人気の『塩つけそば』(700円) もう少し食べたい~ 焦らし~
今日は、出張で朝から大原方面へ♪ 今回の出張は車だったので、車でしかいけないラーメン屋に向かった。(同じ職場のSさんに運転してもらい、付き合ってもらいました♪)
いすみ市は、千葉県の真ん中よりやや下に位置しており、都内からだと電車で2時間くらい。車でも2時間はかかるかな。 しかし、この地域は、なぜだかハイレベルのラーメン屋さんが集まっているラーメン激戦区なのだ(ま、ある程度千葉のラーメンに詳しい人なら誰でも知っていることなんだけど)。すでに岬らーめんと地球軒には行っている。あと、一代系の『麺八戒』や、大原の『かいと』などがある。埼玉の比企郡に近い秘境的ラーメン地区なのだ。
その中でも、最も評価の高いラーメン店である『三軒屋』へ。国道沿いなのですぐに発見できた♪ このお店、オープンは2006年6月。ちょうど一周年の時期だ。
今回は、三つのラーメンを試した。
塩そばは、前評判どおり、かなり量の控えめな一杯で、ちょっとビックリ。麺も少なめ、スープも少なめ、具も控えめ、まさに『引き』のラーメンだった。だが、味は超洗練されたスタイリッシュでインパクトのある極ウマだった。透明でコクの深い味わいは、他に味わったことのない深い味だった。どうやら豚、鶏、牛を使っているそうだが、実によく統合された一体感を生み出したスープだ。甘みと旨味が見事に一体となっていて、グングン食べてしまうような一杯。なのに、量が少ないのですぐに終わってしまう。「ええ??もう終わり~~~ そんなの嫌だ~~」と叫びたくなるのだ。まさに「焦らしのラーメン」なのだ。ここまで焦らされるラーメンって他にないんじゃないか??っていうくらい。がゆえに、また来たくなる。これも戦略か?!
塩つけそばも抜群の味わいだった。まろやかでコクがあってパンチがあって品がある。品があるのに、中毒性がある。こんなに品のある旨いつけ麺はなかなかお目にかかれない。今年食べたつけ麺の中でも間違えなくトップクラスだった。ローストガーリックのくせのあるスパイスがさらなる旨味の追い討ちをかけてくる。・・・しかし、こちらも量が少ないので、あっという間に食べ終わってしまう。麺も上品な中細麺。ツルツルっとした食感はなんとも贅沢な気分になる。
さらに、限定のサラダラーメン、『シーザー風サラダそば』(そばって表記するんだ?!)(700円)も注文。こちらは「遊び心」たっぷりのサラダ風ラーメン。いや、ラーメン風サラダと言ったほうがいいかも。ベーコンの代わりにカリカリに揚げたチャーシューが入っていて面白かった。「カリカリチャーシュー」・・か。。それ以外にも、レタス、バジル、水菜、トマトがふんだんに盛られている チーズ、ゴマの味わいも若干だが感じられた。印象としては、マヨネーズ和え麺って感じで、さっぱり食べられた。そうだ、このサラダラーメン、新しい和え麺なんだな。。。マヨネーズ和え麺、これ、意外と今年の流行のポイントをおさえているかも。
いや~、正直に言って、かなり感動した。イメージとしては中村屋やちゃぶ屋で食べたときの感動に近いかな。「普通に旨い!」。 贅沢な食材を使っているんだろうな?!と思ってしまうほどにパーフェクトな出来。そして、満腹にさせない焦らしのアプローチ。(足りない人には無料で替え玉を提供してくれる!) そうそう、ここの店主、どうやら「俺の空」、「ちゃぶ屋」、「牙(閉店)」で修行された方らしい。味の系統からいって「ちゃぶ屋」のラーメンがモチーフになっているように思われる。洗練されていて、スマートで、あっさりしていて、パンチがある。このラーメンを男性に喩えると、超女泣かせのイケメンって感じかな。女をおとすテクニックのある余裕と自信のある男って感じ?!なんじゃそりゃ・・・
最近、ホントいいラーメン屋さんに出会えているなあ~~ 読むはずもないだろうが、石神さん! ここ、絶対いいんじゃないんですか?! 是非石神本に~!
らぁ麺三軒屋
いすみ市岬町江場土2217-2
0470-87-9455
11:30-14:30 16:00-22:00
11:30-22:00(土曜日)
木曜日OFF
オフィシャルHPはこちら