銚子ラーメンツアー二軒目は、老舗の『中華ソバ坂本』。
僕は、かなり久々の再来で、二度目です。
前回は、2006年4月ですって(●。●;)
…ずいぶんと経ったなぁ。。。
この坂本は、色んなところで噂を聞きます。
とにかく謎が多く、また、評判もとってもよいのです。
が、あんまりメディアや雑誌なんかでは紹介されません。
地元の人の評価は異常なまでに高いんです。
ただ、前回が2006年で、その味はほとんど覚えていません。
なので、再訪は念願であり、一つの夢でもありました。
その外観からして、「名店」の香りがします。
店内も含め、地方の名店とかなり似通っています。
店内は、入った人にしかわからない個性的な空間になってます。
メニューはこんな感じです。
『ラーメン』(420円)は絶対食べるとして、もう一杯はどうするか。
目をひいたのが、『ゴマラーメン』でした。
お店の人に聞くと、なんと『タンタンメン』なんだそうだ。
知らなかった。坂本にタンタンメンがあるなんて、、、
いったいどんなタンタンメンなんだ?!
勝タンならぬ、銚タンがあるのか??
それとも普通のタンタンメンか??
待つこと数分。
こちらが、看板の『ラーメン』です!!!
昆布がトッピングでついています。
メンマ、チャーシュー、なると、ほうれん草、
もう、中華そばの王道トッピングですね。
見た目も恐ろしく美しい。素晴らしいんです。
味は、想像していた以上に名店の味わいでした。
煮干しと昆布のダシがばしっと効いたあっさり醤油ラーメン。
でも、「和風」って感じじゃない。「中華そば」としか言いようが・・・
イメージ的には、岩手の中河かなー。
味は違うけど、イメージ的には、まさに「千葉の中河」って感じ。
お見事な一杯です。佐々木さんにおススメしたい一杯ですね。
とにかくバランスが素晴らしくよくて、
何かが突出しているわけじゃない。なのに美味しさは格別。
深みのある味って書くと、薄っぺらいけど、まさに深い味わい。
こういうラーメンこそ、やはり「理想の一杯」なんだと思う。
で、『ゴマラーメン』。
(ネットでは、こちらで唯一紹介されています)
見てください! この独創的な色合い。
いわゆるタンタンメンでもなく、また勝タンでもなく、
また、川崎ニュータンタンメンでもないここならではのタンタンメン。
スープはおそらくラーメンのスープと同じだろう。
それに、ラー油、擦りゴマがたっぷり入っているようだ。
それなりに辛いんだけど、ダシの旨みをしっかり感じます。
辛さよりも、ラーメンっぽさをしっかり感じるスープなんですね。
ゴマの風味はそれほど強くはないです。
すごいたっぷりゴマが入っているけど、スープを邪魔してません!
これは、新しい!
銚子タンタンメンっていうジャンルはないけど、
第二の千葉地タンタンメンになり得るポテンシャルはもっていると思った。
いや~、たまげました。
フロアに若い女性のスタッフがいました。
彼女、なんと、坂本の三代目、現店主の娘さんらしい。
それよりなにより、もう三代目の代にまでいってることがビックリ。
銚子でラーメン屋さんになって、早50年以上。
この辺では、完璧に老舗ラーメン店に該当するでしょう。
ますます応援したくなりました。
***
keiの独断と偏見をもって言えば、
坂本は、紛れもなく、千葉県内でナンバーワンクラスの名店だと思います。
梅乃家や江ざわ、はらだといった名店もあります。
が、いわゆる「中華そばの名店」に最もふさわしいのはここだと思うんです。
大塚支店も名店だとは思います。歴史もあります。
が、坂本は、全国的な視点でいうところの「名店」に該当するはずです。
今日、それがはっきりと分かりました!