップ」した気分になります。
きっと、平成生まれの若者には、驚きだろうなぁ、と。
でも、40代以上の人なら、「ああ、これが昭和の食堂だよなぁ」って、、、
僕の心は軽やかに踊ります。
…
厨房には、シルバー世代の女性の店主さんがいました。
おひとりで切り盛りされているんですって。
5年ほど前に、創業した店主さんが病気で亡くなったそうです。
その時に、お店もたたもうかと考えたようですが、「私でもできるだろう」、と。
長年、故店主さんと二人三脚で営んできたお店です。
故店主さんの味を残し、少しでも長く営業していこうと決意されたそうです。
ここの全てのメニューが、故店主さんによって作られたものだそうです。
きっと、全部が奥様(現店主さん)にとっても「思い出の味」なんでしょうね(;;)
メニューです。
うーん、もう、この構成自体、昭和の食堂ですよ。
ミックスフライ定食が食べたかった、、、苦笑
揚げものが美味しいという声はネット上にもありました。
けど、僕はラーメンフリーク&ラーメンブロガー。
ラーメンを食べねばなりません。
けど、こういう食堂の場合、チャーシューメンがいいんです。
というわけで、チャーシューメンを♪
ジャジャーン!!!
来ました来ました!
昭和レトロな昔ながらのチャーシューメン。
いい雰囲気でしょー!?
こういうお店の雰囲気の中で、こういうラーメンが食べたかったんです。
これが、ラーメンの理想形なんですよね。
若いお店も、目指すは、ここなんじゃないかな!?
zoom up(!?)
スープを飲むと、
「うわ~、教科書のように、手本となるような醤油ラーメンだ…」
って、思いました。
これこそが、昭和のノスタルジックな醤油ラーメンですよ。
スープは結構甘みがあって、さっぱりとしたあっさり醤油味。
スープは、なんと豚骨(ゲン骨)を炊き出しているんですって、、、。
でも、臭みは一切なくて、すっきりとしています。
「うちの人(故店主さん)がかつては毎日ゲン骨を割ってスープを作っていました」
とのこと。
今は、一日に出る量も少ないので、冷蔵・冷凍して使っているそうです。
とにかく、すっきりとしていて、優しい味の醤油ラーメンでした。
チャーシューも、もちろん手作り、自家製です。
小さめのチャーシューで、余計な味つけはなく、食べやすいお肉でした。
これもまたいいなぁ。。。
麺はこんな感じです。
素朴で、優しくて、ノスタルジックな中華麺でした。
これが、昔のラーメンの味なんですよね。
流行りのラーメンや新店のラーメンもいいけど、
このお店のような素朴でレトロなラーメンもやっぱり食べ続けていきたい。。。
素朴なスープに、素朴な麺。
そして、亡きご主人の味を静かに守り続ける奥さんの一杯。
こういうお店との出会いに、僕は一番心動かされます。
…
するが台食堂には、是非、若い人たちに行ってもらいたいです。
家系だとか二郎系だとか、そういうラーメンだって、
こういうラーメンがあったからこそ、存在しているんですよね。
何にでも、「歴史」はあります。
ラーメンにだって、歴史があります。
こういうお店で、「かつての食堂」の「古き良きラーメン」を食べるのって、
なかなか経験できないし、これからはますます難しくなっていくと思います。
貴重な一杯だと思います。。。